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世の中に蔓延る、TASKバカ・打ち手バカ

「考えるエンジン」と聞いて、”あ!”と思ってくれた方、ありがとうございます。
最近では『コンサルが「最初の3年間」で学ぶコト』や『コンサルが「マネージャー時代」に学ぶコト』などのタカマツボンで”お!”と思ってくれた方、本当にありがとうございます。
といつもの自己紹介をしたところで、今日は日本の人事部コラムの1発目ということで、「世の中に蔓延る、TASKバカ・打ち手バカ」について、1万字書きたいと思います。
皆さんの周りにも、こういう部下、社員いませんか?
「まずはTodoリストつくりましょうよ!」とTASK、作業、担当と期限を決めることから始めようとする人。
「とりあえず、広告打ちましょうよ!」と打ち手、ソリューションから始めようとする人。
くー、世の中に本当に多いんです。でも、さぁ、皆さんはお分かりと思いますが、やっぱり大事なのは、これ!
「まず、解くべき問いをいったん、書きだしてみませんか?」でございます。
そう、何事も物事を考える、問題解決もそう、すべてのスタートは問い。問いを書きだすことから始めるべき。
というか、「問いがあるから、答えがあり。問いを解くためにTASKがある」という真理がありますから、
本当に、僕がいうまでもなく、論点という名の問いが最も大事なんですよね。
そうなんですけど、日ごろのビジネスの忙しさや、諸々から、TASKから始めていしまう、打ち手から始めてしまう
罠にハマってしまう。いやぁあ、本当にハマってしまっております。
のっで、そのハマっている人たちに名前を付けました。TASKバカと、打ち手バカ!
今日から、この2つを叫びまくってください。
例えば、会議で、「とりあえず、作業リスト作りませんか?」
っていう社員がいようものなら、
「あ、TASKバカになっているので、まずは、僕らが解くべき問いがなんなのか?をホワイトボードに書き出してから、TASKへの落とし込みをしましょうよ」(にっこり)
って感じで、是非とも、会議をTASKバカから、問いを死ぬほど愛する論点バカの方向に導いてあげてください。
例えば、会議で、「とりあえず、インスタグラマーにお願いしてみましょうよ」
っていう社員がいようものなら、
「あ、それ、典型的な打ち手バカになってしまっているやん。僕もなってしまうときあるんですが、
他の人だと気づける。ので、私がなっているときは注意してくださいね。で、やっぱ、打ち手よりも
課題を先に考える方がいいと思うんですよね」(にっこり)
って感じで、正しい方向に導いてください。
 

違う角度で、同じ話をしますと、皆さんは会議の時に、どのような資料が手元にあるだろうか?
皆さんは誰かと議論するとき、タスクが羅列してある「Todoリスト」や、それに担当と期限の書いてある「WBS」を
携えているのではなかろうか。当然、OUTだ!「Todoリストは、ポンコツの始まり」
はたまた、こんなことは起きてなかろうか?
マネージャーから、「売上アップ施策を考えてほしくて、その資料をPPTで10枚くらいでよろしく」って言われたとき、皆さんは3日いや、5日くらいたって、会議を入れてPPTを10枚いや、ちょっと頑張ったんですよー感を出すために18枚くらいにして、自慢げに持って行っているのではなかろうか。当然、OUTだ!「PPT始まりはポンコツの始まり」
そうなんです、これが典型的な日常であり、TASKバカ、打ち手バカの罠にハマってるやん。なのです。
そうなんです、これを変えるだけ、アウトプットを変えることができるたら、皆さんはスーパーになる。
「Todoリストは、ポンコツの始まり」であれば、「ワークプランがあなたの始まり」
論点とサブ論点とサブサブ論点+TASKで構成されて、ワークプランを持っていってほしいぜ。
そして、「PPT始まりはポンコツの始まり」であれば、「論点ワードがあなたの始まり」
この売上を上げるには?を解くために解くべき問いを羅列した、A4で1.5枚のワードを1日後に持って行ってほしいぜ。

世の中で一番大事なのは、「論点」。本当にそうなんです。
僕はBCGというコンサルティングファームで8年間、叱咤激励を受けながら、習得した「論点思考」が
最も、ビジネスで大事だと思っています。

ということで、「コラム#1世の中に蔓延る、TASKバカ・打ち手バカ」でした。
定期的にコラムを書いていきますので、皆さん、お付き合いを宜しくお願います。
次のテーマは、、、「コラム#2世の中に蔓延る、MECEバカ、構造化バカ」と仮置きしておきます。

皆さんの周りでいませんか?MECE、もれなくだぶれなく!ばっかいっている人。
成敗したいですよね。でも、MECEって、「間違っていなそう」って見える、聞こえるので、
指摘しずらいし、構造化も同じ位置づけ。ですが、この罠を超えないと本当のスーパーになりません。
いやぁあ、皆さん、仕事上手くなって、人生を健やかにしましょう。

 

 

  • リーダーシップ
  • マネジメント
  • プレゼンテーション
  • ロジカルシンキング・課題解決

論点思考を伝授!『コンサルが「最初の3年間」で学ぶコト』等の著者自ら教える、圧倒的に変わる、プラクティカルな「考える力」「働き方」の講義

少人数で僕が丁寧に熱っぽく教えさせて頂いております。F2Fで「コ」の字で会議室で行い、「ほわっとなんとなくわかった」とか僕の講座にはありません。先日も自ら受講したJFE商事の部長から「僕らはこの論点思考で足りなかったんだ」と叫んでました。

高松 智史(タカマツ サトシ) 考えるエンジン講座代表・『コンサルが「最初の3年間」で学ぶコト』等の著者

高松 智史
対応エリア 全国
所在地 港区

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