生理休暇を従業員から申請されたらどうする?
みなさんは生理休暇をご存じでしょうか?
生理休暇とは
生理休暇とは、「生理痛などで働くことが困難な従業員の女性が、使用者に請求して休暇を取得できる制度」であり、1947年に制定された労働基準法に盛り来まれました。
法律上では医師の診断書などは不要とされています。
1965年では約26.2%の女性が生理休暇を取得しています。
しかし、2020年時点では約0.9%しか取得していないのが現状です。
取得率が減少した原因としては、
- 有給としない事業所が増えた
- 仕事が忙しくて休めない
- 生理であることがばれたくない
- 薬の内服や、生理用品の改良で不快感が軽減した
など様々なものがありますが、生理休暇を取得せずに有給で休んでいる方もいらっしゃるようです。
あまり取得する方が少ないからこそ、より取得しづらい状況にあると考えられますね。
もし従業員から生理休暇を申請されたらどう対応する?
ここでひとつ事例を紹介します。
「生理痛はきついので生理休暇を取らせてほしい」このように当日女性社員が連絡してきました。
その女性社員が後日出社してきたときに、「今後も生理休暇を取得していきたい」と言いました。
みなさんはどのように対応しますか?
対応がハラスメントになってしまうことも
この事例では、上司が「今月いつくらいに生理が来るか伝えてほしい」と言い、女性に生理周期をきいたとのことでセクシュアルハラスメントだとされていました。
業務調整などの観点もあるので、今後の予定を組むためにも聞いてしまいたくなる気持ちもわかりますよね。
では、どのように接すればよいのでしょうか。
対応のポイント
生理痛の原因には、ストレスや不規則な生活も関係するといわれています。
従業員の方の業務内容に無理がないか、という視点も大切ですね。
また、やはり男性の上司には相談しづらい、という従業員の方もいらっしゃるかもしれません。
業務調整には心的負荷の少ない人が間に入る、もしくは産業保健師や顧問助産師など、社内の専門家につなげるのも相談しやすい環境づくりでは大切ではないでしょうか。
最後までお読みいただきありがとうございました。
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