まず「休みを取る」決断をしてみよう!
ご存知ですか?
今年から、8月11日が祝日になります。
「山の日」です。
「山に親しむ機会を得て、山の恩恵に感謝する」ことを趣旨としているいますが、
山に関する特別な出来事などの明確な由来があるわけではないそうです。
これで、日本の祝祭日は年間16日。
諸外国と比べて、突出して多い祝祭日数です。
なぜ、日本人は祝日を好むのでしょうか?
「自分だけ休むことに罪悪感を感じる」と、よく言われます。
みんなと同じ行動をしていれば、安心だ。
そういう心理が働くと言われます。
あなたは、どうお感じになりますか?
サラリーマンや公務員にとっては、休日が増えてうれしいでしょうけれど。
自営業者や経営者、定年退職者、専業主婦にとっては、何の恩恵もありません。
逆に、稼働日が減ってほかの日にしわ寄せが来たりします。
法律で休日を決められると、社会全体の生産性が低下するのです。
自分の休みは、自分で決断することが大切だと、私はサラリーマン時代から思って
いました。
事務部門やスタッフ部門は、全員が同時に同じ仕事をしているわけではありません。
忙しい時期もあれば、そうでない時期もあります。
忙しくない時に、ちゃんと休みを取ればいいのです。
休みを取るということは、自分で仕事をマネジメントすることが前提です。
この日は休むから、それまでに段取りを済ませておく。
上司や部下、関係者にも連絡を取っておく。
「休みを取る!」と決断したら、こうした「準備」をしておけば大丈夫です。
「緊急時もあり・・・」と不安になるかもしれません。
でも、インフルエンザに罹ったり、弔事があれば休みを取らざるを得ません。
39度の熱を出していては正常な判断はできないでしょうし、お葬式で携帯電話を
鳴らすのはいかがなものか、と思われます。
普段から「準備」ができていないから、こうした事態に対処できないと思い込んで
しまっていませんか?
個人的には、法律で定める祝日を増やすよりも、年休消化ができるような社会に
なって欲しいと思っています。
そのためには、自分の仕事をきちんとマネジメントできることが前提です。
日本のホワイトカラーの生産性が低い、年休消化率が低い、と言われる原因には、
自分で仕事をマネジメントできていないことが根底にあるように思えるのですが、
いかがでしょうか?
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高島 徹(タカシマ トオル) 株式会社決断力 代表
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