【特別企画】東大特別授業に参加
「学び」の未来をブランドデザインする(全6回)[ 1/2ページ ]
【特別企画】東大特別授業に参加
「学び」の未来をブランドデザインする(全6回)[ 1/2ページ ]
2011年12月2日(金)に、『日本の人事部』HRクラブ特別企画を開催しました。東京大学と博報堂による産学連携の特別プログラムに、『日本の人事部』会員限定特別枠をご用意し、会員の方々が学生と一緒にワークショップに参加するという企画です。おかげさまで多くのご応募をいただきました。誠にありがとうございます。抽選にもれてしまったみなさま、大変申し訳ございません。
東大理想の教育棟を舞台に、Early exposure(早期体験)の一環としてスタートした「東京大学×博報堂 ブランドデザインスタジオ」。今回のテーマは「学び」です。ファシリテーターは、博報堂ブランドデザイン スーパーバイザーの宮井弘之氏。レゴブロックをつかったウォーミングアップから始まり、KJ法でグループのアイデアを共有し発展していくというワークを約3時間かけて行いました。とても活発に意見交換が行われ、学生、社会人ともに、とても刺激的な場になったようです。本レポートでは、当日の模様をダイジェスト形式でご紹介いたします。第2回目以降は、参加される人事の方にレポートしていただく予定です。
【開催概要】
- ■ テーマ
- 「学び」の未来をブランドデザインする
- ■ 開催日時
- 2011年12月2日(金) 16:20~19:30
「共感」と「共創」の技術 レゴシリアスプレイ
ワークショップは、レゴブロックを使ったウォーミングアップからスタート。これから6回にわたって一緒にアイデアを出し合っていく仲間と、まずはお互いをよく知るために、レゴブロックを使ったタワーづくりや自己紹介を行いました。
なぜレゴブロックなのかというと、頭の中にある考えやアイデアを、レゴを通して外在化させることで、シェアしたりフィードバックをもらって発展したりしやすくする効果が期待できるからです。また、頭で考えるだけではなく、感性を「見える化」するという狙いもあります。この背景には、手と頭は連携を取り、相互に信号のやり取りをしながら、新しい知識を構築していく「コンストラクショニズム」という理論があります。単に、頭だけで考えていても、新しい知識は構築できず、「何かをつくることで学ぶ」という考え方で、世界中のIT教育や科学分野の研究などに採り入れられています。今回のシリーズでは、この理論をベースに、共感・共創のスキルとしてレゴを取り入れていきます。
「共創」の手法に慣れよう KJ法
つづいては、事前課題となっていた自分にとって「もっとも価値のある本」というレポートをもとに、4人ずつのグループに分かれて、「価値のある本の特徴」をまとめてプレゼンするというワーク。グループごとにポストイットをつかった「KJ法」でブレストし、まとめていきました。選ぶ本のカテゴリーがまったく違っていたり、一人ひとりの「価値」の定義が異なるなか、アウトプットをまとめていく作業はとても楽しそうでした。
最終プレゼンは、出版社の社長になったつもりで、社員一同に対して「価値のある本づくりとは」という訓示を行う、という設定で行われました。
以上で、特別授業1回目は終了。あっという間の3時間でした。次回以降も素晴らしい学びの場になりそうです。どうぞご期待ください。
【参加者の声】
- 大変良い刺激になりました。ワークショップで感じたことは、学生の皆さんそれぞれが発表力(プレゼン力)が優れていてイキイキしていたということ。懇親会でも若いエネルギーを存分にいただきました。これからが本当に楽しみです。
- 金曜日はとても刺激的でした。レゴを使ったワークショップは経験したことがありましたが、学生の発想力の豊かさに驚くと共に自分の頭が凝り固まっていたことに気づきました。また、その後の本の価値の共有でもさすが思考スピードが速いと感じました。これからのワークショップが楽しみになった1日でした。
- どうもありがとうございました。気付きと学びが多いプロジェクトになりそうです。