~セルフモチベーションの育て方~
人を育てるというのは、大変なことだ。言うまでもない。
大変な理由はいろいろだが、特に手を焼くのは、
『自分でない他者を動かし変えること』なのではないかと思う。
自分の“普通”は、隣の人の“当たり前”では、ない。
自分の“面白い”は、隣の人の“楽しい”では、ない。
共に人生を歩もうと誓い合った連れ合いですら、
自分のDNAを受け継いだ子どもですら、
脱ぎ捨てた靴下を洗濯機まで持って行かせるという、ほんのちっぽけな育成が難問。
溜まった夏休みの宿題に取り掛からせるのは、それはもう大変な力業なのだ。
“いわんや、縁あって、同じ会社の同じ組織に属することになった他人をや”
では、上司が部下を、先輩が後輩を育成するなんて絶望的?
私はそうは思わない。
ただし、そこには重要なポイントがあると思っている。
そのキーワードとは、「セルフモチベーション」。
育成する対象、つまり、部下や後輩が、
『自分自身で
・自分は、その組織の成果に貢献できる
・その仕事には価値を感じられる、誰かの役に立てる
・目標達成を通じて、”ありたい自分”になれる
と感じられること』である。
自分で自分を励ませるように。自分で自分を動機づけできるように。
周囲ができることは、そう思えるように環境を整えることであろう。
1歳の子どもは、何故、転んでも転んでも立ち上がろうとするのか?
”自分自身で”
・できることが増える
・周囲の人が喜んでくれる
・そうなりたい
と思うから。だから、痛くても、楽しそうなのではないか。
「少し背伸びの仕事」頑張れば届きそうな仕事を、
なるべく自分で考えるような機会(チャンス)を与えて、
それが、組織の成果につながって、人の役に立てて、楽しいと思えると、
人は、自分で成長したいと思い、そこに向かっていける。
と私は本気でそう思っている。
ちょっと背伸びの仕事に段階的に取り組むことで、
セルフモチベーションを保つ仕掛けを考えている。
長くなったので、その仕組みと段階的に成長させるカリキュラムについては
またの機会に。
- モチベーション・組織活性化
- コミュニケーション
自分の弱みは、できれば見たくないもの。
受け取りやすいツールで
自身の強み・弱みに”気づき”
行動を変えるキッカケを
知識ではなく、実感、体感、経験をお伝えしたいと思っています。
岸川 里枝(キシカワ リエ) 株式会社ビジネスパスポート コンサル・商品企画部 マネージャー
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