力、抜けてる?その2
東京はこの一週間ですっかり寒くなってきました。
爽やかな天気が続く日が少なく、「○○の秋!」が満喫できません。
「食欲・読書・スポーツ・芸術・行楽・睡眠・・・」
秋って食べても寝ても運動しても何をしても気持ちいい季節なのに
気がつけば一気に冬になっているのでしょうね。寂しい。
そんな秋には力を抜いて楽しもう!ということで先週のメルマガ
だったのですが、補足しておきたいことがあったので連載にして
みました。400号を超えるこのメルマガでの連載は珍しいのですけれど。
力を抜いて大きな力を発揮するためには、ただ力を抜けばいい。
ということではなく、2つの大事なことがあったなと思い出しました。
まず、基礎力をつけるためには練習すること。
スイミングを例に挙げましたが、力を抜いて本領を発揮するためには、
やっぱり基本的な筋力が必要で、それは力を入れてちょっと無理をして
鍛えていかないと体を作ることができません。
そして、考えること。
基本的な筋力を持った上で、どこに無駄な力が入っているか、どこの
力を抜いたらいいのかを考えて、やってみてまた考えること。
何も考えずにただ脱力していても力は発揮できない。
仕事もそうですよね。基本的な知識や経験は必要で集中して学んだり
経験することから逃げてはいけないし、さらに日々アップデート
しておかないと取り残されてしまう。
そのために大事なことは、日々の積み重ねを楽しめるか。
辛いこと、楽しくないことはは続きませんからね。
そのベースの上で、「力を抜く」ことで、大きな力を発揮できる。
そろそろランニングを再開しますが、ここに書いたことを実践して
東京マラソンで記録目指します!
【今週の1冊】
「不毛地帯」
1976年前半 1978年後半 山崎豊子/著 新潮社
最初に読んだのは中学生の時か高校生の時。11年のシベリア抑留を経て
日本に戻って商社に勤務。大本営参謀の能力を生かし、大きな商談を
まとめて商社トップまで上り詰め(社長にはなりませんが)、という
ストーリーは知っている人も多いでしょう。
そう、最初に読んだときはそのスケールの大きさに圧倒されました。
シベリアの捕虜生活に自分は耐えられるのか。世界を股にかけた仕事って
カッコイイ!
期待して読んだ今回。全く違う感想になってしまいました。
壱岐(主人公)に共感できない。企業の在り方もおかしくない?と。
全くガバナンスが効いておらず、王様のように振舞う社長。
その社長の座を狙う副社長の茶坊主の常務取締役。
幹事長お気に入りの孔雀の餌の下に札束を忍ばせる壱岐。江戸時代か!
落ち目の日本企業を外資系と提携させるために日本に呼んだ外資系の
調査団に「うちの財務諸表見ても実態なんてわからない」と誤魔化す
販売会社社長と壱岐のメンバー。コンプライアンスも何もない。
小説ですからね。
1973年から連載始まったようなので約50年前の話だと思えば、
この50年で日本企業もまともになってきたからの違和感でしょうね。
- モチベーション・組織活性化
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新入社員研修から役員研修まで、お客さまのニーズに即したプログラムを企画・実施します
「階層別研修であってもパッケージ化はしたくない」という信念のもと、実施対象者の課題や成長目標をその都度伺った上でオリジナルプログラムの研修を開発・提供しています。
岩野 敬一郎(イワノ ケイイチロウ) 株式会社アクシア 代表取締役
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