外務省テロ対策訓練と教材映画「ホテル・ムンバイ」
12月8日、外務省は海外進出企業が武装集団に襲撃されることを想定したテロ対策訓練を実施しました。
以下、外務省リリースより抜粋
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本年2月のウクライナ侵攻等により、世界は冷戦終結以来の転換期を迎え、国際安全保障環境がより一層厳しさを増す中で、新型コロナに対する規制の緩和により、海外に渡航・滞在する邦人の増加が見込まれており、企業関係者に海外における安全対策の見直しを促すことが喫緊の課題となっています。
(中略)
ほふく前進や、止血法や心肺蘇生法の実演、車両やレストランでのテロリスト襲撃等の状況設定の下でフィールド型の訓練が行われました。参加者からは、実践的な内容で分かりやすかった、身体で使って学ぶことで対応を覚えることが出来た等、高評価が得られました。
このような訓練を契機として、日本企業の実践的な知識や技能が向上し、海外における日本企業の危機管理体制が益々強化されることが期待されます。
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日本の場合、地震や津波などの防災訓練を行い、いざという時に「身体で反応する」ように意識され行われているが、海外でのリスク対策は圧倒的に弱いので、
「レストランではどこに座るか」
「テロリストに襲われたらどう動くか」
「万が一捕まってしまったら、命を守るための動作はどのようなものか」
など、知っておくことは大変有用です。
一番いいのは実際に身体を使った訓練に参加することだろうが、簡易な知識入手としてはテロリストに襲われることを扱った映画からも学ぶことができます。『ホテル・ムンバイ』(原題:Hotel Mumbai)は、2008年に起きたムンバイ同時多発テロにおいて、タージマハル・ホテルに閉じ込められ、人質となった500人以上の宿泊客とホテルマンたち様々な立場の視点から描かれており、「もし、自分がその時その場所にいたらどう対応するか」と考えながら鑑賞すると、リスク対策上学ぶことが多い作品です。
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次世代リーダー育成をはじめ世界で通用する人づくり、組織づくりをテーマに活動。グローバル経営、外国籍社員の活用/ダイバーシティマネジメント等。
「企業と人材」「賃金事情」「人事実務」「労政時報」「人事マネジメント」「グローバル経営」寄稿、「外国人社員の証言 日本の会社40の弱点」(文藝春秋)。政府会議有識者、大学講師、防災士、富士スピードウェイ走行ライセンス所持、グリーフケア勉強中
小平達也(コダイラタツヤ) 株式会社グローバル人材戦略研究所
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