無料会員登録

日本の人事部への登録は45秒で完了!
※登録内容はマイページで確認・変更できます。

※「@jinjibu.jp」からのメールが受信できるようにしてください。

既に会員の方はこちら

または各SNSで登録

日本の人事部があなたの許可無く投稿することはありません

既に会員の方は
こちらからログイン

ログイン

無料会員登録

不正な操作が行われました。
お手数ですが再度操作を行ってください。

会員登録完了・ログイン

ありがとうございます。会員登録が完了しました。
メールにてお送りしたパスワードでログインし、
引続きコンテンツをお楽しみください。

無料会員登録

不正な操作が行われました。
お手数ですが再度操作を行ってください。

会員登録完了・自動ログイン

会員登録とログインが完了しました。
引続きコンテンツをご利用ください。

マイページ

会員登録済み


選択したSNSアカウントは既に会員登録済みです。

「2025年の崖」問題から見たシステムの見直し

日本企業は今、選択に迫られている。

「2025年の崖」と呼ばれる問題をご存じだろうか。2018年9月7日に経済産業省が発表した、「DXレポート~ITシステム『2025年の崖』克服とDXの本格的な展開~」※1にて、日本企業が保有する既存の基幹システムの複雑化・老朽化・ブラックボックス化によりデジタル・トランスフォーメーション(DX)が進まず、2025年から2030年の間に最大で年間12兆円の経済損失が生じる可能性が指摘されている。

--

「2025年の崖」問題の原因は以下のとおりである。

◇企業内の事業部ごとに既存システムを最適化しようとカスタマイズをし続けた結果、システムが複雑になってしまった
◇複雑になった既存システムを熟知している技術者は既に退職しており、さらに新しい世代へと技術継承が進んでいないために、既存のシステムの保守ができない、運用に多くの費用がかかってしまう
◇各システムが連携されていないためにデータの一元管理ができておらず、データ活用が進んでいない
以上の原因から、DXが進まないために、顧客ニーズや外部環境の変化に対して迅速・柔軟にビジネスモデルを適応させることができずに、国際市場での競争に敗北してしまうのである。そこで、国際競争力の低下を引き起こす「2025年の崖」問題への対策の一つとして、基幹システムの見直しがある。

--

そもそも、システムにはオンプレミス型とクラウド型の2種類の型がある。オンプレミス型とはハードウェアや設備を自社で保有・運用するシステムを指し、クラウド型とはクラウド事業者がサービスを提供し、利用者が外部ネットワークで運用を行うものを指す。 この2種のうち、「2025年の崖」問題への対策として最適なシステムはクラウド型であると考えられる。クラウド型のメリットは以下のとおりである。

◇サーバー構築等の必要がない
◇自社開発するよりも初期投資が安いので乗り換えやすい
◇自社要件に合わないシステムであれば、より自社にあった別システムに乗り換えが可能
オンプレミス型・クラウド型から新たにオンプレミス型への乗り換える場合、サーバー構築から始めなければならず、さらに社内でシステム構築をするため、要件・機能が複雑化しやすい特徴がある。さらに構築するために莫大な費用が掛かり、減価償却を考えると容易に乗り換えはできない。

--

ただし、クラウド型システムにも課題は残っている。データがシステムごとに管理される場合が多いことである。

せっかく要件を満たしたシステムを導入出来たとしても、システムが相互に連携出来ていなければ、システムごとにデータ管理をすることになってしまう。それにより、同じデータを各システムに登録する必要があるので、どのデータが最新のものかわからない、さらに打ち間違いによりデータの整合性が取れなくなる危険性がある。そのような状況下では、データの一元管理によって可能であるデータ活用は期待出来ない。

では、どうするべきなのか。クラウド型システムでのデータ活用には、一つのデータベースを構築することが必要である。例えばバラバラになっているクラウド型システム同士をCSV連携で繋ぎあわせ、データを相互に連携することは可能である。しかし、CSV連携では、データを一度取り出す手間があるために、大量のデータを別システムに移行させるには、手間が増える上に時間がかかってしまう。したがって、API連携で迅速に情報を共有出来たほうが、データ活用や分析により多くの時間を費やすことができるため、1分1秒が勝敗を左右するこの国際競争に勝ち残ることができると考えられる。だが、現状クラウド型のシステム全てが汎用APIを搭載しているわけではない。今後のクラウド型システムの展開を考えていくと、この機能は搭載すべきではないだろうか。

--

「2025年の崖」問題は、保守運用が容易にできる要件に合った新しいシステムに乗り換えるとともに、容易に連携ができるシステムを選択することでデータの一元管理を可能にすることが解決の糸口になるのではないか。

さらに、一元管理されたデータを活用できる人材・組織の育成も忘れてはいけない。データ活用やデジタル・トランスフォーメーションという言葉を頻繁に耳にするが、分析やデジタル・トランスフォーメーションを推進するのは、人である。この分野での担当者の成熟が必要である。

  • 経営戦略・経営管理
  • モチベーション・組織活性化
  • 人材採用
  • 人事考課・目標管理
  • ロジカルシンキング・課題解決

私たちは成果創出に寄与する活性化施策を提供することを通して、躍動感溢れる未来を創造していきます。

株式会社アクティブ アンド カンパニー 代表取締役社長 兼 CEO
株式会社日本アウトソーシングセンター 代表取締役社長

大野順也(オオノジュンヤ) 株式会社アクティブアンドカンパニー 代表取締役社長 兼 CEO

大野順也
対応エリア 全国
所在地 千代田区

このプロフェッショナルのコラム(テーマ)

この記事をオススメ

あなたのオススメとして、ニックネーム、業種、所在地(都道府県まで)が公開されます。
※コメント入力は任意です。

オススメ
コメント
(任意)
■コメント投稿に関するご注意
以下に定めるご注意をご承諾の上、コメントを投稿してください。

1.
記載されている記事や回答の内容に関係のないコメントは、ご遠慮ください。
2.
以下の内容を含んだコメントの投稿を禁止します。『日本の人事部』事務局が禁止行為に該当すると判断した場合には、投稿者に通知することなく、コメントを削除または修正することもございます。予めご了承ください。
・第三者の名誉または信用を毀損するもの
・第三者を誹謗・中傷するもの
・第三者の名誉、信用、プライバシーを侵害するもの
・第三者の著作権等の知的財産権を侵害するもの
・第三者の権利または利益を侵害するもの
・公序良俗に反する内容を含んだもの
・政治活動、宗教、思想に関する記載があるもの
・法令に違反する、または違反のおそれがある記載のあるもの
・差別につながるもの
・事実に反する情報を記載するもの
・営利目的の宣伝・広告を含んだもの
・その他、内容が不適切と判断されるもの
3.
氏名・住所・電話番号などの個人情報を記載すると、トラブルに繋がる可能性があります。絶対に記載することのないよう、ご注意ください。
4.
掲載されたコメントにより発生したトラブルに関しては、いかなる場合も『日本の人事部』事務局では責任を負いかねますので、ご了承ください。
5.
ご投稿いただきましたコメントは、『日本の人事部』や、当社が運営するウェブサイト、発行物(メールマガジン、印刷物)などに転載させていただく場合がございますので、ご了承下さい。

コメントを書く

あなたのオススメとして、ニックネーム、業種、所在地(都道府県まで)が公開されます。

コメント
■コメント投稿に関するご注意
以下に定めるご注意をご承諾の上、コメントを投稿してください。

1.
記載されている記事や回答の内容に関係のないコメントは、ご遠慮ください。
2.
以下の内容を含んだコメントの投稿を禁止します。『日本の人事部』事務局が禁止行為に該当すると判断した場合には、投稿者に通知することなく、コメントを削除または修正することもございます。予めご了承ください。
・第三者の名誉または信用を毀損するもの
・第三者を誹謗・中傷するもの
・第三者の名誉、信用、プライバシーを侵害するもの
・第三者の著作権等の知的財産権を侵害するもの
・第三者の権利または利益を侵害するもの
・公序良俗に反する内容を含んだもの
・政治活動、宗教、思想に関する記載があるもの
・法令に違反する、または違反のおそれがある記載のあるもの
・差別につながるもの
・事実に反する情報を記載するもの
・営利目的の宣伝・広告を含んだもの
・その他、内容が不適切と判断されるもの
3.
氏名・住所・電話番号などの個人情報を記載すると、トラブルに繋がる可能性があります。絶対に記載することのないよう、ご注意ください。
4.
掲載されたコメントにより発生したトラブルに関しては、いかなる場合も『日本の人事部』事務局では責任を負いかねますので、ご了承ください。
5.
ご投稿いただきましたコメントは、『日本の人事部』や、当社が運営するウェブサイト、発行物(メールマガジン、印刷物)などに転載させていただく場合がございますので、ご了承下さい。

問題を報告

ご報告ありがとうございます。
『日本の人事部』事務局にて内容を確認させていただきます。

報告内容
問題点

【ご注意】
・このご報告に、事務局から個別にご返信することはありません。
・ご報告いただいた内容が、弊社以外の第三者に伝わることはありません。
・ご報告をいただいても、対応を行わない場合もございます。

プロフェッショナルコラム

多様性にチャレンジ意欲を醸成し、イノベーティブなチームになる

細木聡子(株式会社リノパートナーズ代表取締役/技術系ダイバーシティ経営コンサルタント/(公財)21世紀職業財団客員講師/中小企業診断士)

今回は、 「多様性に“チャレンジ”意欲を醸成し、 イノベーティブなチームになる」 について一緒に考えていきたいと思います...

2024/11/20 ID:CA-0005727 ダイバーシティ・エクイティ&インクルージョン