無料会員登録

日本の人事部への登録は45秒で完了!
※登録内容はマイページで確認・変更できます。

※「@jinjibu.jp」からのメールが受信できるようにしてください。

既に会員の方はこちら

または各SNSで登録

日本の人事部があなたの許可無く投稿することはありません

既に会員の方は
こちらからログイン

ログイン

無料会員登録

不正な操作が行われました。
お手数ですが再度操作を行ってください。

会員登録完了・ログイン

ありがとうございます。会員登録が完了しました。
メールにてお送りしたパスワードでログインし、
引続きコンテンツをお楽しみください。

無料会員登録

不正な操作が行われました。
お手数ですが再度操作を行ってください。

会員登録完了・自動ログイン

会員登録とログインが完了しました。
引続きコンテンツをご利用ください。

マイページ

会員登録済み


選択したSNSアカウントは既に会員登録済みです。

ダイバーシティの「不易流行」

今、急速に広まりつつある「DEIB」とは

2020年9月に経済産業省が「人材版伊藤レポート」を公表してから、人的資本の情報開示に注目が集まり、課題を認識して対策を打つ企業が増加しました。

2023年3月期より、上場企業などを対象に人的資本の情報開示が義務化されることで、今まさに同業他社の動向や先進企業の取り組みについて、情報収集を行っている人事ご担当者の方も多いのではないでしょうか。

 

開示項目の中でも注目度が高く、競争優位性の出やすい項目なのが「ダイバーシティ」です。ダイバーシティの推進は会社として重要課題に位置付けられ、ご担当者様は日々情報収集に努められているかと存じます。

 

そのような中で、最近注目されているワード「DEIB」をご存じでしょうか。

これはそれぞれの単語の頭文字をとった言葉です。

------------------------------------------------------------------

D:Diversity(ダイバーシティ)…多様性

E:Equity(エクイティ)…公平性

I:Inclusion(インクルージョン)…包摂性

B:Belonging(ビロンギング)…会社への帰属意識

------------------------------------------------------------------

 

今、DEIB、末方の単語であるBelonging(ビロンギング)の概念が急速に広まりつつあります。この言葉は「所属」という意味の「belong」から派生していますが、ニュアンスとしては、チームに対する一体感や帰属意識といった、いわゆるエンゲージメントが近いでしょうか。

 

D:多様性が尊重され、E:機会や意思決定への公平性が担保され、I:各自の強みがチームに包摂される、そしてその先にあって重要なのが「Belonging」だと言われています。

 

つまり、自分がここにいても大丈夫なのだという“安心感”、自分らしさを発揮して貢献しているという“やりがい”が、社員のエンゲージメントを高めるのです。

 

実際に、そのようなビロンギングを強く持った社員は、あまり持たない社員と比較をすると6倍以上エンゲージメントが高いという調査結果があります。(※1)

 

「Belonging」の重要性は自明のことではないでしょうか。

 

ダイバーシティ推進の歴史

日本でダイバーシティという考え方が認識され始めたのは1980年代頃からと言われています。男女の雇用差別などの問題を是正するための法律として「男女雇用機会均等法」が1985年に制定されています。そして1999年に「男女共同参画社会基本法」が制定されました。この法律は男女が対等な社会の構成員として、各分野への参画機会が確保され、政治的、経済的、社会的、文化的な利益と責任を、男女が均等に共に担う社会を目指すことを規定したものです。

 

このような法整備のもと、企業における男女の人権の尊重や、待遇の平等化が義務化されることで、日本でも徐々にダイバーシティに対する問題意識が醸成されるようになってきました。

 

2000年代から現代にかけて、ダイバーシティの推進に拍車をかけたのが、今も解決すべき大きな社会問題となっている「少子高齢化」です。労働人口の減少により、これまで活用されてこなかった層の社会進出を促さないことには、近未来において労働力を確保することが難しいということが日本全体で共通認識となりました。

 

労働力確保の第一歩として進められたのが、ダイバーシティ・多様性の尊重でした。そのたため、多くの企業においてダイバーシティ=女性活躍推進となっていたのではないでしょうか。これは活用されてこなかった層を、個人の属性を活かしたリソースとして新たに活用する「足し算」のダイバーシティといえるでしょう。

 

そして近年、多様性の尊重がある程度進んだ段階で求められているのが、「エクイティ」と「インクルージョン」という概念です。

 

「足し算」、つまり個人の総和には「労働者の数」という、そもそもの限界値が存在します。「エクイティ」と「インクルージョン」は、多様性を持った集団から新たな価値、イノベーションを生み出すことで、ダイバーシティを「掛け算」の取り組みにし、無限の成果を生み出そうというものです。特に多様性を強みにつなげる「インクルーシブ・リーダーシップ」はこれからの新しい時代におけるリーダー像として期待されています。

 

ここ最近のホットワードは冒頭に申し上げた「ビロンギング」です。ビロンギングは社員の自組織に対する貢献意欲を高めることで、チームの生産性を向上させようとする概念です。エンゲージメントとよく似ていますが、その違いは、そこに「自分らしさが発揮できている」というダイバーシティの観点が加わっている点のようです。

 

まとめ

「女性活躍推進」⇒「D&I」⇒「DE&I」⇒「DEIB」と表現は時代とともに移り変わってきました。ダイバーシティ推進において、新しい概念を取り入れることはもちろん重要なことですが、同時に変わらない部分もあります。経営サイドが納得をする投資対効果という視点です。数値目標の達成に捉われて「手段が目的化」することなく、真のダイバーシティ推進を図ることがダイバーシティの「不易流行」なのではないでしょうか。

 

※1参考にした情報

Why Belonging Is Important at Work: Employee Engagement and Diversity – Glint (glintinc.com)

  • リーダーシップ
  • マネジメント
  • コミュニケーション
  • ロジカルシンキング・課題解決
  • ビジネスマナー・基礎

"真面目に楽しい教育"を得意とする人材育成コンサルティング会社

まるで、夢中で遊ぶ子供のように社会人が夢中になれる研修を…
私たちは「真面目に楽しい教育の創造」をミッションに掲げ、“真面目”すぎず、“楽し”すぎない教育(研修)を創造し、人々の成長に貢献します。

株式会社ヒップスターゲート(カブシキガイシャヒップスターゲート) 株式会社ヒップスターゲート

株式会社ヒップスターゲート
対応エリア 全国
所在地 渋谷区 

このプロフェッショナルのコラム(テーマ)

この記事をオススメ

あなたのオススメとして、ニックネーム、業種、所在地(都道府県まで)が公開されます。
※コメント入力は任意です。

オススメ
コメント
(任意)
■コメント投稿に関するご注意
以下に定めるご注意をご承諾の上、コメントを投稿してください。

1.
記載されている記事や回答の内容に関係のないコメントは、ご遠慮ください。
2.
以下の内容を含んだコメントの投稿を禁止します。『日本の人事部』事務局が禁止行為に該当すると判断した場合には、投稿者に通知することなく、コメントを削除または修正することもございます。予めご了承ください。
・第三者の名誉または信用を毀損するもの
・第三者を誹謗・中傷するもの
・第三者の名誉、信用、プライバシーを侵害するもの
・第三者の著作権等の知的財産権を侵害するもの
・第三者の権利または利益を侵害するもの
・公序良俗に反する内容を含んだもの
・政治活動、宗教、思想に関する記載があるもの
・法令に違反する、または違反のおそれがある記載のあるもの
・差別につながるもの
・事実に反する情報を記載するもの
・営利目的の宣伝・広告を含んだもの
・その他、内容が不適切と判断されるもの
3.
氏名・住所・電話番号などの個人情報を記載すると、トラブルに繋がる可能性があります。絶対に記載することのないよう、ご注意ください。
4.
掲載されたコメントにより発生したトラブルに関しては、いかなる場合も『日本の人事部』事務局では責任を負いかねますので、ご了承ください。
5.
ご投稿いただきましたコメントは、『日本の人事部』や、当社が運営するウェブサイト、発行物(メールマガジン、印刷物)などに転載させていただく場合がございますので、ご了承下さい。

コメントを書く

あなたのオススメとして、ニックネーム、業種、所在地(都道府県まで)が公開されます。

コメント
■コメント投稿に関するご注意
以下に定めるご注意をご承諾の上、コメントを投稿してください。

1.
記載されている記事や回答の内容に関係のないコメントは、ご遠慮ください。
2.
以下の内容を含んだコメントの投稿を禁止します。『日本の人事部』事務局が禁止行為に該当すると判断した場合には、投稿者に通知することなく、コメントを削除または修正することもございます。予めご了承ください。
・第三者の名誉または信用を毀損するもの
・第三者を誹謗・中傷するもの
・第三者の名誉、信用、プライバシーを侵害するもの
・第三者の著作権等の知的財産権を侵害するもの
・第三者の権利または利益を侵害するもの
・公序良俗に反する内容を含んだもの
・政治活動、宗教、思想に関する記載があるもの
・法令に違反する、または違反のおそれがある記載のあるもの
・差別につながるもの
・事実に反する情報を記載するもの
・営利目的の宣伝・広告を含んだもの
・その他、内容が不適切と判断されるもの
3.
氏名・住所・電話番号などの個人情報を記載すると、トラブルに繋がる可能性があります。絶対に記載することのないよう、ご注意ください。
4.
掲載されたコメントにより発生したトラブルに関しては、いかなる場合も『日本の人事部』事務局では責任を負いかねますので、ご了承ください。
5.
ご投稿いただきましたコメントは、『日本の人事部』や、当社が運営するウェブサイト、発行物(メールマガジン、印刷物)などに転載させていただく場合がございますので、ご了承下さい。

問題を報告

ご報告ありがとうございます。
『日本の人事部』事務局にて内容を確認させていただきます。

報告内容
問題点

【ご注意】
・このご報告に、事務局から個別にご返信することはありません。
・ご報告いただいた内容が、弊社以外の第三者に伝わることはありません。
・ご報告をいただいても、対応を行わない場合もございます。

プロフェッショナルコラム

会社とメンバーの思いを繋ぎ、チーム成果を高めるリーダーの役割

細木聡子(株式会社リノパートナーズ代表取締役/技術系ダイバーシティ経営コンサルタント/(公財)21世紀職業財団客員講師/中小企業診断士)

今回は、 「会社とメンバーの思いをつなぎ、 チーム成果を高めるリーダーの役割」 について一緒に考えていきたいと思います。...

2024/11/26 ID:CA-0005735 リーダーの心得