今注目の「他流試合」型研修とは?

今回は今注目を集めている「他流試合」型研修の様子を報告する。

他流試合は
①他社の方々と研修を受ける事で、
自社内の研修では受ける事の出来ない、
外部からの刺激を受ける事が出来る

多種多様な業種のハイレベルな人材と
横のコネクションを作る
事が出来る

③社内の暗黙知が通用しないので、
他者により論理的かつ効果的に伝える必要があり、
応用力を身に付ける
事が出来る

等の優れた点があり、現在人材育成の有効な手法として認められている。

当社でも大阪で毎年開催しており、今回は2017年10月25日(木)に大阪支店で開催されている公開グローバル人材育成プログラム~GIFT~の第2期が終了した様子を当社コーディネーターからの報告を基に、皆様にもお伝えしたい。

GIFTとは大阪で昨年より始まった全6回のグローバル人材育成プログラムで、
「1名からでも1回からでも参加できるグローバル人材育成プログラム」として関西を中心に多種多様な企業様にご参加頂いた。

GIFTには2つの意味がある。
一つは、“Global, Innovative, Future Talents”の略で、グローバルでイノベーティブな次世代リーダーを育成したいという思いが込められている。もう一つは、「生まれながらに持っている才能(gift)」をトレーニングによって開花させる、という意味だ。
国内で優秀な人材を、グローバル人材を目指す他社の人材と一緒に他流試合で鍛えたい、というニーズにお応えするために開発したプログラムだ。

第1回は私自身が担当し、その後は当社のパートナートレーナーに各回を担当頂いた。
今回、全てのプログラムにご参加頂いた方々に、実際にこの半年間に渡ってご受講頂いての率直な感想をお伺いし、次のようなお声をいただいた。

「『常に自分の考えを持つ』意識を持たざるを得なくなった。日本の文化では『言わなくても伝わる』事でも、国外でビジネスをする上では意識して『情報量をより多く伝えないといけない』など、改めて気づく事も多かった」

「参加者の方々が他業種であったのは非常に刺激になった。研修は講師の質で決まると思うが、非常に質の高い講師の方々ばかりで、毎回モチベートされた」

「今年新しい部署に異動し英語を使う頻度が増えたが、GIFTを受講する前は、外国人とのやりとりは上司に任せることが多かった。GIFTを受講したことによって自分でやりとりしようと自信が持てたので、それを今後に活かしたい。完璧な英語は必要ないと気づく事ができた」

「英語自体にフォーカスをあてるのではなく、ビジネススタイルの違い・文化の違い、つまり実際に海外でビジネスをする上での注意点が様々な角度からカバーされていた点がよかった」

実に様々な立場の方々に受講頂く事ができたし、皆さんから参加して良かった、有用だった、と感じて頂けたのはうれしい限りである。
研修は、企業内で行うものと、異業種交流(オープン)で行うものがあり、それぞれに良さがある。異業種交流型の良さは、やはり参加者自身が他社の優秀な人材から刺激を受け、切磋琢磨しあうことだろう。今回は、そのような場をご提供できたことが嬉しい。
プログラム終了時には全ての研修に出席いただいた方に最終回担当のNelson講師より修了証が手渡され、大成功のまま幕を閉じた。

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「グローバル&自立型人材育成」をミッションとし、プログラムの企画・開発・コーディネートを手掛け、講師としても活躍!

海外のトップビジネススクール(HBS・LBS・IMD等)、国内外のトップトレーナー(HRDコンサルタント、コミュニケーション・異文化・語学スペシャリスト等)との協働で、400社以上の企業向け人材育成に携わっている。

福田 聡子(フクダ サトコ) グローバル・エデュケーションアンドトレーニング・コンサルタンツ株式会社 代表取締役社長

福田 聡子
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所在地 渋谷区

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