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50名の面談が示した“成長の鍵”─組織を動かすマインドの変化

現在、中間期の人財アセスメントと個別フィードバック面談の時期を迎えています。
この1週間だけで、技術系組織で働く女性管理職・候補の皆さん約50名と、
お一人30分ずつ、丁寧に向き合う時間をいただきました。

お話を伺うなかで見えてきた共通点をひとつあげるとすると、
多くの方が「自信を持てずにいる」ということです。

けれど、一人ひとりの強みを言葉にして
お伝えすると、表情がふっと変わり、
「後半の研修も前向きに取り組みます!」
力強い言葉が返ってきます。

人が成長していく原動力は、知識でもなく、
スキルだけでもなく、“マインド”なのだと
改めて感じさせられました。

それでは、今回は、
「マインドが未来を動かす〜技術系組織に必要なのは“できる”より“やってみよう”の力〜」
というテーマでお届けします。

 


■【事例】強みを伝えるフィードバックが生んだ“挑戦の連鎖”と変化の兆し

今回の面談で特に意識したのは、
「強みを具体的に言語化して伝えること」でした。

たとえば、相手の特性を
「丁寧に状況を整理できる力」
「周囲の意見を引き出す対話力」
「最後まで責任を持ち抜く粘り強さ」

といった形でお伝えし、
日常業務での活かし方や発揮場面を
一緒に確認していきました。

そのうえで、課題と感じている点についても、
強みを土台にどう伸ばしていけるかを
理解度を確かめながら丁寧に説明していきます。

すると皆さん、最初は不安を語っていた表情が、
徐々に自信に変わっていき、
言葉にも温度が宿っていきました。

昨年度の結果を振り返っても、
成果発表会での決意表明では、
約9割の方が「前向きなチャレンジ意欲」を
示されていました。

これはスキル研修の効果だけでは生まれない、
“マインドの変化”が起きていた証だと私は感じています。

■マインドセットが能力発揮を底上げする理由
 

近年の人材開発研究においても、成長志向のマインドセットが
パフォーマンス向上に影響を与えることが
繰り返し示されています。

スタンフォード大学のキャロル・ドゥエック教授は、
「成長マインドセット」を持つ人は、
失敗を学びの機会と捉え、
能力をより伸ばしていく傾向にあると述べています。

また、経済産業省の「人材版伊藤レポート2.0」では、
持続的な企業価値向上のためには、
「リスキル(能力開発)」と
「行動や意識の変容を促す文化づくり」が
重要であると指摘されています。

専門性が高い技術系組織においては、
この視点が特に大切で、
従来の成功体験や固定観念にとらわれない
柔軟なマインドが求められていることを改めて感じます。

こうした研究や政策の流れを踏まえてみても、
スキルを身につけるだけでは変化が生まれにくい一方で、
“やってみよう”という心の動きが芽生えたとき、
能力は初めて生きた形で発揮されていく
のだと実感しています。

 


■今日から始める“強みフィードバック”の習慣
 

まず取り組みたい一歩は、
「強みを伝えるフィードバック」を
日常化することです。

  • 評価よりも、期待を伝える  
  • 課題よりも、成長の可能性を語る  
  • 「足りない点」ではなく「できそうなこと」を対話する  

ほんの小さな一言でも、
“やってみよう”の心に火が灯ります。

そして私は、こうした姿勢こそが
組織の未来を静かに、しかし確実に動かしていく
大切な力になるのだと感じています。

スキルは磨かれるものですが、
マインドは関わりによって育つものであり、
マインドが動けば、自然と行動に移っていきます。

その積み重ねが組織を進化させていくのだと、
私は確信しています。

このコラムを書いたプロフェッショナル

細木聡子

細木聡子
株式会社リノパートナーズ代表取締役/技術系ダイバーシティ経営コンサルタント/(公財)21世紀職業財団客員講師/中小企業診断士

元NTT女性管理職10年、約500名のSE部門における人事育成担当3年の豊富な現場経験を持つ。これまで延べ7,700人以上の技術系企業の女性管理職育成に携わる。技術系企業のジェンダーギャップ解消を突破口としたダイバーシティ経営推進を支援。

元NTT女性管理職10年、約500名のSE部門における人事育成担当3年の豊富な現場経験を持つ。これまで延べ7,700人以上の技術系企業の女性管理職育成に携わる。技術系企業のジェンダーギャップ解消を突破口としたダイバーシティ経営推進を支援。

得意分野 経営戦略・経営管理、モチベーション・組織活性化、キャリア開発、リーダーシップ、マネジメント
対応エリア 全国
所在地 千代田区

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