あなたと、あなたの周りは元気ですか?
こんにちは。
Beスタッフィングで講師を務める、平野です。
ハラスメント、メンタルヘルスの研修を行う傍ら、産業カウンセラーとしてカウンセリングや面談も対応しております。
前向きな気持ちで活躍していってほしいと思う反面、大きな環境の変化はストレスを感じずにはいられません。
先日、【あなたと、あなたの周りは元気ですか?】のタイトルの研修を行いました。
ストレスを抱えて疲れている人のそばにいる人達が、何とかサポートしてあげたいけど、どうしてあげたら良いのか分からない。また、一生懸命対応しているのだけれど、自分が疲れてしまって辛い・・・といった課題に対し実施した研修です。
実際、周囲の人にどう手を差し伸べて良いのか、何を言うべきか、と不安になっている人は多くいらっしゃると思います。
まず、ストレスを抱えると何が起こるか?というと脳のエネルギーが不足してしまうのですね。
1日の仕事や活動でエネルギーを消費しますが、しっかり深い睡眠を取る事で毎日充電を行って、また
次の日に備える。それを私たちは繰り返しています。
しかし、ストレスが溜まって来ると、クヨクヨ悩んだり、悪い妄想がどんどん膨らんで、睡眠の質が悪くなり、
充電が中途半端に。しかしエネルギーは消費する。つまり、電池の残りが少なくなり、それが続くとガス欠状態になります。これがメンタル不調。
一旦ガス欠になると、フル充電するのにかなりの時間を必要とする為、なかなか立ち直るのが難しくなってしまいがちです。何よりも、質の良い睡眠を毎日取ることが基本ですね。
近くで苦しそうにしている人がいたら、「しっかり深く眠れているのか」聞いてあげてください。眠りが浅い、とか、何度も目が覚める、もの凄く早い時間に目が覚めて眠れなくなる。という人は要注意。話を聴いてあげた後、会社の相談窓口や産業医の先生へのホットラインがあれば、相談してみる事を勧めてください。
人は誰かに自分の事を分かって貰える、話を聴いてもらえるだけでも勇気を貰えます。アドバイスはしなくて良いので、「そうか、辛いよね」「抱え込んでしまったんだね」「人間関係で困ってるんだ」と気持ちを受け入れて共感してあげてください。
優しい人に限って、人の悩みを自分の悩みに置き換えがち。相手の悩みを解決できない、良いアドバイスが出来ない自分が情けない、とか何もしてあげられない。とサポートする側が悩みを抱えてしまう事がありますが、本末転倒です。
【解決してあげよう】と思うと、気の利いた事が言えない。と、話を聴くことも怖くなります。事実、人の悩みを誰かが解決することは難しいので、【分かってあげる】事が大切です。
医師でも不調を抱えている全ての人を救うことは出来ないそうです。ましてや素人の我々に何が出来るか、と言えば、寄り添って声をかけてあげて、話を聴いて共感することくらいです。
『話を聴く』だけで、実は十分サポートをしている事になります。手を差し伸べたいのであれば、「私でよければ、話を聴くことは出来るよ」と、声を掛けてください。
そして「話してくれてありがとう。気の利いた事が言えなくてごめんね」で十分です。
一番大事なのは、躊躇して関わることを放棄する事。皆さんからの声掛けが何よりも重要なサポートです。
あなた自身と周りの人を大切に。
- モチベーション・組織活性化
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●東海エリアの官公庁・団体はじめ、大手・中堅・中小のメーカー・流通小売・販売・サービス業への講師・講演実績多数。
●職場活性化、定着率向上、職場のモチベーションアップ等に向け、マナー、メンタルヘルス、コミュニケーション、コーチングや心理学のエッセンスを取り混ぜ、効果の高い研修を実施。
平野 睦(ヒラノ ムツミ) 専任コンサルタント兼講師
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