チームには何故理想が必要なのか?
皆様、こんばんは。
私株式会社ソリューションの城と申します。
本日から定期的にこちらへ、記事をアップしていこうと思っております。
人事制度や、組織論を詳しく綴っていくというよりは、”私自身の組織の中での実体験からの気づき”や”組織づくりをしていく上での失敗談”や”目指していきたいチームの在り方”について書いていこうと思っております。
宜しくお願いします。
私は2019年の4月から大阪の責任者として就任したのですが、そのときに、福岡の責任者の柴田という人間から、チームの理想は描いた方が良いよと言われました。(柴田もこちらのHPでコラムを掲載しております)
私は夢を持って、熱く語れる人間ではなく、むしろ、極力そういうことはしたくない…というタイプなので、当時は、正直別にわざわざつくらなくても良くない?って思っていました(笑)
当時の私はなんとなく、チームに理想があった方が、メンバーが目指すべき方向がわかるからというよくある本に書いてあるようなことでしか理解できていませんでした。
ただ、結論から申し上げますと、理想の状態をつくっておいてよかった!と思いました。
実は、それまでの大阪拠点としての風土はこんな感じでした。
チームに理想がないことで
・仕事へのスタンスがバラバラ⇒それをお互いに指摘し合わない
・達成するために現実的な計画を立てたら、誰もわくわくしないような計画になっていた
・メンバーの現実的な意見を尊重しあって計画を立てたら、目標達成が遠のいた
・お客様の意見を優先して、チームとしてのルールが無視される
・目標を達成したとしても、喜び合えていない…
チームに目指すべき理想がない場合、発生するのは近視眼的かつ現実的な積み上げの仕事でしかなくなるからだと、気づきました。それでは、ゴールにたどり着くかつかないかわからない仕事になってしまうので、ずっとだらだらと走り続けた状態。
チームメンバーはベストを尽くしたつもりでも。何故か達成感がない、もしくは凡庸な結果しか生まれない。というバッドサイクルに陥っていたと思います。
それから半信半疑でチームの理想を掲げ、走ってみての1年間の中での変化としては、拠点の風土が変わりました。
なぜ風土が変わったかと言うと、理想を基に、メンバー同士のコミュニケーションが行われたからです。
大阪拠点としての理想は、【プロ集団になる】でした。
それに基づいて、メンバー同士が、「それってプロとしてどうなの?」「それはプロとして良い仕事をしたね!」とここを基準にメンバー同士が関わってくれました。
そうすることで、無難な選択や計画ではなく、理想ありきの計画となり、みんながコミットするようになったのです。
この実際の経験から、チームに理想を掲げる必要があるのは、風土をつくることに直結しているからだと、自信をもってお伝えできます。
次回の記事は、この内容の第二弾として、理想は、メンバーと一緒に考えたらいけないというテーマで書いていきます。
お楽しみに!
- キャリア開発
- リーダーシップ
- コーチング・ファシリテーション
- チームビルディング
- コミュニケーション
今思っているものよりも、きっと想像以上の世界がある。
我々は組織の『潤滑油』として、お客様がつくっていきたい・実現していきたい環境に対して、誰よりも一緒に共感できる「感性」を持った社員たちばかりです。そういったコンサルタントが関わらせていただき、経営者様の大事にしていきたい考え方を形にします。
城 麻実(ジョウ アサミ) 株式会社ソリューション 大阪拠点責任者
対応エリア | 近畿(滋賀県、京都府、大阪府、兵庫県、奈良県、和歌山県) |
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所在地 | 大阪市中央区 |