すぐ役に立つこと、立たないこと

すっかり秋めいてきた8月の終わり。台風が来なければ
一番好きな季節です。秋は美味しい食べ物が増えますからね。
今年の夏は天候不順で運動できず、このままでは体重増加が
怖いですが、、、。

そんな秋は食欲の秋、スポーツの秋、読書の秋、芸術の秋、
そして「研修の秋」。9月10月11月は研修オンシーズン!
そのせっかくの研修で何を学ぶかは、学ぶ意欲が決める。
と言うと誤解を受けるかもしれないのですが、それが真実
なのです。さらに研修ではすぐに役立つことは学べないこと
も事実。すぐに役立つこと=今の業務に必要な知識やスキル
は仕事を通して、あるいはOJTで、あるいは自ら学ぶことが
基本。集合研修で学ぶことは、”これから必要なこと”であり、
”時間をかけて習得していくこと”ですから。
マネジメント研修受講してすぐに素晴らしいマネジャーに
なる人いませんからね。

つまり、すぐには役に立たないけれど、今から学び始め、
研修でヒントをもらい、実践して、自己学習すれば必ず
習得できるものが研修には溢れているのです。
そして、目の前のことではなく、先のことのために今の
自分の時間を使う価値がわかっているかいないか。が
学びの大きさを決めてしまう。だから学ぶ意欲(=学ぶ姿勢)
が決め手になるんです。

ということで、すぐに役に立たないことが実は大事なのかも
ということで、次の本は”究極の恋愛小説”との帯に惹かれた
本を読んでみます。


【今週の1冊】

「大地」
初版1931年 パール・バック著
1954年 新潮文庫

小学生の時に読んだ一番の大作。中国の国土の広さと
人の生き方に感動した記憶があるのですが、細かいことは
覚えておらず、とにかくのめり込んで読み切った感が
ありました。
45年ぶりの再読。

小学校の時とは違いますね。当たり前ですが。
中国の歴史だけでなく、働いて、会社を経営して、結婚して
子供ができて、いろいろあって、と人生経験を積んでから
読むと共感できる事がたくさん。一人ひとりの人物描写や
社会の成り立ち、世の中の動き、どこを読んでも面白い。

人の営みっていつの時代もほんと、変わらないものですね。
 

  • モチベーション・組織活性化
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新入社員研修から役員研修まで、お客さまのニーズに即したプログラムを企画・実施します

「階層別研修であってもパッケージ化はしたくない」という信念のもと、実施対象者の課題や成長目標をその都度伺った上でオリジナルプログラムの研修を開発・提供しています。

岩野 敬一郎(イワノ ケイイチロウ) 株式会社アクシア 代表取締役

岩野 敬一郎
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