「俺も大変なんだよ…」口癖になってませんか??
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⑦「俺も大変なんだよ…」口癖になってませんか??
管理職にはなりたくない若者
この口癖も管理職の方々からよく聞くフレーズですね。
部下からすると…
「そんなこと言われても知らないよ」
「やっぱり何も分かってくれていない」と感じます。
そしてこの言葉の後には、どれだけ管理職が大変なのか、という愚痴や苦労話が続きます。
部下は「そうなんですね…」と聞いてくれますが、
内心は「はいはい、また始まったよ。愚痴と自慢話。。。」
と半ばあきれてしまっているんですね。
そして彼らは「自分は管理職にはなりたくない」と思ってしまうわけです。
採用困難時代、ジェネレーションギャップ、ゆとりさとり世代…。
様々な問題が混在している現在ですが、
大きな問題の1つとして「管理職になりたがらない若者」という問題があります。
リクルートマネジメントソリューションズが
3年おきに実施している「新人・若手の意識調査」によると、
「管理職になりたい」および「どちらかといえばなりたい」と
回答した肯定派の割合が減少し、2010年の新人では55.8%だったのが、
2016年の新人では31.9%となっています。
しかも、この2016年の新人は、
「管理職になりたくない」「どちらかといえばなりたくない」
という否定派の割合が37.9%となり、
本調査で初めて管理職になりたい人たちを上回る結果となっています。
さらに、新人だけでなく、3年目の若手、7年目の中堅でも、
管理職になりたくないという否定派が、肯定派を上回る結果になっています。
また、キャリアインデックスが2017年5月に実施した
「有職者に向けた仕事に関する調査」では、
管理職になりたくない人の割合は、20代男性は51.9%、
30代男性は48.7%、さらに20代女性は83.1%、
30代女性は84.2%と8割を超える結果になっています。
この管理職になりたくない理由としては大きく2つ挙げられます。
1つは若者の働く価値観の変化です。
より豊かな生活をしたい、上に立って采配をとりたい、という欲求度は低く、
それなりに安定した生活を送りたい、ストレスの少ない
ワークライフバランスの取れた生活を送りたいという欲求度が高いからと言えます。
そしてもう1つの理由としては、
管理職(上司)の存在価値を見出せない、という理由です。
仕事の多様化、働き方改革などを通じて、
そもそも上司が全てを把握して適切なアドバイスができにくくなってきていること、
そして経済の鈍化やコモディティ化により上司のアドバイス通りにしても
なかなか成果が上がりにくいことが背景にあります。
つまり上司はあまり役に立たず、
むしろ余計な管理やプレッシャーやストレスをかけてきて、
目障りな存在でしかなく、尊敬したり憧れたりできる上司がいないが故に、
管理職になりたくない、と思ってしまうのですね。
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山口 しのぶ(ヤマグチ シノブ) 株式会社キャリアチアーズ 代表取締役

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