世の中は変化していく。働き方も
今回の3連休も天気に恵まれませんでした。
快晴の秋空が恋しい!と今年は心から、体から
熱望したくなるほど、8月終わりから青空から
遠ざかっています。
そんな3連休に入る直前、過労死の報道がありました。
昨年電通に入社したばかりの新入社員。入社1年目の自殺。
どうしてこのようなことがなくならないのでしょうか?
仕事って命を削ってまでやるものなのでしょうか?
なぜそこまで追い込んでしまう組織がなくならないので
しょうか?残念でたまりません。
この件に関して、昔はもっと働いていた。自分の若い頃は
というコメントも多くあり、このような感覚の方が多い
ことも残念です。
時代が違うのです。
人は時代の中に生きているのです。
そして、人はその時代に順応して生きています。
週休2日が一般的になる前、多くの企業は土曜日も出勤日。
土曜日に働くことに異議を唱える人はいませんでした。
男女雇用機会均等法ができる前、結婚したら女性が退職
することが普通でした。(寿退社という言葉がありました)
それに異議を唱える人は少数でした
(それが良い悪いということとは関係なく)
今、この瞬間でも世界を見渡せば、日本と異なる働き方を
している社会はたくさんあります。そしてみんなその中で
順化して働いています。生きています。
昔はこうだった。ということを言っても全く意味がない
のです。
多様な生き方、働き方が増えてきて、そのような他者の
働き方が見えるようになってきた今、みんなもっと人間的
な生活をしているのに、なぜ自分だけ?と無自覚でも
頭の片隅で考えてしまう、そんな気持ちがあるだけで、
仕事に対する負担感、重さが違うのです。
過労は、物理的な体の疲れだけでなく、頭の中で作られる
のです。自分で納得できているかどうか、ということなの
です。社会は変化してきているのです。
この社会の変化にもっと敏感であって欲しい広告代理店が
こんな働き方を強要していることが残念でたまりません。
今、社会が向かおうとしている働き方は”時短”。会社に
拘束される時間は短く、です。しかし、会社に拘束される
時間が短くなったからと言って、遊びなさいということ
ではありません。
”仕事”を少し離れて、もっと自分自身のために使える時間を
増やす。ということなのです。
その時間を何に使うのか。まさにそこが問われる時代に
なってきているのです。この流れを理解できていない人
たちは、まだ会社に拘束しようとするし、拘束されない
人をサボっていると判断してしまいます。
時代に敏感で、自ら変化できる人はこの流れをつかんで、
さらに自分を磨くことに時間を使うことができるでしょう。
しかし、「昔は・・・」とか。「自分の若い時は・・・」
「最近の若者は・・・」と言っている人は、本当に気を
つけないと、このような出来事の加害者になってしまう
可能性があるということを自覚しなければいけません。
二度とこのような出来事が起こらない社会にしていきたい
そう願います。
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岩野 敬一郎(イワノ ケイイチロウ) 株式会社アクシア 代表取締役
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