無料会員登録

日本の人事部への登録は45秒で完了!
※登録内容はマイページで確認・変更できます。

※「@jinjibu.jp」からのメールが受信できるようにしてください。

既に会員の方はこちら

または各SNSで登録

日本の人事部があなたの許可無く投稿することはありません

既に会員の方は
こちらからログイン

ログイン

無料会員登録

不正な操作が行われました。
お手数ですが再度操作を行ってください。

会員登録完了・ログイン

ありがとうございます。会員登録が完了しました。
メールにてお送りしたパスワードでログインし、
引続きコンテンツをお楽しみください。

無料会員登録

不正な操作が行われました。
お手数ですが再度操作を行ってください。

会員登録完了・自動ログイン

会員登録とログインが完了しました。
引続きコンテンツをご利用ください。

マイページ

会員登録済み


選択したSNSアカウントは既に会員登録済みです。

【後編】1on1を変える心理学~アクティブ・リスニング~

本記事は前後編の後編となっております。

前編となる「【前編】1on1を変える心理学~アクティブ・リスニング~」は、
以下のコラム一覧からお読みください。
https://jinjibu.jp/spcl/wcl-nagamine/cl/

 

0.本記事のまとめ

  • ※前編では、1on1で部下の本音や内省が妨げられる原因、その解決策として有効な、対話の土壌となる心理的安全性を構築するアクティブ・リスニングを紹介しました。
  • アクティブリスニングを体現し続けるためには、マインドフルネスにより自身のイライラや意識の逸れにいち早く気づき、意識を「今ここ」に戻すことが有効です。

  • 非言語情報の観察や、伝え返し・感情の反射といった具体的なスキルは、相手に「大切に聴かれている」という実感を届けるための道具として機能します。

  • 1on1では、業務進捗だけでなく沈黙や雑談も受容することで、心理的安全性を構築し、部下が自律的に経験から学ぶ(経験学習サイクル)土壌を整えます。

  • 上司が「聴く」姿勢を示すことで、組織全体に本音や違和感を共有できる安心感が広がり、結果として創造性や問題解決能力が高まります。

 

1. アクティブ・リスニングに必要なスタンスを保つ

ロジャーズの三原則(自己一致・無条件の肯定的関心・共感的理解)は、アクティブ・リスニングの土台となる重要な姿勢です。しかし、理解しただけで自然に保てるものではなく、実践の場では少しずつズレが生じることも少なくありません。
たとえば、以下のような状態に陥ることは誰にでもあるものです。

  • 相手の話や態度で、心が過剰に揺れ動く(イライラ・不安・焦り)

  • 話が長引くことで飽きてしまう、あるいは面倒に感じてしまう

  • 他の予定やタスクが気になり、意識が相手から離れてしまう

これらは、日常の忙しさの中でごく自然に起こる反応です。大切なのは、「そのズレにいち早く気づく力」を育て、そこから再び「聴くスタンス」に立ち返ることです。

スタンスの“ずれ”に気づくためのツール——マインドフルネス

このような状態から“聴くスタンス”を取り戻すために有効なのが、マインドフルネスです。
マインドフルネスとは、今この瞬間の体験に、評価を加えず、意図的に意識を向けること(Kabat-Zinn, 1994)
つまり、自分の内側に起きている感情や反応、意識の向き方に「気づく力」を高める実践です。評価も反応もせず、ただ「気づく」こと。これが、傾聴のスタンスを保つための土台になります。

なぜマインドフルネスが必要なのか?

マインドフルネスを取り入れることで、スタンスの“ずれ”にいち早く気づき、元の姿勢に戻すことができるようになります。たとえば、話を聞いていてイライラしてきたとき、「今、自分は反応しているな」と気づくことで、深呼吸をして一度リセットすることができます。さらに、次の予定が気になって落ち着かなくなっているときには、「今、自分の意識は未来に向いているな」と気づき、「今、ここ」に意識を戻すことが可能になります。このような“気づき”があることで、自分のスタンスが崩れていることに優しく気づきながら、再び「聴くモード」へと戻ることができるのです。

実践法:1on1前後のマインドフルチェックイン

1on1に入る前、または終えた後に、以下のような「ミニ実践」を習慣化することも効果的です。ぜひ試してみましょう。
【1分間チェックイン】

  • 目を閉じて、呼吸のリズムに注意を向ける

  • 「今、自分の心と身体はどんな状態にあるか?」を内観する

  • 「相手の話に100%の注意を向ける準備ができているか?」を確認する

【面談中に気が逸れたとき】

  • 「あ、いま自分は聴いていない」と気づいたら、心の中で「戻ってこよう」と唱えて、呼吸に注意を戻す

    このわずかな“間”をつくることが、信頼につながる聴き手であり続けるための大きな一歩となります

マインドフルネスは三原則の“実行力”を支える

マインドフルネスの実践は、ロジャーズの三原則を単なる理解から「体現」へとつなげます。

  • 自己一致:今の自分の状態をそのまま認識できる → 無理せず“自然体”で聴ける

  • 無条件の肯定的関心:相手に対する感情や評価の芽に気づける → 判断を保留できる

  • 共感的理解:感情に巻き込まれていることに気づく → 適切な距離を保てる

つまり、マインドフルネスは“理想の聴き手”を保ち続けるための効果的なトレーニング方法なのです。

 

2.アクティブ・リスニングに必要な技術を知る—スタンスを支える“具体スキル”を身につける

 

アクティブ・リスニングは「姿勢」や「心のあり方」が最も大切です。しかし、誠実なスタンスだけでは相手に伝わらないこともあるのが現実です。だからこそ、そのスタンスを“伝わるかたち”にするために、具体的なスキル=「技術」が必要になります。技術は、コミュニケーションの“型”であり、関係性を深めるための橋です。形式的に使うのではなく、心のあり方を補強する実践の道具として活用しましょう。

技術1:観察する ——非言語情報に気づく力

アクティブ・リスニングの第一歩は、言葉だけでなく、言葉になっていないメッセージに気づくことです。人は会話の中で常に、表情・声のトーン・間(ま)・姿勢・仕草などを通じて、多くの情報を非言語的に発信しています。これらを丁寧に受け取り、反応できる力こそが、深い傾聴の土台となります。

・ビジネスシーンでの観察の具体例:

  • 声のトーン:「前半ははきはき話していたのに、プロジェクトの話題になった途端、声が小さくなった」

  • 表情:「報告のときは笑顔だったのに、上司の名前が出た瞬間に一瞬だけ表情が曇った」

  • 視線・姿勢:「新しい提案の話になると急に目をそらし、椅子に背を深く預けるようになった

・対応する声かけの例:

  • 「今のお話に入ったところで、少し声が小さくなったように感じました。何か気になっていることがあるのでしょうか?」

  • 「〇〇さんの名前が出たとき、ちょっとだけ間が空きましたね。もし話しづらいところがあれば、無理せずで大丈夫ですよ」

  • 「一度表情がぎゅっとなった気がしました。あの部分、ちょっと引っかかるところがありましたか?」

このように、非言語的な変化に過剰に踏み込むのではなく、“そっと触れる”ような聞き方を心がけることで、相手は「ちゃんと見ていてくれている」「表面的な言葉だけで判断されていない」と感じることもでき、それは、信頼される聴き手であることの証にもなります。

技術2:理解を示し、理解を正す ——伝え返し・反射・要約

相手の話をただ“聴く”だけでなく、聴いた内容を自分の言葉で返すことで、「あなたの話をきちんと受け取ろうとしている」「誤解したくない」という姿勢が自然に伝わります。
この“言葉にして返す”技術には、主に以下の3つがあります。

1. 伝え返し
相手の言葉を、自分の言葉で簡潔に言い換えて確認する方法です。特に、話の意図を共有したいときや、内容を整理してから先に進みたいときに有効です。

例:
・「つまり、進捗が少し遅れている原因は、チーム内の情報共有がスムーズにいっていないということですか?」
伝え返しは、「話を理解してもらえた」という安心を届け、話を続けやすくする効果があります。

2. 反射(感情の反映)
相手の話の背後にある感情に注意を払い、それを言葉にして返す方法です。特に、相手が少し迷っていたり、自分でも感情が整理しきれていないときに有効です。

例:
・「そうおっしゃるということは、少し悔しさもあるかもしれませんね」
反射は、特に感情の言語化が難しい相手にとって、「わかってもらえた」という深い共感につながります。

3. 要約
話の全体を整理し、要点をまとめて返す方法です。内容が込み入ってきたとき、話を一度立ち止まって確認したいときに効果的です。

例:
・「ここまでのお話をまとめると、タスクのボリュームが予想より多く、それによってスケジュール調整が必要になってきている、ということで合ってますか?」
要約は、複雑な話を整理したいとき、次のステップに進むときに効果的です。

技術3:協力的に意見を返す ——相手のペースを尊重しながら応答する

アクティブ・リスニングでは、「聴くこと」が中心となりますが、1on1やミーティングでは、上司や支援者として何らかの意見や助言を求められる場面も少なくありません。そのとき大切なのは、相手のペースや考える余地を尊重しながら関わることです。

・協力的な返し方の工夫:

  • 主導権を相手に戻す
    「この話、いっしょに考えてもいいですか?」
    「必要があれば、私の考えもお伝えしますが、どうしましょう?」

  • 共感+問いで返す
    「今のお気持ち、よくわかります。あえて別の角度から考えるとしたら、他にどんな選択肢がありそうですか?」

  • 保留する選択も含める
    「焦って決めなくても大丈夫ですよ。少し時間をおいて、もう一度考えるのもいいかもしれませんね」

こうした応答には、“相手の自由を守る”というスタンスが表れています。「操作されていない」と感じられるからこそ、相手も安心して考えを深めていけるのです。

技術は“思いやりのかたち”

アクティブ・リスニングの技術は、「言葉の表面をなぞるため」ではありません。
相手の大切な話を、こちらの“誠意”を込めて受け取るための器です。

  • 観察することは、「ちゃんと見ている」というサイン

  • 伝え返すことは、「ちゃんと受け取っている」というサイン

  • 協力的に返すことは、「あなたの力を信じている」というサイン

そして、これらの技術は、日常の中で少しずつ練習しながら育てていけるものです。

3.対話の質が内省の深さを決める—1on1で機能するアクティブ・リスニングの実践ヒント

 

1on1の本質は、単なる業務の進捗確認ではなく、「経験を言葉にし、内省することによって成長を促す時間」にあります。経験学習サイクルの中でも、特に「内省」のプロセスが最も重要であることはすでに述べました。
しかし、この内省は自然に起こるものではなく、「安心して話せる関係性」と「丁寧に聴いてもらえる体験」によって初めて深まります。つまり、どれだけ内省が重要だと理解していても、そもそも部下が自分の言葉で語り始めてくれなければ、そのプロセスは始まりません。
ここで大きな力を発揮するのが、アクティブ・リスニングです。相手の話を引き出し、心の動きを受け止め、対話の質そのものを高めていく——そうした関わりが、内省を支える土台になります。
以下では、1on1の現場で「聴くこと」を通じて内省を後押しするための、実践的なヒントをご紹介します。

「話すことがない」ときの向き合い方

1on1の場で「特に話すことはありません」と言われたとき、焦る必要はありません。その沈黙もまた、その人の今を映し出す大切なサインです。無理に話を引き出そうとするのではなく、「話すことがなくても大丈夫ですよ」「ふと思い浮かんだことがあれば何でも教えてくださいね」と伝え、話してもしなくてもいいという安心感を届けることが、内省を促す土台になります。
技術面では、相手の表情や仕草、呼吸などの非言語的な情報を観察しながら、そっと感情を反射することが効果的です。具体的な声かけの例としては、

  • 「話すことがなくても大丈夫ですよ」

  • 「ふと思い浮かんだことがあれば、何でも教えてくださいね」

  • 「言葉にできない思いがあるのかもしれませんね」

といったものが挙げられます。無理に会話を広げようとせず、相手に主導権を預けることで、安心して自分のペースで内省できる環境を整えることができます。

雑談や日常から“心の窓”を開く

無理に本題に入ろうとせず、雑談や日常の話題から心のウォームアップを図ることは、自然な対話の流れをつくるうえで効果的です。軽やかな問いかけを通して、まずは場をやわらかく整えます。たとえば、

  • 「最近、ちょっと気分転換になったことってありますか?」

  • 「今週はどんなスタートを切りましたか?」

  • 「最近、意外とおもしろかったやりとりってありました?」

といった質問を投げかけることで、相手がふと思いついたことを口にしやすくなります。このとき役立つのは、無条件の肯定的関心(スタンス)と、相手の表情や声色の微細な変化に注意を向ける観察(技術)です。どんな答えが返ってきても肯定的に受け止め、話しやすい雰囲気をつくることが、内省への入り口になります。
雑談の中で話題が本筋から逸れたように見えても、それは今まさにその人の心に浮かんでいる「リアルな経験」を映し出していることがあります。そうしたときは、

  • 「その話が出るということは、今そこに意識が向いているのかもしれませんね」

  • 「そのとき、どんな気持ちになりましたか?」

などと声をかけながら、感情に寄り添う反射(技術)と共感的理解(スタンス)を活用します。表面的なやり取りにとどまらず、その奥にある気持ちや意味づけにアプローチすることで、内省を深めるきっかけを育むことができます。

「話してよかった」と思える体験を残す

1on1で最も大切なのは、部下に「また話したい」と思ってもらえる体験を積み重ねることです。これは、単に会話を成立させること以上に、内省を深める土台を育てる重要なプロセスでもあります。安心して自分を語れる経験があってはじめて、人は自らの感情や考えを見つめ、整理し、次の一歩へとつなげることができるのです。そのためには、無条件の肯定的関心(スタンス)はもちろん、自己一致(誠実な姿勢)と協力的な応答(技術)が欠かせません。また、こうした関わりには、非言語的な変化に気づく観察(技術)、適切なタイミングで伝え返す・反射する(技術)が支えにもなります。
たとえば、

  • 最後まで話を遮らずに聴ききった

  • 小さな反応(うなずき、表情、視線)で「関心を持って聴いている」ことを伝えた

  • 話しづらいテーマにも、焦らず待ちながら耳を傾けた

「話しても大丈夫だった」「自分の気持ちを言葉にしてもいいのだ」と感じられる体験の積み重ねが、内省への扉を開き、自分自身をより深く理解するための基盤になっていきます。

補足:スタンスを支える“心の土台”としてのマインドフルネス

アクティブ・リスニングでは、「相手に意識を向ける」ことと同じくらい、「自分自身の状態に気づくこと」が重要です。実際の1on1の場では、相手の言動によって心が揺れたり、別のタスクが気になったりすることで、聴く姿勢が崩れることがあります。
そんなとき、自分の呼吸や身体感覚に立ち返るマインドフルネスの実践が、スタンスを保つうえで大きな助けになります。上司自身が落ち着いて「いまここ」にいられることも、1on1の空気を整え、対話の深まりを支えるため、非常に重要です。
こうして見てきたように、アクティブ・リスニングのスタンスと技術を活かすことで、1on1の場は「ただ話す時間」から「自分の内面に気づき、整えていく時間」へと変化します。マインドフルネスを通じて聴く姿勢を保ちつつ、安心して話せる雰囲気を丁寧につくる——その積み重ねが、内省を深め、部下の成長を支える確かな土台となっていきます。

1on1は経験学習を支える“問いと対話”の場

アクティブ・リスニングを1on1で活かす鍵は、スタンス(どう在るか)と技術(どう関わるか)の掛け算です。スタンスは、「あなたに関心がある」「あなたの言葉を大切に聴きたい」という在り方そのもの。技術は、それを“伝わるかたち”にしていくための具体的行動です。この両輪がそろったとき、1on1は「評価や進捗確認の場」から、「信頼と経験学習を育てる対話の場」へと変わっていきます。
そしてたとえその1on1で明確なアウトプットがなかったとしても、以下のような感覚が部下の中に残っていれば、それは確かな前進です。

  • 「話さなくても安心できた」

  • 「焦らされず、ちゃんと聴いてもらえた」

  • 「気づいたら、いまの自分を整理できていた」

こうした“聴かれた体験”の積み重ねこそが、組織の中での信頼、内省、そして成長を支える土台になるのです。

 

4.アクティブ・リスニングが文化を変える—傾聴から始まる組織づくり

 

アクティブ・リスニングは1on1の技術にとどまらず、人と人との信頼を育み、組織文化を耕す力を持っています。その本質は、「スタンス(姿勢)」と「技術(スキル)」の掛け合わせ。丁寧な“聴く関わり”は、1on1だけでなく、職場全体の空気や人間関係を静かに変えていきます。

上司部下に限らない1on1の可能性

「1on1」とは本来、上司と部下が定期的に行う1対1の面談を指します。部下の成長支援や関係性構築を目的に、多くの企業で導入が進んでいる手法です。
しかし、その本質は「1対1でじっくり向き合う対話の場」にあります。そのため、上司部下に限らず、さまざまな関係性に応用することができます。たとえば、同僚同士のフォローアップ、メンターと若手社員の面談、管理職同士のコーチング的な対話、さらには保護者と教師、看護師と患者、トレーナーとクライアントなどにも1on1的な対話は活用できます。
どんな関係性であっても、対話が機能するかどうかの鍵は、「相手に関心があるか」「評価せずに受け止められているか」「安心して話せる空気があるか」という要素にあります。つまり、アクティブ・リスニングの姿勢が備わっていれば、どんな1on1も、信頼を育み、相手の内面に耳を傾ける意味ある時間となるのです。

一人のふるまいが、文化をつくる

文化は制度ではなく、「ふるまい」から生まれます。 たとえば、ある上司が評価ではなく関心を持って部下の話を聴いたとき、部下の心に芽生えるのは「この職場、もしかしたら“話してもいい場所”かもしれない」という記憶です。 この体験はやがて、その人自身の聴く姿勢を変えていき、対話の連鎖が生まれます。こうして“聴くこと”を前提としたコミュニケーション文化が根づいていくのです。

アクティブ・リスニングがもたらす4つの文化変化

a.「わかってもらえた」体験が、関係性を深める
共感的理解や無条件の肯定的関心に基づく関わりは、「自分の存在が受け入れられた」という感覚をもたらし、会議での発言や率直な雑談、本音の共有を促します。
b. “違和感”や“未整理な思い”が、自然に語られるようになる
否定されない安心感があると、ネガティブな情報ほど早く共有されます。それは、組織にとって重要な問題の早期発見・早期対応の土壌となります。
c. 心理的安全性が高まり、挑戦と創造が生まれる
ミスや意見の違いが受け入れられる風土は、人の意欲とチームの創造性を引き出します。
d. 自己理解が深まり、成長につながる
アクティブ・リスニングの中で「聴いてもらえる経験」を重ねることで、人は自分の内面を言語化する力が高まり、気づきや学びが促進されます。これは、すでに述べたD. Kolb(1984)の経験学習サイクル——「経験→内省→概念化→実践」のプロセスを、自律的に回す力を育て、主体的な成長の土台となるものです。

「聴かれた経験」が、人と組織を育てる

人は「聴いてもらえた」という実感から変わっていきます。 その経験が、やがて次の誰かを聴く力へとつながり、“安心して話せる場”の連鎖が、組織文化を根づかせていくのです。

未来を支える「聴く力」

マネジメントやフィードバック、ファシリテーション、どんなスキルも“聴く力”なしでは機能しません。 アクティブ・リスニングとは、声を大きくすることでも、うまく話すことでもなく、静かに耳を澄ませること。 それは誰にでもできる、小さくて力強い変化の一歩です。
今日、目の前の人の声に、ただ少し立ち止まって耳を傾ける。その積み重ねが、組織を変える力になります。

このコラムを書いたプロフェッショナル

長峰 悠介

長峰 悠介
株式会社働きごこち研究所 代表取締役

日本電気株式会社を経て、株式会社プレセナ・ストラテジック・パートナーズやメンタルヘルス関連サービス企業でのマインドフルネス講師、法人研修開発に従事。
現職でも、大手メーカーなどに向けたレジリエンス/アサーション研修に多く登壇。

日本電気株式会社を経て、株式会社プレセナ・ストラテジック・パートナーズやメンタルヘルス関連サービス企業でのマインドフルネス講師、法人研修開発に従事。
現職でも、大手メーカーなどに向けたレジリエンス/アサーション研修に多く登壇。

得意分野 モチベーション・組織活性化、安全衛生・メンタルヘルス、コーチング・ファシリテーション、コミュニケーション、ロジカルシンキング・課題解決
対応エリア 全国
所在地 千代田区
  • 参考になった0
  • 共感できる0
  • 実践したい0
  • 考えさせられる0
  • 理解しやすい0

無料会員登録

記事のオススメには『日本の人事部』への会員登録が必要です。

この記事をオススメ

あなたのオススメとして、ニックネーム、業種、所在地(都道府県まで)が公開されます。
※コメント入力は任意です。

オススメ
コメント
(任意)
■コメント投稿に関するご注意
以下に定めるご注意をご承諾の上、コメントを投稿してください。

1.
記載されている記事や回答の内容に関係のないコメントは、ご遠慮ください。
2.
以下の内容を含んだコメントの投稿を禁止します。『日本の人事部』事務局が禁止行為に該当すると判断した場合には、投稿者に通知することなく、コメントを削除または修正することもございます。予めご了承ください。
・第三者の名誉または信用を毀損するもの
・第三者を誹謗・中傷するもの
・第三者の名誉、信用、プライバシーを侵害するもの
・第三者の著作権等の知的財産権を侵害するもの
・第三者の権利または利益を侵害するもの
・公序良俗に反する内容を含んだもの
・政治活動、宗教、思想に関する記載があるもの
・法令に違反する、または違反のおそれがある記載のあるもの
・差別につながるもの
・事実に反する情報を記載するもの
・営利目的の宣伝・広告を含んだもの
・その他、内容が不適切と判断されるもの
3.
氏名・住所・電話番号などの個人情報を記載すると、トラブルに繋がる可能性があります。絶対に記載することのないよう、ご注意ください。
4.
掲載されたコメントにより発生したトラブルに関しては、いかなる場合も『日本の人事部』事務局では責任を負いかねますので、ご了承ください。
5.
ご投稿いただきましたコメントは、『日本の人事部』や、当社が運営するウェブサイト、発行物(メールマガジン、印刷物)などに転載させていただく場合がございますので、ご了承下さい。

コメントを書く

あなたのオススメとして、ニックネーム、業種、所在地(都道府県まで)が公開されます。

コメント
■コメント投稿に関するご注意
以下に定めるご注意をご承諾の上、コメントを投稿してください。

1.
記載されている記事や回答の内容に関係のないコメントは、ご遠慮ください。
2.
以下の内容を含んだコメントの投稿を禁止します。『日本の人事部』事務局が禁止行為に該当すると判断した場合には、投稿者に通知することなく、コメントを削除または修正することもございます。予めご了承ください。
・第三者の名誉または信用を毀損するもの
・第三者を誹謗・中傷するもの
・第三者の名誉、信用、プライバシーを侵害するもの
・第三者の著作権等の知的財産権を侵害するもの
・第三者の権利または利益を侵害するもの
・公序良俗に反する内容を含んだもの
・政治活動、宗教、思想に関する記載があるもの
・法令に違反する、または違反のおそれがある記載のあるもの
・差別につながるもの
・事実に反する情報を記載するもの
・営利目的の宣伝・広告を含んだもの
・その他、内容が不適切と判断されるもの
3.
氏名・住所・電話番号などの個人情報を記載すると、トラブルに繋がる可能性があります。絶対に記載することのないよう、ご注意ください。
4.
掲載されたコメントにより発生したトラブルに関しては、いかなる場合も『日本の人事部』事務局では責任を負いかねますので、ご了承ください。
5.
ご投稿いただきましたコメントは、『日本の人事部』や、当社が運営するウェブサイト、発行物(メールマガジン、印刷物)などに転載させていただく場合がございますので、ご了承下さい。

問題を報告

ご報告ありがとうございます。
『日本の人事部』事務局にて内容を確認させていただきます。

報告内容
問題点

【ご注意】
・このご報告に、事務局から個別にご返信することはありません。
・ご報告いただいた内容が、弊社以外の第三者に伝わることはありません。
・ご報告をいただいても、対応を行わない場合もございます。

新着 プロフェッショナルコラム

「もろきゅうって何ですか」ーから見えた、OJTのすれ違い

原田 由美子(Six Stars Consulting株式会社 代表取締役(人材育成コンサルタント、キャリアコンサルタント/国家資格))

「前は伝わっていたのに、今、伝わっていないように感じるんです・・・。 わからないなら聞いてくれたらいいのに…何度も言うの...

2026/01/21 ID:CA-0006522 OJTリーダー育成