無料会員登録

日本の人事部への登録は45秒で完了!
※登録内容はマイページで確認・変更できます。

※「@jinjibu.jp」からのメールが受信できるようにしてください。

既に会員の方はこちら

または各SNSで登録

日本の人事部があなたの許可無く投稿することはありません

既に会員の方は
こちらからログイン

ログイン

無料会員登録

不正な操作が行われました。
お手数ですが再度操作を行ってください。

会員登録完了・ログイン

ありがとうございます。会員登録が完了しました。
メールにてお送りしたパスワードでログインし、
引続きコンテンツをお楽しみください。

無料会員登録

不正な操作が行われました。
お手数ですが再度操作を行ってください。

会員登録完了・自動ログイン

会員登録とログインが完了しました。
引続きコンテンツをご利用ください。

マイページ

会員登録済み


選択したSNSアカウントは既に会員登録済みです。

管理職の「育てる意欲」は育つのか?

細谷です。今年は管理職研修の依頼が例年以上に多かった年で、振り返ってみれば、全国あちこちでたくさんのマネジャーの方たちと話をする機会がありました。

 

 最近の管理職研修では人材育成が必ずテーマになりますが、ここ数年は「新人の特性にあった育成」や「エンゲージメントを高める若手とのコミュニケーション」、「若手社員のモチベーションを高めるマネジメント」といったテーマが多い一方で、特に最近は育てる側(上司側)のモチベーション(育成意欲)の低下を何とかしたいという相談も増えています。

 

例えば、部下が本社からの出向的な立ち位置で配属になり、翌年の異動がわかっている環境の中で彼らの育成を自部署でどこまでおこなえばいいのかという悩みを持つマネジャーは多くいます。そのようなケースでは、部下をお客様扱いすることなく、経験を積んでもらいながら自部署でも活躍してほしいという期待の一方で、すぐに転出する人材なのだから育成に時間をかけても仕方ないと考えるマネジャーもいて、上司側の育成に対するモチベーションが課題となっています。

 

 また、これには部下側も今の職場を次のステップとしてしか考えていないケースもあって、折角のOJTの仕組みが形骸化してしまうことも時折起きています。

 

そもそもOJTでは、育てる側(上司側)と育てられる側(部下側)の双方が、組織のビジョンを共有しながら職務を実践し、双方の役割に応じたスキルアップを目指していくわけですが、最近は、育てる側の意欲低下が、育成の質に影響を及ぼしかねないケースも発生しています。

 

 もちろん、育成する側の意欲の有無でOJTの質が左右されてはいけませんし、「人は自ら育つもの」という前提も大切な観点です。その上で上司が目の前の部下の育成を諦めることなく、粘り強く関わっていくための方法を考えたときに、私は2つの視点があると思っています。

 

 1つは、育成を「教育」と捉えなおしてみるということです。言葉のすり替えのように感じるかもしれませんが、学校や塾では、先生と生徒という関係において、生徒を育成するという観点ではなく、指導や教育という認識で関わるのが一般的です。この指導・教育という言葉は、人材育成の領域ではいかにも昭和的ですが、敢えて新人に対しては教育・指導というスタンスに立つことで、OJTの役割が発揮しやすくなると考えます。

 

 実際に私も20年以上前、塾で中学生を教えていたときには、無気力な生徒ややんちゃな生徒には結構苦労し、自分の指導の無力さを感じてきました。それでもそんな生徒と正面から向き合うスタンスが維持できたのは教育という言葉の重みと、自分の指導が相手にはすぐに理解されなくても、何年か先に気づいてもらえればいいという教育的スタンスで接してきたところが大きいと感じています。

 

もう1つが、OJTには期限があるからこそ上司側が育成のゴールを決めて、その期限の中でスキルや知識を習得してもらうという「育成側の目標設定」の視点です。とりわけ、OJTでの目標設定は部下側に求める場合が多いですが、育てる側も限られた時間の中で「何ができる社員になってほしいのか」といった明確な目標を持って育成にあたることで、育てるモチベーションに寄与する部分があると考えます。

 

今、多くのマネジャーが、社員の育成について悩みを抱える中で、この教育としての育成観と、限られた時間の中でこそできる関わりが、部下の記憶に残り、いつかのときに「あの時の課長のご指導の意味がようやくわかるようになりましたよ」という言葉で報われるように思えます。

 

 ある意味、管理職の部下を育てる意欲は、部下が鏡となって育っていくと私は考えます。

  • モチベーション・組織活性化
  • マネジメント
  • コーチング・ファシリテーション
  • コミュニケーション
  • プレゼンテーション

私たちは 教えるプロであり続けます

大人と子どもの学び方には違いがある一方で、多くの共通項があります。その共通項の1つである「主体的に学ばせる動機つけのメソッド(教え方のスキル)」は、管理職の部下育成や専門社員の教え方の向上など、あらゆるビジネスパーソンに役立っております。

細谷幸裕(ホソヤユキヒロ) 株式会社 市進コンサルティング 代表取締役

細谷幸裕
対応エリア 全国
所在地 文京区

このプロフェッショナルのコラム(テーマ)

このプロフェッショナルの関連情報

この記事をオススメ

あなたのオススメとして、ニックネーム、業種、所在地(都道府県まで)が公開されます。
※コメント入力は任意です。

オススメ
コメント
(任意)
■コメント投稿に関するご注意
以下に定めるご注意をご承諾の上、コメントを投稿してください。

1.
記載されている記事や回答の内容に関係のないコメントは、ご遠慮ください。
2.
以下の内容を含んだコメントの投稿を禁止します。『日本の人事部』事務局が禁止行為に該当すると判断した場合には、投稿者に通知することなく、コメントを削除または修正することもございます。予めご了承ください。
・第三者の名誉または信用を毀損するもの
・第三者を誹謗・中傷するもの
・第三者の名誉、信用、プライバシーを侵害するもの
・第三者の著作権等の知的財産権を侵害するもの
・第三者の権利または利益を侵害するもの
・公序良俗に反する内容を含んだもの
・政治活動、宗教、思想に関する記載があるもの
・法令に違反する、または違反のおそれがある記載のあるもの
・差別につながるもの
・事実に反する情報を記載するもの
・営利目的の宣伝・広告を含んだもの
・その他、内容が不適切と判断されるもの
3.
氏名・住所・電話番号などの個人情報を記載すると、トラブルに繋がる可能性があります。絶対に記載することのないよう、ご注意ください。
4.
掲載されたコメントにより発生したトラブルに関しては、いかなる場合も『日本の人事部』事務局では責任を負いかねますので、ご了承ください。
5.
ご投稿いただきましたコメントは、『日本の人事部』や、当社が運営するウェブサイト、発行物(メールマガジン、印刷物)などに転載させていただく場合がございますので、ご了承下さい。

コメントを書く

あなたのオススメとして、ニックネーム、業種、所在地(都道府県まで)が公開されます。

コメント
■コメント投稿に関するご注意
以下に定めるご注意をご承諾の上、コメントを投稿してください。

1.
記載されている記事や回答の内容に関係のないコメントは、ご遠慮ください。
2.
以下の内容を含んだコメントの投稿を禁止します。『日本の人事部』事務局が禁止行為に該当すると判断した場合には、投稿者に通知することなく、コメントを削除または修正することもございます。予めご了承ください。
・第三者の名誉または信用を毀損するもの
・第三者を誹謗・中傷するもの
・第三者の名誉、信用、プライバシーを侵害するもの
・第三者の著作権等の知的財産権を侵害するもの
・第三者の権利または利益を侵害するもの
・公序良俗に反する内容を含んだもの
・政治活動、宗教、思想に関する記載があるもの
・法令に違反する、または違反のおそれがある記載のあるもの
・差別につながるもの
・事実に反する情報を記載するもの
・営利目的の宣伝・広告を含んだもの
・その他、内容が不適切と判断されるもの
3.
氏名・住所・電話番号などの個人情報を記載すると、トラブルに繋がる可能性があります。絶対に記載することのないよう、ご注意ください。
4.
掲載されたコメントにより発生したトラブルに関しては、いかなる場合も『日本の人事部』事務局では責任を負いかねますので、ご了承ください。
5.
ご投稿いただきましたコメントは、『日本の人事部』や、当社が運営するウェブサイト、発行物(メールマガジン、印刷物)などに転載させていただく場合がございますので、ご了承下さい。

問題を報告

ご報告ありがとうございます。
『日本の人事部』事務局にて内容を確認させていただきます。

報告内容
問題点

【ご注意】
・このご報告に、事務局から個別にご返信することはありません。
・ご報告いただいた内容が、弊社以外の第三者に伝わることはありません。
・ご報告をいただいても、対応を行わない場合もございます。

プロフェッショナルコラム

やってみてから考えよう! │ 「行動できない理由」を学ぶ

坂田 和則(株式会社ナレッジリーン(旧 知識経営研究所) マネジメントコンサルティング2部 部長 改善ファシリテーター・マスタートレーナー)

あなたにも、こんな経験ありませんか? 「あの案件、先に手をつけておけば良かったのに…」 「もっと早く導入しておけば、あ...

2024/12/23 ID:CA-0005780 モチベーション