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【リモートワーク】× 採用戦略 = 経営人事

最近の人事におけるキーワードのうち、【働き方改革】【女性活躍推進】【リモートワーク】について考えてみました。どれも旬なネタであり、今後の人事戦略として、とても大切なキーワードになると思います。

 

【リモートワーク】について、ご存じとは思いますが、場所に縛られず働くことを指し、「テレワーク」「在宅勤務」などの表現もあり、『あぁ自宅で仕事することね」と簡単に片付けられそうですが、実はしっかりとしたルール作りと運用ができれば、たいへん強い人事戦略になると考えています。

 

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ITベンチャー企業を中心に【リモートワーク】の導入は活発で、当然、業種や職種によって向く・向かないの問題はあるにしても、今後拡大していくことが容易に想像できます。また一方で、大企業でも、対象者や適用範囲を限定した上での導入が、ここ数年では広がってきた感があります。

 

実際に導入した企業、これから導入を予定している企業、検討段階の企業、それぞれから現場の声をヒアリングできたので、まとめてみます。実のところ、【リモートワーク】の導入にはどのようなメリット、デメリットがあるのでしょうか。

 

■メリットについて
 ・育児や介護など、時間や場所の制約がある人でも働きやすい
 ・居住地域に関わらず働ける(地方在住で東京の仕事ができる)
 ・通勤時間カット、時間・満員電車のストレスが無い
 ・集中力UP、生産性向上
 ・従業員満足の向上
 ・通勤費削減、座席数削減によるオフィスコスト削減
 ・災害時対応(交通インフラのトラブル)

 

特に、従業員満足の向上は離職防止、離職率低下につながります。また、居住地域の制約条件を外すことによって採用の母集団が広がります。結果として、優秀な人材を確保しやすくなります。

 

■デメリットについて
 ・対面のコミュニケーション量が減ることによる生産性の低下
 ・新人・部下育成への悪影響
 ・「見て覚える」「まねて覚える」OJT学習機会の減少
 ・上司や同僚の目が十分に届かないために発生する「サボり」の懸念
 ・評価(成果だけでなくプロセスや頑張りをどう評価するか)の問題

 

これらメリット・デメリットがある中、求職者側の目線で見た場合には、とても魅力的な制度であると感じています。私は日々、求職者の方との面談をしている仕事柄、女性のライフイベントに関わる仕事との向き合い方・考え方をお聞きする場面が多く、男女関係なく介護に向き合った方・向き合う可能性のある方との面談も多いです。今後、リモートワークの制度・仕組みがしっかりあり、その働き方がしっかりと根付いている会社は、求職者から選ばれることになるでしょう。

 

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これまで会社を選ぶ基準といえば、「仕事内容」「事業内容」「会社の成長性」「経営理念への賛同」「経営者」「報酬」「勤務地」「社風」「福利厚生」などが中心でしたが、最近多く聞くのが、「産休育休がしっかりとれるか?」また「育休からの復帰の実績は?」と女性が結婚や出産を経て、その後もしっかり働き続けたい意志・意欲のある方がとても多い印象です。また介護に伴い、退職という選択をせざるを得なかった人の話も大きな問題です。

 

これらの問題を解決できるのが実は【リモートワーク】で、子育てや介護の場面で、自宅にいながらしっかりと仕事ができる、そんな未来がもうすぐそこに来ているのです。前述した会社を選ぶ基準の中に、「リモートワーク制度の確立と実態」が大きなウェイトを占める世の中になるかもしれません。

 

--

 

すべての会社で導入することは直ぐにできることではありません。ただこれから後退はしない仕組みだと思われ、必ず増えていき、当たり前のようになり、会社の財産である「人財」が会社の所在地による離脱が避けられるのであれば、導入しない手はないでしょう。簡単ではないですが、トライしてみる価値はあり、採用戦略の鍵となり、経営に寄与する人事戦略となることと考えています。

 

 

ヒューマンリソース事業部
東海 次郎

  • 経営戦略・経営管理
  • モチベーション・組織活性化
  • 人材採用
  • 人事考課・目標管理
  • ロジカルシンキング・課題解決

私たちは成果創出に寄与する活性化施策を提供することを通して、躍動感溢れる未来を創造していきます。

株式会社アクティブ アンド カンパニー 代表取締役社長 兼 CEO
株式会社日本アウトソーシングセンター 代表取締役社長

大野順也(オオノジュンヤ) 株式会社アクティブアンドカンパニー 代表取締役社長 兼 CEO

大野順也
対応エリア 全国
所在地 千代田区

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