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【調査レポート】従業員のキャリア自律を高めるメリットとポイント
近年、経済環境の変化、技術進展の速さ、就労の長期化、はたらく個人の価値観やはたらき方の多様化に伴い、企業と個人の関係が変わりつつあり、キャリア自律の重要性が増してきています。
そこで、全国の20 ~ 59歳の正社員を対象に調査を実施しました。
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<調査背景>
近年、経済環境の変化、技術進展の速さ、就労の長期化、はたらく個人の価値観やはたらき方の多様化に伴って、企業と個人の関係も変わりつつあり、「キャリア自律」の重要性が増してきている。
1.キャリア自律を高めることは、企業にとってメリットがあるのだろうか。
2.キャリア自律は何によって促されるものなのか。
3.キャリア自律すると離職につながるのか。
こうした企業にとって関心の高い「キャリア自律にまつわる疑問」に答えるべく、全国の20 ~ 59歳の正社員を対象に調査を実施した。
<サマリ>
【キャリア自律は組織・就業者双方にメリットがある】
■キャリア自律は、組織への貢献と個人の就業満足の両面でメリットが確認された。
■キャリア自律度が高い従業員は、パフォーマンスやワーク・エンゲイジメント、仕事充実感などが高い。
【キャリア自律には人材マネジメントの多様な要素が影響する】
■キャリア自律は、社内の職務の見える化やキャリア意思表明の機会、組織目標と個人目標の関連づけといった「キャリアの透明性」の高さと正の関係にある。
■多様性・専門性・成果を尊重する企業風土や、現場における未来志向型の上司マネジメントといった要因もキャリア自律に影響
している。
【キャリア自律に伴う離職をコントロールする必要がある】
■キャリア自律度は、従業員の「自身の市場価値の認識」と関連して、離職に影響する。
■「若手」のうち市場価値が高い層では、自律度が高いと転職意向が高い傾向が見られた。
昇進の見通しややりたい仕事ができることなど、いまの会社での未来展望が描ける状態をつくる必要がある。
■一方で、【ミドル・シニア】のうち市場価値が低い層では、自律度が高いと転職意向が低く、いまの会社に滞留する傾向が見られた。
ミドル・シニアに自律だけ期待するのではなく、市場価値を下げないリスキル支援や能力開発施策も同時に求められる。
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