無料会員登録

日本の人事部への登録は45秒で完了!
※登録内容はマイページで確認・変更できます。

※「@jinjibu.jp」からのメールが受信できるようにしてください。

既に会員の方はこちら

または各SNSで登録

日本の人事部があなたの許可無く投稿することはありません

既に会員の方は
こちらからログイン

ログイン

無料会員登録

不正な操作が行われました。
お手数ですが再度操作を行ってください。

会員登録完了・ログイン

ありがとうございます。会員登録が完了しました。
メールにてお送りしたパスワードでログインし、
引続きコンテンツをお楽しみください。

無料会員登録

不正な操作が行われました。
お手数ですが再度操作を行ってください。

会員登録完了・自動ログイン

会員登録とログインが完了しました。
引続きコンテンツをご利用ください。

マイページ

会員登録済み


選択したSNSアカウントは既に会員登録済みです。

いま考えたい、50代ミドルシニアのリアルな働き方(3)

本コラムは2024年8月29日にHRオンライン(ダイアモンドオンライン)にて掲載されたインタビュー記事の一部となります

--------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------

棚卸しが必要な理由を、ミドルシニアに伝えていく

40代半ばから50代の従業員にセカンドキャリアやライフプランを考えてもらう――いわゆる「たそがれ研修」を行う企業があります。いまの時代、ミドルシニアの体力も向上し、寿命も延びているので、50代で「たそがれ」という言葉は相応しくないと思います。拙著(『55歳からのリアルな働き方』)では、90歳の方が現役社員として働き、社内で新入社員教育も行っている事例も記載しています。

もし、「研修」の名のもとにミドルシニアを集めるのなら、企業は、その前提として、「一人ひとりのミドルシニアは、暗黙知という無形資産を持っている」と意識するべきです。先ほど言ったとおり、年齢で十把一絡げにするのは、人的資本経営の本来あるべき姿に反しています。一般的に行われている「たそがれ研修」のうち、「ワーク(プライベートな生活)」に偏ることなく、「ミドルシニアも前線で働く貴重な戦力」という考え方で、受講者一人ひとりをリスペクトしていただきたいです。

ミドルシニアに対しての研修プログラム 

私が行っている研修や授業は、人材一人ひとりの暗黙知を形式知化し、部下や後輩への指導や、社内に伝授・蓄積することを目的にしています。まず、私が提示する「12個の質問(*)」で、業種・専門知識・エリア・人脈・職種など、ご自身のキャリアを見える化していただき、自分がこれまでに何を行ってきたのかを棚卸ししていただきます。「研修」といえば、講師が受講者に教えるイメージがありますが、そうではなく、まさに、自分自身のキャリアを棚卸しする場です。「知識」「スキル」「コンピテンシー」の把握から自分の強みを知り、経験知・暗黙知を特定していきます。そのプロセスを通じて、はじめて、「私はこれが得意なんだ」「これは、部下や後輩社員に教えられる」と気づくことで、暗黙知が形式知になっていきます。ミドルシニアにとって、暗黙知の棚卸しはセカンドキャリアへの架け橋となり、また、ミドルシニア一人ひとりの「知識」「スキル」「コンピテンシー」が社内に伝承され、全社に共有されることで、企業にとっては、事業継続計画(Business Continuity Planning)やサスティナビリティ経営、さらに、新事業の開発などにも繋がります。

人事部がミドルシニアのキャリアや暗黙知を棚卸ししてもらう研修において、忘れてはいけないポイント

いちばん最初に、この研修で“棚卸しを行う意味”を説明することが大切です。「今日、集まっていただいたのは、単なる研修ではなく、ご自身のいまある能力・経験知を可視化して市場価値を高め、これから先のキャリアを充実したものにしていくためです」と。研修を受講することで、ご自身も認識できていなかった「知識」「スキル」「コンピテンシー」を活かし、一人ひとりのミドルシニアに拓かれた道があることを、集まった方々に伝えるのです。そして、キャリアを社内外で活かすための具体策や事例も伝えます。すると、どちらかと言えばネガティブに捉えていたご自身のこれからのキャリアを真摯に捉え、思わぬ芽吹きを見せる方もいらっしゃるのです。なかには、社内講師になったり、強みを伸ばして社内ベンチャーなど、独立したりする方もいます。

* 田原祐子著『55歳からのリアルな働き方』の読者特典として、この12個の質問が1枚のシートになったオリジナルワークシートが得られる。

  • 経営戦略・経営管理
  • モチベーション・組織活性化
  • キャリア開発
  • マネジメント
  • 営業・接客・CS

全能連マネジメントアワード「コンサルタント・オブ・ザ・イヤー」を受賞!暗黙知を形式知化するナレッジマネジメントで計1500社の人材育成に貢献

ジョブ制・テレワーク導入が急速に進ぬ中、人材のノウハウ・ナレッジの見える化・企業や組織での共有化・蓄積は必須です。
仕事ができる人材の思考プロセスを見える化・形式知化し、人・チームの育成に活用即戦力化します。特許庁、経済産業省の業務も受託。

田原 祐子(タハラ ユウコ) 株式会社ベーシック代表取締役(社会構想大学院大学教授)上場企業社外取締役監査等委員

田原 祐子
対応エリア 全国
所在地 港区

このプロフェッショナルのコラム(テーマ)

この記事をオススメ

あなたのオススメとして、ニックネーム、業種、所在地(都道府県まで)が公開されます。
※コメント入力は任意です。

オススメ
コメント
(任意)
■コメント投稿に関するご注意
以下に定めるご注意をご承諾の上、コメントを投稿してください。

1.
記載されている記事や回答の内容に関係のないコメントは、ご遠慮ください。
2.
以下の内容を含んだコメントの投稿を禁止します。『日本の人事部』事務局が禁止行為に該当すると判断した場合には、投稿者に通知することなく、コメントを削除または修正することもございます。予めご了承ください。
・第三者の名誉または信用を毀損するもの
・第三者を誹謗・中傷するもの
・第三者の名誉、信用、プライバシーを侵害するもの
・第三者の著作権等の知的財産権を侵害するもの
・第三者の権利または利益を侵害するもの
・公序良俗に反する内容を含んだもの
・政治活動、宗教、思想に関する記載があるもの
・法令に違反する、または違反のおそれがある記載のあるもの
・差別につながるもの
・事実に反する情報を記載するもの
・営利目的の宣伝・広告を含んだもの
・その他、内容が不適切と判断されるもの
3.
氏名・住所・電話番号などの個人情報を記載すると、トラブルに繋がる可能性があります。絶対に記載することのないよう、ご注意ください。
4.
掲載されたコメントにより発生したトラブルに関しては、いかなる場合も『日本の人事部』事務局では責任を負いかねますので、ご了承ください。
5.
ご投稿いただきましたコメントは、『日本の人事部』や、当社が運営するウェブサイト、発行物(メールマガジン、印刷物)などに転載させていただく場合がございますので、ご了承下さい。

コメントを書く

あなたのオススメとして、ニックネーム、業種、所在地(都道府県まで)が公開されます。

コメント
■コメント投稿に関するご注意
以下に定めるご注意をご承諾の上、コメントを投稿してください。

1.
記載されている記事や回答の内容に関係のないコメントは、ご遠慮ください。
2.
以下の内容を含んだコメントの投稿を禁止します。『日本の人事部』事務局が禁止行為に該当すると判断した場合には、投稿者に通知することなく、コメントを削除または修正することもございます。予めご了承ください。
・第三者の名誉または信用を毀損するもの
・第三者を誹謗・中傷するもの
・第三者の名誉、信用、プライバシーを侵害するもの
・第三者の著作権等の知的財産権を侵害するもの
・第三者の権利または利益を侵害するもの
・公序良俗に反する内容を含んだもの
・政治活動、宗教、思想に関する記載があるもの
・法令に違反する、または違反のおそれがある記載のあるもの
・差別につながるもの
・事実に反する情報を記載するもの
・営利目的の宣伝・広告を含んだもの
・その他、内容が不適切と判断されるもの
3.
氏名・住所・電話番号などの個人情報を記載すると、トラブルに繋がる可能性があります。絶対に記載することのないよう、ご注意ください。
4.
掲載されたコメントにより発生したトラブルに関しては、いかなる場合も『日本の人事部』事務局では責任を負いかねますので、ご了承ください。
5.
ご投稿いただきましたコメントは、『日本の人事部』や、当社が運営するウェブサイト、発行物(メールマガジン、印刷物)などに転載させていただく場合がございますので、ご了承下さい。

問題を報告

ご報告ありがとうございます。
『日本の人事部』事務局にて内容を確認させていただきます。

報告内容
問題点

【ご注意】
・このご報告に、事務局から個別にご返信することはありません。
・ご報告いただいた内容が、弊社以外の第三者に伝わることはありません。
・ご報告をいただいても、対応を行わない場合もございます。

プロフェッショナルコラム

多様性にチャレンジ意欲を醸成し、イノベーティブなチームになる

細木聡子(株式会社リノパートナーズ代表取締役/技術系ダイバーシティ経営コンサルタント/(公財)21世紀職業財団客員講師/中小企業診断士)

今回は、 「多様性に“チャレンジ”意欲を醸成し、 イノベーティブなチームになる」 について一緒に考えていきたいと思います...

2024/11/20 ID:CA-0005727 ダイバーシティ・エクイティ&インクルージョン