フォロワーシップのスイッチを入れる【Episode.1】
思うように意思疎通ができないリーダーとメンバー。
互いに、自分が生きてきた時代背景で培ってきた価値観を押し付けてしまいスレ違いが生じます。
そこで、今回は若手社員の視点に立って彼らのやる気スイッチがどのようにしてONできるのか考察してみました。
勿論、これは空想ではなく、若手社員研修や実際に関わった中での彼らの変化を洞察して得られた知見に基づいています。
全3回に渡って彼らの変化を追っていきます。
みなさんも一緒に考察してみてください。
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悔しい……!!
ほとんど無表情だった若手社員の表情が一変する。
何度、チャレンジしても成功しない。
こんなに自分たちは指示されないと動けないのか……
こんなに自分たちは指示されることに馴らされていたのか……
今までの達成感は言われたことを、ただ実行しただけの自己満足だったのか……
大きな挫折もせず、目の前の課題をそつなくこなす。
他者評価は分からないが自分ではそれなりに出来ていると思う。
そんな自負が何となく、あった。
仕事も会社もそれほど楽しくないが、そんなものだと考えている。
波風を立てるのも嫌だし、表面的には周りに合わせて、進む。
上司からは「もっとチャレンジしてほしい」
「もっとモチベーション高く取り組んで欲しい」と言われるが、
なぜそうしなければならないのか、分からない。
それに、そう言っている上司もチャレンジしているように見えない。
そもそもチャレンジしたからと言って、給料が上がるわけでもない。
また、憂鬱な日がやってきた。研修の受講日。
今日はチームビルディング研修だそうで、組織作りの研修だそうだ。
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……今回はここまで。
さて、若手社員の意識は変化するでしょうか?
皆さんなら彼にどのような言葉をかけますか?
何が彼らのやる気スイッチをONにするのでしょう。
次回は、講師の言葉であることに気付かされる若手社員の様子を見ていきます。
- モチベーション・組織活性化
- リーダーシップ
- コーチング・ファシリテーション
- チームビルディング
- コミュニケーション
日本における「チームビルディング」第一人者。人を育て、信頼を生み、成果を出すチームの創り方、“斉藤式チームビルディング”をお伝えします。
富士通、SIベンダー等において人事・人材開発部門の担当および人材開発部門責任者、事業会社の経営企画部門、KPMGコンサルティング(現 Bearing Point)の人事コンサルタントを経て、人材開発コンサルタント。
齋藤 秀樹(サイトウ ヒデキ) 一般社団法人 日本チームビルディング協会 代表理事
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