WIN-WINではなく、三方よし
最近のビジネス用語として「WIN-WIN」という言葉がよく使われます。
私も利益を得るし、あなたも利益を得る。
力を合わせて、お互いのメリットを追求しましょう、という考え方です。
「自分さえよければそれでいい」という考え方よりは、随分まともです。
でも、本当にそれだけでいいのでしょうか?
これでもまだ視野が狭いと思うのです。
ビジネスとは。
売り手の言い分や適正利益にも配慮し、世間にも受け入れられることが大切です。
ここで思い出されるのは、近江商人の智慧です。
近江商人は、大坂商人・伊勢商人と並ぶ日本三大商人の一つ。
「近江の千両天秤」という諺もあるように、近江(滋賀県)に本店を置き、天秤棒を
担いで日本各地を行商し、豪商へと成長したことで知られています。
現在の伊藤忠商事や丸紅をはじめ、近代企業へと発展した例もたくさんあります。
その近江商人の活動理念として有名なのが「売り手よし 買い手よし 世間よし」。
いわゆる「三方よし」の精神です。
お客様(買い手)に喜んでもらうことはもちろん、世間への貢献ができてこそ良い
商売であるという考え方であり、現代的に言えば社会との関わりを重視するソー
シャルマーケティングの視野にも立っています。
他国というアウェーで商行為を行い、地盤を築いていった近江商人だからこそ。
ほんとうの信頼を得て商売を成功させるためには、私利私欲の為だけでなく その
地域のことを心から想い、地域に貢献することが必要であるという考え方に至った
のだと思います。
経済のグローバル化が進む今日だからこそ。
資本の論理ももちろん大切ですが、その土地その土地に住む人々に受け入れられる
「商売」が大切なのではないでしょうか。
- モチベーション・組織活性化
- リーダーシップ
- マネジメント
- コミュニケーション
- ロジカルシンキング・課題解決
現代社会は、仕事や人生のむずかしい決断を いろいろと抱える人が増えています。
「決断の軸」をしっかり持つことで、お悩みが解決できます。
「決断の軸」を打ち立てるお手伝いを通じて、ブレないビジネス上の決断、お客様が集まる会社、社員・スタッフが熱心に働き、メンタルダウンしない会社・職場づくり、後悔しない人生のお役に立ちます
高島 徹(タカシマ トオル) 株式会社決断力 代表
対応エリア | 全国 |
---|---|
所在地 | 守口市 |