メンバーを動かす10のポイント
皆さんこんにちは。
今週も、コラムを更新させて頂きます。
人材育成や組織構築のコンサルティングを行う、株式会社ソリューションの濱川桃子(はまかわももこ)と申します。
このコラムは、以前弊社に頂いた組織構築に関するお問い合わせに対してお答えさせて頂く形で、
毎週掲載させて頂いております。
今回のテーマは、“メンバーを動かす10のポイント”です!
社員育成、特に今回は若手メンバーの自主性に悩む企業様からのテーマにそって、
お答えしております。
積極的にメンバーが動いてくれるための取り組み出で悩む、
経営者、経営幹部の方々に是非ご一読いただければと思います。
それでは、スタートです。
>【今週の議題】埼玉県 幹部 E様より
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設立年数:匿名/従業員数:55名/業種:分譲住宅
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>【お問い合わせ内容】
新卒が『自分で考える』ということをまったくしない。
翌年の新卒採用も一緒にプロジェクトを組み、動いているが、
まったく手伝いもしないし、情報すら自分で取りに来ない。
それでも何か問題が起こると「知らなかった」と文句ばかり。
昨年までは、私が全部用意して、
指示だけしていた、ということもあるが・・・。
指示を待つことに慣れてしまっていて、それが社風になっている。
新卒だけじゃなくて、
幹部でも指示待ちの傾向にある・・・。
どこから手をつけていったらいいのかわからない。
(※表記や改行などを編集部で若干変えております。ご了承ください)
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さて。
まずはご質問いただき、ありがとうございます。
指示待ち社員の問題は
多くの企業の経営者様や幹部の方が抱える、共通の問題ですね。
ただし、昨年まであなた自身が全て用意をして指示をしていたとありますので、
指示を止めたからといって即、自発的に動けるようになるということは残念ながら、ないでしょう。
恐らく、それも実感されていらっしゃるからこそ、
この度ご質問を投稿してくださったのかと感じております。
では、私から回答させていただきます。
何から着手するべきか・・・。
まず、大切なことは
指示待ち社員である現状に悩むのではなく、
≪部下を『自ら考えて自ら動く社員』に、成長させられる力≫を、
あなた自身が身につけることからではないでしょうか?
私自身も『社員に自発的に動いてもらう』というテーマは、
大人数のセミナーや数百名規模のイベントの運営責任者を
担うことが多かったこともあり、たくさんの失敗、試行錯誤を繰り返してきました。
その中で感じた“人を動かす”ことにおける、
外してはいけないポイントをご紹介させていただきます。
今回は大きな悩みが
『採用プロジェクトの運営』とのことですので、そちらに合わせて
10個のポイントを書かせていただきます。
少し長くなってしまいましたが、・・・ぜひ辛抱強くお読みください。
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\\ ポイントその1! //
【プロジェクトのキックオフを開催する】
※プロジェクトで運営をする目的を伝え、そのメンバーに選出されたことは
“特別なことである”ことを伝える。
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\\ ポイントその2! //
【プロジェクトリーダーを立てる】
※そのリーダーに対する明確な期待を伝える。
↓↓↓
\\ ポイントその3! //
【プロジェクトの方向性と得たい結果だけは示し、具体的な戦術と実行は、リーダーを中心に任せる】
↓↓↓
\\ ポイントその4! //
【プロジェクトリーダーの権限を明確にする】
※リーダーがどこまで独自の判断で進められるかの領域を示し、その中でリーダー自身に決めさせる。
↓↓↓
\\ ポイントその5! //
【プロジェクトメンバーが決めたことは、あなたも含めた全員がコミットメントするという認識を取る】
※いざという時は手助けを惜しまない姿勢を伝えましょう。
↓↓↓
\\ ポイントその6! //
【報・連・相のルールを、事前に決める】
※進捗確認や報告の頻度・タイミングを全員が認識している状態を作る。
↓↓↓
\\ ポイントその7! //
【バッドニュース・ファースト】
※問題や最悪の事態こそ、素早い報告と共有を徹底し、責任追及ではなく、原因追究の姿勢を取る。
↓↓↓
\\ ポイントその8! //
【進捗を社内に共有する】
※プロジェクト“以外”のメンバーに向けて、現状や成果を共有する場を、定期的に用意する。
↓↓↓
\\ ポイントその9! //
【成功体験を意識させる】
※プロジェクトメンバーの成功や成長ポイントなど、どんなに些細なことでもフィードバックする。
また、なぜ上手くいったのかをメンバーに言葉にさせて、プロジェクト全体にも共有する。
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\\ ポイントその10! //
【そして、振り返り、認め合う】
※プロジェクト終了時にはプロジェクトの成果を振り返り、
プロジェクトを通じてのお互いの成長をフィードバックし合う。
※順不同
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はい、お疲れさまでした(笑)
最後までお読みいただき、ありがとうございます。
いかがでしたでしょうか?
もし、今のプロジェクトにおいて実行されていないものがあれば、
ぜひ、取り組んでみてください。
これらはプロジェクト運営だけではなく、
『部下育成』にもつながる観点が多くあると思います。
今回は、あえてポイントを羅列するだけにしました。
これらのポイントには、もちろん理由があります。
ただ、「なぜ、それがポイントであるのか?」は、
あなた自身が考え、気づくための機会として今回は割愛いたしましたので(笑)
ぜひ、考えてみてください。
採用プロジェクトも始まったばかりかと思います。
1年間の活動の中で、
①から⑩を実践していただければ、
きっとプロジェクトを通じて、
『自ら考え、自ら動く社員』の皆様へと変化しているはずです。
そして何よりもリーダーが圧倒的に成長し、
あなた自身との信頼関係も今とは大きく異なったものになると思います。
プロジェクトの成功と、
あなたの人を動かす力を応援しております。
最後までお読み頂き、ありがとうございました!
- 経営戦略・経営管理
- キャリア開発
- リーダーシップ
- マネジメント
- チームビルディング
二歩先を見て半歩前進する
『共に』というスタンスであり続けます。
自分自身の成長がお客様の勇気や刺激になると考えておりますので、私は私自身の自社での実践の中で得た経験、そこからの気づきを伝えられるコンサルタントとして、皆様の組織変革のお手伝いをさせていただきます。
濱川 桃子(ハマカワ モモコ) 株式会社ソリューション 東京拠点責任者
対応エリア | 関東(茨城県、栃木県、群馬県、埼玉県、千葉県、東京都、神奈川県、山梨県) |
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所在地 | 品川区 |