新入社員はテレワークでも十分に仕事が出来ている!?
このコラムでは、オンラインでの組織コミュニケーションに関していろいろと思ったことを書かせてもらっています。前回のコラムでは、新人や2年目の若手の現状について書きましたが、ちょっとテレワークに関する面白いデータがあったでご紹介しますね。
この画像は、先月にシンスターが行ったオンライン情報提供セミナーの中でご紹介した資料の1つなのですが、みなさんはこの数字を見て、どう思われましたか?
2020年(コロナ禍初年度)、在宅勤務において課題に感じることに関して、人事担当者と当時の新入社員にアンケートを取った調査結果です。それを一部を抜粋して紹介したのですが、人事担当者と新入社員のギャップが結構出ていますよね。
見方の1つとしては、「なるほど、会社側(人事担当者側)が心配しているだけで、新入社員はテレワークに大きな課題感もなく、結構上手くやれているのか。(安心した)」という捉え方もできます。でも、本当にそのように思っていて大丈夫なのでしょうか?
そもそも新入社員は社会人成りたてで、担当すべき仕事の全体像がほとんど見えていないステージです。会社や上の人が見る限り、情報もコミュニケーションも足りてないと思っているにも関わらず、当人たちは「これで大丈夫、まあまあ出来ている」と思ってしまっている可能性はないでしょうか?
アンケート結果が全てだとは思いませんが、もしそう思っている新入社員が多いのであれば、2年後・3年後がどんな状態に育っていくのか、少し不安になりますよね。
もちろん新入社員に罪はないのですが、もしそういった認識の違いがあるのであれば、会社・上司にとっても、当人にとっても不幸な状態です。
コロナ禍以前のように職場で机を横にして一緒に働いているときには、上司や先輩の働きぶりを見て「自分はまだまだ足りていない」ということを別に教えなくても自然に認識してくれていました。ただ、テレワークで別々に働いていると、それが見えにくくなっているのでしょうね。
テレワークでは、新入社員に対して本来の仕事の進め方やコミュニケーションのあり方を正しく伝えていく、丁寧にコミュニケーションを取っていく必要があるのでしょうね。
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『理屈だけでは現場は動かない』大企業とベンチャーでの豊富なビジネス経験をネタにした現場感あふれるセッションが好評
「巻き込み力研修のシンスター」にて、若手から管理職までのスキル研修・営業力強化研修の講師を担当。事業会社での実務経験を活かし、理論と組織力学を押さえたリアリティのある講義・ファシリテーションに定評がある。
曽我 充貴(ソガ ミツタカ) 株式会社シンスター シニア・マネジャー
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