海外出張時の支度料について
海外出張時の支度料支給について。
当社の規定では、他社事例にならい「前回出張時から2年以内に再度海外出張するときは支度料を支給しない」とされています。
そこで下記ケースの場合の質問です。
・2020年1月出張⇒支度料支給
・2021年2月出張⇒支度料不支給(2020年から2年未経過につき)
・2022年3月出張⇒支度料不支給(2021年から2年未経過につき)
・2024年4月出張⇒支度料支給(2022年から2年超経過につき)
規定上は出張日基準で2年超経過時に支給されると解釈されるため上記のような考えになると思いますが、「前回支度料支給日から2年超経過した出張時には再度支度料を支給する」という支給日基準にすれば2022年3月の出張で支給される形になります。
出張日基準では毎年出張に行くような頻度が高い従業員には支給されず、2年超間隔が空くようなたまに出張する従業員の方が有利な規定になってしまいます。
①世間一般的に「出張日基準」と「支給日基準」どちらの考えが多いのでしょうか?
もしくは「前回出張日から2年以内」と規定上には記載していても実務的には「前回支給日から2年以内」と読み替えて支給しているケースが多いのでしょうか?
②そもそも支度料を支給しない企業割合も多いとは思いますが、支度料なしに変更した場合、不利益変更に当たるでしょうか?
以上ご回答の程、よろしくお願いいたします。
投稿日:2023/05/17 15:19 ID:QA-0126910
- 総務の課長さん
- 東京都/その他メーカー(企業規模 101~300人)
プロフェッショナル・人事会員からの回答
プロフェッショナルからの回答
対応
①制度は業務における合理性が重要ですので、世間ではなく貴社の方針で決まります。出張日ではご呈示のような理不尽さがつきまとい、合理性に欠けるように見受けられますが、貴社がなぜそうした規定を作ったかなど事情もありますので、あらためて必要性含めて判断すべきでしょう。
不合理な制度は判明した時点で修正すれば良いだけです。
②既存制度を廃止するのは不利益変更ですが、限られた対象になると想像できますので、個別に合意を取れば良いのではないでしょうか。
投稿日:2023/05/17 16:10 ID:QA-0126918
相談者より
ありがとうございました。
廃止はせずにせめて実費精算に変更するよう働きかけてみたいと思います。
投稿日:2023/05/17 18:16 ID:QA-0126932大変参考になった
プロフェッショナルからの回答
- 川勝 民雄
- 川勝研究所 代表者
支度金は実費
▼支度金は実費性格が強いこと(損金処理可)に鑑み、現行の定めは適正に欠けると思います。
▼ご質問に就いても、出張都度、実費に基づき清算することにすれば、問題は生じない筈です。
投稿日:2023/05/17 16:22 ID:QA-0126921
相談者より
ありがとうございました。
実費精算に変更するよう働きかけてみたいと思います。
投稿日:2023/05/17 18:16 ID:QA-0126930大変参考になった
プロフェッショナルからの回答
ご質問の件
①出張日でしょう。海外出張のための支度料ですし、支給日はあくまで手続きですので、
変動する可能性があります。
②支度料の目的、金額によりますが、不利益変更とはなりますので、納得できる説明が必要です。
投稿日:2023/05/17 17:03 ID:QA-0126929
相談者より
ありがとうございました。
実費精算に変更するよう働きかけてみたいと思います。
投稿日:2023/05/17 18:16 ID:QA-0126931大変参考になった
プロフェッショナルからの回答
お答えいたします
ご利用頂き有難うございます。
ご相談の件ですが、①につきましては、詳しいデータ迄は存知上げませんが、文字通りの支度料であれば出張の都度必要性が生じるものといえますので、性質上支給日基準とされるのが妥当と考えられます。まして海外出張であれば、尚更その必要性が高くなるものといえるでしょう。
②につきましては、一旦制度化されている以上労働者に不利となる内容であれば不利益変更に当たりますので、どうしても変更されたい場合ですと労働者の同意を得られる事が求められます。
投稿日:2023/05/17 19:31 ID:QA-0126935
相談者より
ありがとうございました。
組合等も協調しながら慎重に進めます。
投稿日:2023/05/18 08:49 ID:QA-0126942大変参考になった
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