見ている世界が違う
※このメルマガは2020年9月に配信したものです。
今週も台風が直撃。それほど大きな被害は出ませんでしたが、
備えあれば憂いなし。台風は予期できる災害でもあるので、
事前の情報とそれに合わせて対策を取りやすいですが、ここまで
災害に見舞われるといつ何が起こっても大丈夫という心の準備も
欠かせませんね。
そんな週末に数十名の高卒社員を対象にした研修を実施しました。
4月は集合研修を行うことができなかったので、仕事に向き合う姿勢を
改めて確認。
そんな彼らに言葉が届くように、共通の話題はないかと考えて、
最近のテレビドラマで何を見ているか聞いてみたところ、、、。
何も見ていない!
半沢直樹が数人いた程度で、他のドラマは壊滅。仕事のシーンが
出ているので話題にできるかと思ったのに撃沈。
聞いてみると自分の好きなジャンルを選んでYouTubeなどの動画を
見ている。好きなものはトコトン見るけどそうでないものには見向きも
しない。そこに彼らの大きな大きな可能性を感じました。
好きなジャンルを好き詰めるエネルギーがあり、そのための行動が
取れている。そこに仲間がいて一緒に深めることができているし、
他のジャンルを好きな人を否定しないし、好きなものがあるという
ことで認め合っている。すごいぞ若者!
1週間前には同年代のお客さんと半沢直樹で大盛り上がり(セリフまで)
していた世代とはもう世の中変わってきているのですが。
彼らの目には何が写っているのか深く知りたい。
【今週の1冊】
「青の時代」
1950年 三島由紀夫著 新潮社
三週連続三島由紀夫。続けて読むと馴染んできますね。
特に最初に春の雪を一行一行噛み締めながら読んでいたので、
青の時代はその重たさがなく、軽快といえば軽快だが、熟成が
足りない印象。それはそれで面白いのですが。
人物描写、心理描写は面白い。女性に対する男性の心理。
これを女性はどのように受け止めるか聞いてみたい。
「こんなこと考えてるの?めんどくさ」と言われそうな気がする
けれど。
時代背景を調べてみると、題材になった光クラブ事件の山崎と
三島由紀夫は東大の同学年で知り合い(友人?)だったとか。
それを知るとまた違う景色が見えてきます。
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「階層別研修であってもパッケージ化はしたくない」という信念のもと、実施対象者の課題や成長目標をその都度伺った上でオリジナルプログラムの研修を開発・提供しています。
岩野 敬一郎(イワノ ケイイチロウ) 株式会社アクシア 代表取締役
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