無料会員登録

日本の人事部への登録は45秒で完了!
※登録内容はマイページで確認・変更できます。

※「@jinjibu.jp」からのメールが受信できるようにしてください。

既に会員の方はこちら

または各SNSで登録

日本の人事部があなたの許可無く投稿することはありません

既に会員の方は
こちらからログイン

ログイン

無料会員登録

不正な操作が行われました。
お手数ですが再度操作を行ってください。

会員登録完了・ログイン

ありがとうございます。会員登録が完了しました。
メールにてお送りしたパスワードでログインし、
引続きコンテンツをお楽しみください。

無料会員登録

不正な操作が行われました。
お手数ですが再度操作を行ってください。

会員登録完了・自動ログイン

会員登録とログインが完了しました。
引続きコンテンツをご利用ください。

マイページ

会員登録済み


選択したSNSアカウントは既に会員登録済みです。

プレミアムフライデー失敗から考察する「働き方改革」の本質

2017年の1月から月末の金曜日に、早く帰ろうという取り組み、「プレミアムフライデー」、がスタートしましたが、各企業の取り組み状況は全くと言って良い程、進んでいません。

 

開始当初から予測されましたが、「月末の金曜日など不可能」「小企業や小売り飲食業は全く関係ない」「休日出勤してまで、金曜日早帰りしたくない」など、様々な意見があります。

 

これまで、土曜日の「半ドン」を1日休日にした実績を元に、浸透させようとしているのかは定かではありませんが、あまりにも現実とかけ離れたイメージがぬぐえません。

 

そもそも、なぜこのような取り組みが登場したかというは、言うまでもなく「働き方改革」を推進しようとしているからです。

 

では、「働き方改革」とは一体何でしょうか?

当初は、少子高齢化に伴う労働人口の減少に向けて、効率よく仕事をしようという取り組みであったはずです。それがいつの間にか、労働時間削減のみの論点にすり替わってしまいました。その取り締まりの一環として、厚生労働省は、36協定の運用の厳格さを求めてきました。

 

さかえ経営がこれまで、各企業における「働き方改革」の取り組み状況を調査していると、労働時間の短縮、法律の運用の強化に対して、どのように対応すべきか苦慮している場合も散見されます。そのために、労働時間の管理を強化する結果になり、ますます、自由な働き方から遠くなっています。

 

この論点のすり替えが、企業における「働き方改革」に大きなブレーキをかけていると考えています。

 

労働時間管理の強化と、自由な働き方は矛盾しています。全体的に早帰りを促進する日を設定すること自体は、問題ないかと思います。ただ、いたずらに、長時間労働是正という名のもとの労働時間管理強化を前面に推し進め、企業においても、それのみの対応だと、活力が大きく減退するものと思われます。

 

昨今の「働き方改革」の風潮は、一歩間違えると、単なる「働かない社会」の促進を招くばかりか、人材が豊富な一部の企業のみが生き残ることができる流れになるのではという危機感があります。

一方で、これまで、労働時間の長さによって、経済維持できていたという事実を踏まえて、必要な人材の労働時間削減を、生産性を落とさずに、実現する必要があります。そして、それにより、企業は、さらに発展すると考えています。

 

高度経済成長からバブル崩壊、そして、90年代以降、そして、リーマンショックの流れを経て、人材の価値観は多様になっています。

皆が同じ価値観だった、高度経済成長からバブル崩壊までは、雇用の安定性等から、会社に対するロイヤリティがありました。しかし、それ以降においては、リストラ・成果主義などから、会社に対する不信感、一方で、就社ではなく、就職と言った、働くことに対する意識の向上も見られるようになりました。

 

そのため、強引な労働時間管理強化、時短の推進は、強制力ということでは効果を出すかもしれませんが、それは取り組み姿勢や会社の求心力が高い場合のみです。この場合は、すでに業務・会社においての充足は満たされている場合のみです。

そうでない場合は、会社からの圧力が強いと未払い賃金・メンタルのリスクのみが急増し、制度そのものが形骸化してしまいます。

 

これからの時代は、労働人口の減少、それに伴う消費人口の減少に伴う新たな市場の開拓が求められ、そのために、「働き方改革」を通じて、業務を効率化することで人員不足を解消し、AIなどを用いることにより、自由で時間に捉われないに働き方より、人がかかわる業務の高度化の実現が必要ではないでしょうか。その最終的な結果として、業績向上であり、優秀な人材の育成・採用になります。

そのためには、従業員ごとに異なる「働きやすさ」を追求するとともに、そのパフォーマンスごとに最適な評価を行う必要があります。

その結果として、無駄な時間がなくなり、ねん出された時間をどのように過ごすのか、その手段として、プレミアムフライデーやワークライフバランスなどの論点になると思います。

 

「働き方改革」・「プレミアムフライデー」・「ワークライフバランス」等、手段に拘るのではなく、どのように生産性を上げていくのか、優秀な人材を育成するのか、ということに着目して、対策を講じる必要があるかと思います。

  • 経営戦略・経営管理
  • モチベーション・組織活性化
  • 労務・賃金
  • 安全衛生・メンタルヘルス
  • 人事考課・目標管理

私達、さかえ経営は、経営の視点から人材マネジメントと労務マネジメント双方を支援している数少ない企業です。

知識・理論・メゾットの伝達、作業の請負ではなく、お客様に目的の達成と変革を感じて頂く、真のコンサルティングサービスをご提供しています。

森田征(モリタススム) 株式会社 さかえ経営  代表取締役

森田征
対応エリア 関東(茨城県、栃木県、群馬県、埼玉県、千葉県、東京都、神奈川県、山梨県) 東海(静岡県、愛知県)
所在地 横浜市

このプロフェッショナルのコラム(テーマ)

この記事をオススメ

あなたのオススメとして、ニックネーム、業種、所在地(都道府県まで)が公開されます。
※コメント入力は任意です。

オススメ
コメント
(任意)
■コメント投稿に関するご注意
以下に定めるご注意をご承諾の上、コメントを投稿してください。

1.
記載されている記事や回答の内容に関係のないコメントは、ご遠慮ください。
2.
以下の内容を含んだコメントの投稿を禁止します。『日本の人事部』事務局が禁止行為に該当すると判断した場合には、投稿者に通知することなく、コメントを削除または修正することもございます。予めご了承ください。
・第三者の名誉または信用を毀損するもの
・第三者を誹謗・中傷するもの
・第三者の名誉、信用、プライバシーを侵害するもの
・第三者の著作権等の知的財産権を侵害するもの
・第三者の権利または利益を侵害するもの
・公序良俗に反する内容を含んだもの
・政治活動、宗教、思想に関する記載があるもの
・法令に違反する、または違反のおそれがある記載のあるもの
・差別につながるもの
・事実に反する情報を記載するもの
・営利目的の宣伝・広告を含んだもの
・その他、内容が不適切と判断されるもの
3.
氏名・住所・電話番号などの個人情報を記載すると、トラブルに繋がる可能性があります。絶対に記載することのないよう、ご注意ください。
4.
掲載されたコメントにより発生したトラブルに関しては、いかなる場合も『日本の人事部』事務局では責任を負いかねますので、ご了承ください。
5.
ご投稿いただきましたコメントは、『日本の人事部』や、当社が運営するウェブサイト、発行物(メールマガジン、印刷物)などに転載させていただく場合がございますので、ご了承下さい。

コメントを書く

あなたのオススメとして、ニックネーム、業種、所在地(都道府県まで)が公開されます。

コメント
■コメント投稿に関するご注意
以下に定めるご注意をご承諾の上、コメントを投稿してください。

1.
記載されている記事や回答の内容に関係のないコメントは、ご遠慮ください。
2.
以下の内容を含んだコメントの投稿を禁止します。『日本の人事部』事務局が禁止行為に該当すると判断した場合には、投稿者に通知することなく、コメントを削除または修正することもございます。予めご了承ください。
・第三者の名誉または信用を毀損するもの
・第三者を誹謗・中傷するもの
・第三者の名誉、信用、プライバシーを侵害するもの
・第三者の著作権等の知的財産権を侵害するもの
・第三者の権利または利益を侵害するもの
・公序良俗に反する内容を含んだもの
・政治活動、宗教、思想に関する記載があるもの
・法令に違反する、または違反のおそれがある記載のあるもの
・差別につながるもの
・事実に反する情報を記載するもの
・営利目的の宣伝・広告を含んだもの
・その他、内容が不適切と判断されるもの
3.
氏名・住所・電話番号などの個人情報を記載すると、トラブルに繋がる可能性があります。絶対に記載することのないよう、ご注意ください。
4.
掲載されたコメントにより発生したトラブルに関しては、いかなる場合も『日本の人事部』事務局では責任を負いかねますので、ご了承ください。
5.
ご投稿いただきましたコメントは、『日本の人事部』や、当社が運営するウェブサイト、発行物(メールマガジン、印刷物)などに転載させていただく場合がございますので、ご了承下さい。

問題を報告

ご報告ありがとうございます。
『日本の人事部』事務局にて内容を確認させていただきます。

報告内容
問題点

【ご注意】
・このご報告に、事務局から個別にご返信することはありません。
・ご報告いただいた内容が、弊社以外の第三者に伝わることはありません。
・ご報告をいただいても、対応を行わない場合もございます。

プロフェッショナルコラム

多様性にチャレンジ意欲を醸成し、イノベーティブなチームになる

細木聡子(株式会社リノパートナーズ代表取締役/技術系ダイバーシティ経営コンサルタント/(公財)21世紀職業財団客員講師/中小企業診断士)

今回は、 「多様性に“チャレンジ”意欲を醸成し、 イノベーティブなチームになる」 について一緒に考えていきたいと思います...

2024/11/20 ID:CA-0005727 ダイバーシティ・エクイティ&インクルージョン