新入社員に「背中を見せる」準備はできていますか?
1月もあっという間に過ぎ、中旬となりました。
あと、2か月と少しで新入社員がやってきます。
受け入れる会社の方々も「どんな新入社員が来るのだろう?」と
期待と不安が入り混じっていると思いますが、新入社員も同じ。
「どのような先輩・上司がいるのだろう?」と期待と不安を持って
入社してきます。
さて、多くの会社で新人研修が行われると思いますが、肝心なのその後。
職場において先輩や上司がいかに「背中を見せることができるか」です。
たとえば、新人研修では「挨拶のやり方」を学び、ロールプレイングを
通じてお辞儀の角度や声の出し方などを教わるケースが多いと思います。
しかし、研修でしっかりと教わったとしても、配属先の上司や先輩が
挨拶をしない場合、どうなってしまうでしょう。
新入社員も「挨拶ができない人材」になってしまうのではないでしょうか。
ここで言いたいのは、研修で学ぶことも大切ですが、より大切なのは
上司や先輩が新入社員の手本となる行動をとっているかということです。
先のケースでは、先輩や上司が手本となるような挨拶ができていること。
逆に言えば、研修であいさつのやり方を教わらなくても、職場で上司や
先輩が挨拶をしていれば、新入社員も自ずと挨拶するようになります。
研修で育成するOff-JT、現場で育成するOJT。
あるアンケートでは「Off-JTの育成とOJTの育成」は「2:8」の割合で
新人育成に効果があると言われています。
これは、研修の効果が低いというわけではありません。
現場における指導が、新人育成に大きく影響するということです。
そして、その指導は「教える」ということだけではなく、
「背中を見せる」ことも含まれます。
山本五十六の有名な言葉。
「やってみせ、言ってきかせて、させてみて、褒めてやらねば人は動かじ」
この言葉の最初は「やってみせ」。
「やってみせ」は「背中を見せる」ということも含まれています。
そして、この言葉が最初であることは、この行為の重要性を
物語っているのではないでしょうか。
もうすぐ、期待と不安を胸に新入社員がやってきます。
それまでに、先輩・上司も「新人に背中を見られる」という意識を高め、
新人にとって「あこがれの先輩・上司になる」よう、今のうちに準備を
することを推奨します。
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効果的な研修や人材育成を行なうためのワークショップ開催や資料提供、ファシリテーター派遣を行っています
今までに設計した研修は2000件以上。その満足度は90%以上いただいております。
真剣に人材育成に取り組んでいる企業・自治体や担当者様のパートナーとして
全力で支援し、人材育成で組織を元気にしたいと考えています。
飯島 宗裕(イイジマ ムネヒロ) 一般社団法人日本研修コーディネーター協会 代表理事/人材育成コンサルタント・日本酒コンサルタント
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