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4コマ漫画でみる「研修」あるある/よかれZ世代育成計画

若手育成研修をしても成果が見えない。Z世代に“響かない”のは意欲不足ではなく、意味づけの欠如かもしれません。“やらされ感”を生む構図と、自発性を引き出す関わり方を解説します。

Z世代との関わりで、「素直だけど受け身」「研修をしても響かない」といった声をよく耳にします。しかし、その“響かない”原因は、若手の姿勢だけにあるのでしょうか。もしかすると、「よかれと思って与える」側の構図が、“やらされ感”を生んでいるのかもしれません。Z世代は「何を学ぶか」より「なぜ学ぶか」に共感し、自ら意味づけして行動することに価値を感じます。本コラムでは、Z世代が抱く“やらされ感”の正体と、彼らが自発的に学び・動き出す育成のヒントを探ります。

 

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    ---------目次 ---------
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  1. “やらされ感”が生まれる3つの背景
  2. “やらされ研修”から抜け出す「意味づけ」が生む育成の納得感
  3. 共に探る関係がZ世代を動かす
  4. 4コマ漫画はたらわたし「よかれZ世代育成計画」

 

 

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1.“やらされ感”が生まれる3つの背景

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Z世代は、デジタル環境の中で育ち、情報を自ら取捨選択しながら成長してきた世代です。指示を待つよりも、自分で意味づけできることに価値を感じ、納得のない行動には動機づけを見出しにくい傾向があります。その一方で、上の世代は「まずはやってみる」「経験から学ぶ」ことを重視しがちで、“納得より先に行動”を求める文化が根強く残っています。この世代間の価値観のズレが、研修現場での“やらされ感”を生み出す大きな要因となっています。

Z世代の研修で、「真面目に参加しているのに変化が見えない」「行動につながらない」と感じることがあるのは、決して意欲がないからではありません。その背景には、次の3つの構図が潜んでいます。

 

  • 的が共有されていない

「なぜこの研修を受けるのか」が本人に伝わらず、受講自体が目的化している。

  • の余地がない

話を“聞く”時間ばかりで、“考える・話す”余白が少なく、受け身になりやすい。

  • “正”が先にある

「こうあるべき」を先に提示され、試行錯誤する余白が奪われている。

 

どれも“善意”の結果として起きる現象です。上司や教育担当の「よかれ」が、無意識のうちに若手の主体性を奪ってしまっているのです。

 

 

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2. “やらされ研修”から抜け出す「意味づけ」が生む納得感

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研修の内容は悪くないのに、どこか響かない――。そんな“やらされ感”の背景には、Z世代特有の「意味への感度」と、育成側の“よかれ”のすれ違いがあります。Z世代は、“教えられること”より“自分で意味づけできること”を求めます。

上から与えられたゴールに向かうより、「なぜ自分がそれをやるのか」「それが将来にどうつながるのか」という納得のプロセスを重視するのです。SNSや多様な情報の中で、常に選ぶ側として生きてきた世代だからこそ、理由や意味が見えない行動には動機づけを感じにくい。つまり、研修が響かない理由は「やり方」ではなく、「つながり方」にあります。

「会社の方針だから」「必要なスキルだから」と伝えられるのと、「あなたのキャリアの選択肢を広げるために」「将来のやりたいことにつながる経験として」と伝えられるのとでは、受け止め方はまるで違います。

研修を“会社から与えられたもの”として受け取るか、“自分の未来とつながる機会”として受け取るかで、同じ内容でも吸収度はまるで違うのです。

なのは目的の説明ではなく、意味の共有。

上司や教育担当者が「教える側」から「共に探る側」に変わることで、やらされ感は“巻き込まれ感”へと変化します。「どう思う?」と問うだけでなく、「自分も迷っていて、一緒に考えたい」と言える関係。それが、Z世代が安心して本音を出せる土台になります。

 

 

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3. 共に探る関係がZ世代を動かす

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Z世代を動かすのは“指導”ではなく“対話”。“教える”時間を、“共に考える”時間へと変えていく小さな転換こそが、育成を“やらされる場”から“成長を実感できる場”へと変えていく鍵となります。たとえば、研修前に目標を立てさせるのではなく、「終わったときにどんな自分でいたいか」を一緒に言葉にしてみる。あるいは、上からの課題を「自分の挑戦テーマ」として捉え直す。そうした関わりが、やらされる学びを「自分のための学び」へと変えていきます。

Z世代は、与えられた正解よりも、自分で見つけた納得を信じる世代。

育成とは、誰かに導かれることではなく、意味を共に探りながら成長を共有するプロセスなのです。そして、この「共に探る」関係は、若手のためだけのものではありません。上司や教育担当者にとっても、次世代との対話は、自らの価値観や経験をアップデートする機会になります。一方通行の“教える関係”から、互いに学び合う“共創の関係”へ。「こうあるべき」「こういうもんだ」という“よかれ”は、一度手放してみましょう。そこに生まれる余白こそが、互いの気づきや変化の芽を育てます。

関係の中に学びが生まれ、学びの中に関係が育つ。それこそが、これからの時代の“育成”のかたちなのではないでしょうか。

 

 

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4. 4コマ漫画はたらくわたし「よかれZ世代育成計画」

※ダウンロード資料(PDF版)では漫画の小さな文字もクリアにご覧いただけます。

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~4コマ漫画筆者コメント~

さぁ 若手のための研修をやろう。若手を成長させるために。若手を辞めさせないために。なんとか育成しなければと、会社が理想とする若手像に向けての育成計画。

きっと学びが足りないから受動的なんだ。気づけてないから諦めて辞めてしまうんだ。主体性・行動力・理念浸透…。

こうあるべき。これができるのが一人前なのだから。そんな解釈をして「よかれ」と受けさせる育成研修が、かえって若手の心を遠ざけてはいないか。

「あなたのため」を掲げたやらされ研修では、会社の安心材料どまりで本人に届かない。

脱・やらされ研修のカギは、「会社が教えたいこと」ではなく、「本人が知りたいこと」を起点にすること。

若手が「自分の未来とつながる」と感じた瞬間に、学びは“やらされ”から“自分ごと”へと変わる。研修は、会社が人を変える場ではなく、本人が自分の未来を見つけるきっかけの場だといいな。

Byサンボンガワ

 

 

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当社では、組織の目指す方向性と社員一人ひとりの目指す方向性を重ねる方法として「クロスキャリア・マネジメント」を提唱しています。また、価値観やビジョンを言語化し、納得感のあるキャリア形成を支援するプログラムとして、キャリア開発プログラム「じぶん戦略」をご提供しています。掲載している4コマ漫画と社内周知用テキストは、ダウンロードしてすぐにご活用いただけます。 資料では、漫画内の細かな文字もクリアに読めますので、ぜひお気軽にご活用ください。

※当プロフェッショナルコラムは4コマ漫画「はたらくわたし」の作者でもある中川が、株式会社エイチ・ティーが運営する『SIMBA UNIVERSITY』で連載している記事を転載したものです。

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『SIMBA UNIVERSITY』は、キャリアを進むすべての人のためのWebメディアです。キャリア支援に役立つ実践ガイド記事や導入事例、価値観診断ツールなど、現場に寄り添うコンテンツを通じて、キャリアの迷いや選択に向き合うヒントをお届けしています。

このコラムを書いたプロフェッショナル

中川 絵美

中川 絵美
株式会社エイチ・ティー(HxT) コンサルタント

これまで人材紹介、研修企画、人事評価コンサル等、HRサービスに従事。現在は、キャリア自律プログラム「じぶん戦略」の研修提案・運営サポートを担当。その他、"仕事あるある"にまつわる4コマ漫画や"人事課題"に関するトーク動画を制作し発信している

これまで人材紹介、研修企画、人事評価コンサル等、HRサービスに従事。現在は、キャリア自律プログラム「じぶん戦略」の研修提案・運営サポートを担当。その他、"仕事あるある"にまつわる4コマ漫画や"人事課題"に関するトーク動画を制作し発信している

得意分野 モチベーション・組織活性化、人材採用、人事考課・目標管理、キャリア開発、コーチング・ファシリテーション
対応エリア 全国
所在地 京都市下京区

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