トップビジネススクールにおけるリーダー育成①
本コラムは当社ブログ(2020年11月6日掲載)を編集したものです。
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「正解のない」時代の中で、新しいビジネスを切り拓き、
組織をリードすることができるリーダーをどのように育成していくのか?
コロナ禍の影響により「ニューノーマル」へシフトした今、
企業に大きく問われている問いです。
世界のトップビジネススクールでは今、
どのようなプログラムを通じて、リーダー育成を行っているのでしょうか?
第242回グローバル人材育成研究会では、
6年連続企業内研修世界No.1に選ばれ、
日本企業が抱えている課題を基にカスタマイズプログラムを
包括的にデザインしていく『柔軟性』に定評がある
スペインのIESEビジネススクールより、
エグゼクティブ教育部門アジア統括、東京オフィス代表の加賀谷順一氏
にご登壇いただき、
・世界トップビジネススクールでの、リーダー育成プログラムの現状
・今後求められるリーダー人材モデルとその育成方法
・グローバル化をサポートする中で見えた、日本企業の経営課題
についてお話しをいただきました。
開催にあたり、まずは当社代表の福田より、
・エグゼクティブエデュケーションとは
・学びを最大化するための秘訣
についてお話しさせていただきました。
目次
- ■世界トップビジネススクールでの、リーダー育成プログラム:エグゼクティブエデュケーションとは
- ■日本人がエグゼクティブエデュケーションに参加した際に、陥りがちな状況と対策は?
■世界トップビジネススクールでの、リーダー育成プログラム:エグゼクティブエデュケーションとは
「エグゼクティブ エデュケーション」は、
世界トップの教授&グローバルトップタレントが集まる、
グローバルリーダー育成の場としての「最高峰の場」と言われる、
ビジネススクールのプログラムです。
企業からの「ビジネススクール派遣」で、日本で一般的だったのは、
経営の基礎を学ぶ学位取得を目的とした「MBA」制度でした。
しかし近年では、エグゼクティブエデュケーションへの参加に
切り替える企業が続出しています。
・クロスボーダーM&Aの増加(PMI人材枯渇)
・ディスラプションへの対応
・優秀人材のリテンション後継者育成
といった時代のニーズを受けて、世界中のリーダーが、
高密度・高濃度な内容で自己革新を行い、より難易度の高い職責を
全うできるようにするために、プログラムへのニーズが高まっています。
■MBAとエグゼクティブエデュケーションの違い
MBA
・学位取得が目的であり、期間も2年と長期
・取得後に離職をされるケースも多い
エグゼクティブエデュケーション
・最短3日間~最長でも2ヶ月ほどの短期集中型
・ビジネススクールの中でも実力トップの教授が集まり、世界中で人気教授の引き抜き合戦が行われているほど、質の高いプログラムが提供される、ビジネスパーソン特化型
■エグゼクティブエデュケーションでの提供プログラム分類
・カスタムプログラム: 企業特化のプログラム(その企業の課題特化でプログラムをデザインする)
・オープンプログラム:世界中の様々な企業から派遣される人と共に学ぶプログラム
→オープンプログラムは大きく分けて3つほどの階層別のプログラムに分かれていることが多く、キャリアのどの段階にいるかによって、参加すべきプログラムが変わる。
例)1プレイヤーからリーダーになるためのプログラム、10年間P/L責任を持ってある事業を牽引してきたリーダーが、全社を俯瞰的に見てリードできるようになるためのプログラム、など
■日本人がエグゼクティブエデュケーションに参加した際に、陥りがちな状況と対策は?
グローバルのトップタレントとの学びの場を体感し、
参加者から多く挙がる声は
「自分の人生、キャリアにとって大きな分岐点となった」という声です。
一方、
「高速のディスカッションで議論がどんどん展開される場に、
ついていくことすら、非常に大変」という声も多く寄せられます。
これは英語力のみにとどまらず、マインドセットやカルチャーの問題
からしてハードルが高い場合が多いのです。
「こんなところだと知ってたら、もっと準備したのに」
とならないよう、学びを最大化させるためにも、
事前にReadiness(準備ができている状態)を整えることが重要です。
特に以下3点について、詳細をご紹介しました。
・WHO YOU AREを知る(内省)
・多様性受容
・効果的コミュニケーションスキル(場に貢献すること)
- 経営戦略・経営管理
- キャリア開発
- グローバル
- リーダーシップ
- コミュニケーション
「グローバル&自立型人材育成」をミッションとし、プログラムの企画・開発・コーディネートを手掛け、講師としても活躍!
海外のトップビジネススクール(HBS・LBS・IMD等)、国内外のトップトレーナー(HRDコンサルタント、コミュニケーション・異文化・語学スペシャリスト等)との協働で、400社以上の企業向け人材育成に携わっている。
福田 聡子(フクダ サトコ) グローバル・エデュケーションアンドトレーニング・コンサルタンツ株式会社 代表取締役社長
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