「オンライン会議だと、みんな黙りがち・・・」をひと考察
オンライン会議だと、みんな黙りがち・・・
オンラインでのコミュニケーションを良くするためのTipsの今回は第3弾です。
これまで、オンライン会議における「議論の見える化のススメ」、「画面共有しっぱなしにしない」といったお話をしましたが、今回はオンライン会議になると、
発言が全然出てこない・・・
みんな黙りがち・・・
という、よくお聞きする課題についてのお話。
そもそもオンライン/対面に関係なく、主催・司会のファシリテーション力の問題では!?と言ってしまうとそれまでなのですが(苦笑)・・・・。
しかしながら、オンライン会議では参加人数が多くなると(音声状況が悪いと)、参加者がマイクをオフに(話す時だけオンに)しているところも多く、
気軽にパッと発言できない・・・
他の参加者の温度感や雰囲気が掴みづらくて発言しにくい・・・
など、対面(リアル)の会議よりも意見が出にくくなる傾向は、確かにあるのだと思います。
意見を求めたものの全員が沈黙、無表情(或いは気まずそうな)映像だけが延々と画面に映し出されて・・・。これは結構つらい状況ですよね。これが同じ会議で何度か続くと、ますます意見を出しずらい雰囲気になってしまいます。
オンラインにはオンラインのやり方で!
そんな時、お勧めしているのが、「チャットの活用」です。
例えば、「これについて、みんなどう思う?どうしたら良いと思うかな?」と投げかけたものの、「シーン・・」となったら思い切って流れを切ってみましょう。
「じゃあ、ちょっとここで小休止。3分ほど考えてチャットで考えを共有しよう。簡単で良いのでひとり1個以上送って!」こんな感じで、ぜひ気軽にやってみてください。そうすると、全員が何かしらのコメントを出してくれるので、そうなれば「○○さんのこの意見、どんなこと考えたのか、ちょっと聞かせてよ。」といったように、そこから議論を始めていけば良いのです。
同じようなことは、もちろん対面(リアル)会議でもできます。
例えば、ポストイットやメモを用意してみんなに書き出してもらう、ホワイトボードに書いてもらうなど、やり方はあるのですが、これって結構大仰になりますよね。
「チャットで!」というのは、オンラインだからこそ出来る手法なのだと思います。
オンラインにはオンラインのやり方がある!その利点をうまく活用して、ぜひオンラインでのコミュニケーションを、上手く進めてみてください。
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『理屈だけでは現場は動かない』大企業とベンチャーでの豊富なビジネス経験をネタにした現場感あふれるセッションが好評
「巻き込み力研修のシンスター」にて、若手から管理職までのスキル研修・営業力強化研修の講師を担当。事業会社での実務経験を活かし、理論と組織力学を押さえたリアリティのある講義・ファシリテーションに定評がある。
曽我 充貴(ソガ ミツタカ) 株式会社シンスター シニア・マネジャー
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