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人事戦略は存在するか

人事の期待役割

企業の中で人事管理は重要な機能であることは誰も疑いません。重要な4つのリソースのうちのひとつであるからです。人という資源を効果的、効率的に活用することにより企業が成長していくからです。人事機能は経営戦略、経営計画を達成するための重要な管理分野です。戦略、計画達成の観点から、人事機能は2つの期待役割を持っています。

ひとつめは戦略、計画達成のための必要充分な人材を保持しているということです。いくら戦略、計画が素晴らしくても必要な人材がいなければ達成することができないからです。しかしこの適正人員を管理するという考え方は重要であることはわかっていながら、雇用が固定化している日本の企業ではうまく実施できている企業はほとんどありません。しかし本来は戦略、計画に連動した人員であるべきは誰も否定できないでしょう。

2つめの重要な役割は、保持し配置をした人材が一年間を通じて高い成果を上げることです。そのためには労働環境の整備、エンゲージメント管理、健康安全管理、適正な社員の処遇の実現など人事制度の運用や環境整備が必要となります。

 

日本企業の人事のウィークポイント

日本の人事管理は優れた部分と改良が必要な部分があります。優れた部分は労働環境の整備や健康安全面、コンプライアンスの徹底など秩序ある職場を構築しているところです。

逆にウィークポイントはきわめて明確です。戦略、計画達成するための人材の保持がまったく機能していないことです。通常経営計画を立てるときに経営目標、目標達成のための主要な施策、年間の経営スケジュール、事業ごとの戦略や実行計画、そしてこれを実施するための業務、効率的に達成するための組織機構を策定します。ここまでは日本の企業は得意なのですが、各事業の計画を策定するのに適正な人員数を算定し、保持することを行いません。増員の計画などはありますがそもそも職種別レベル別に何人必要かという積算ができていません。実はこの部分が機能していないため、人事機能はうまく作動できないのです。適正な人材の保持は、現在保有する人材で十分であればそのままですが、特定のレベル、例えば管理職が多いなどや高度専門職が不足している、システム化をしたため事務担当社員が余剰しているということに対処しなければならなりません。これに対応するためには、実力主義的人事管理、労働市場に連動した処遇、余剰社員への対応策を強力に実施しない限りは実現できないでしょう。

 

人事戦略は存在するか

よく人事戦略という言葉を聞きますがこれには実態が伴っていないと思います。人事機能は上記のように戦略、計画を達成するための極めて重要な部品です。経営全体や事業の戦略計画を策定する中で、重要な機能計画として存在するということです。また経営全体、各事業の人材の保持状況やパフォーマンス発揮に関する課題などは、人事として横串を刺すことになるでしょう。これは単純に横串を刺すことによる、新たな施策や調整というものです。上記のような議論の中で人事戦略という言葉は発生する場所がありません。本来の機能である適正な人員保持が出来ていないため、当然経営戦略計画と連動していない人事の状況です。ここを何とかすれば戦略、計画と連動するということになります。人事は経営戦略、経営計画に従属する重要な一部品に過ぎないことを再認識すべきでしょう。部品に戦略は必要ありません。

人事機能は経営戦略、経営計画に従属する極めて重要な管理であり、その管理手法を高度化するとともにあるべき運用にすることが求められています。現段階ではそれが出来ていない企業が非常に多く見受けられます。人事戦略などという難しいことを考えずにまずは基本機能が充足しているかを議論すべきではないでしょうか。人事戦略という言葉は存在しません。

 

*YouTube番組Dig Deep人事「人事戦略などいらない」を参考に執筆

 

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経営、人事の分析を通じて、書籍や雑誌またYouTubeなどから、有益な情報をタイムリーに発信していく

様々なメディアで経営、人事に関する最新の情報や重要データなどを提供します。また有識者と意見交換をするなど、経営者や人事部門の最新の人事管理の理解促進に努めます。

林明文(ハヤシアキブミ) 合同会社HRMテクノロジー

林明文
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所在地 練馬区

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細木聡子(株式会社リノパートナーズ代表取締役/技術系ダイバーシティ経営コンサルタント/(公財)21世紀職業財団客員講師/中小企業診断士)

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2024/10/30 ID:CA-0005686 ダイバーシティ・マネジメント