【事例紹介】取り組み5年目、ついに女性管理職が誕生！

今回は、
「コンセプチュアルスキルを身に付け、自分の手で環境を変える」
について一緒に考えていきたいと思います。

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■コンセプチュアルスキルを身に付け、自分の手で環境を変える
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前回のコラムで、想像力を鍛えることで
ヒューマンスキル・コンセプチュアルスキルが身に付き、
DE&Iの実現につながった事例をお伝えしました。

実はつい先日、女性活躍推進プロジェクトに
関わらせていただき5年目に突入したある技術系企業において、
初の女性管理職が誕生したという嬉しい報告が届きました。

まさにコンセプチュアルスキルを
磨き続けたことで、視座の向上、視野の拡大が図られ、
相手の求めていること・視点の理解が醸成されたものと
思いました。

その結果、相手にとって説得力の高い伝え方が
できるようになり、上司から同じ視点で業務を進めていける
ビジネスパートナーとして認めてもらうことが
出来たのではないかと考えています。

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■【事例】上司も納得の論理的な提案でPJ実現！
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今回、管理職に昇格したAさんは、
管理部門で働く入社13年目の中堅女性社員です。

Aさんは、4年前に全国の拠点で働く女性社員
80名と共に女性活躍推進プロジェクトに参画し、
管理部門全体のパフォーマンスアップ実現を目指す
ワーキングを立ち上げました。

しかし、直属の上司から

「プロジェクトよりまずは業務に集中して」
「後輩育成をしっかりやってほしい」

と言われてしまい、立ち上げた取り組みの
意義や会社の利益にどれだけつながるのかを
説明しても、上司が首を縦に振ることは
なかったということでした。

そこでAさんは時間外に有志メンバーで
ワーキングを進めたり、Aさんの方針に賛同する
地区ブロックと意見交換会を開くなど、3年ほど
できる限りの活動に取り組んでこられました。

風向きが変わったのは、
昨年の女性活躍推進プロジェクトで実施した
コンセプチュアルスキルの醸成を目的とした
スキルアップ研修です。

Aさんの視座の向上・拡大と共に、
自分に求められていることの理解が促進され、
上司に管理部門全体の取り組みを行う意義について、
求められる成果創出につながるということを
上司が納得する形で論理的に伝えることに成功
したのです。

上司はAさんの提案を認め、会社全体の
プロジェクトとして実施することになり、
Aさんはその直後、課長に昇格したのでした。

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■どんな立場でも自分の手で環境を変えられる
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Aさんは、コンセプチュアルスキルを
身に付けたことで、自分の力で昇格を果たしました。

そして、裁量範囲が拡大したことで、
自分がやりがいを持って働ける環境を手にしたのです。

コンセプチュアルスキルを身に付け、活用することで、
たとえ裁量権がなくても、マイノリティな立場で
声が届きにくい立場であったとしても、
周囲からの信頼と協力を得ることができると
今回のAさんの件で改めて確信しました。

もし、今の環境下ではなかなか自分の意見が通らない、
思うように働けていない、と感じている際には、
ぜひコンセプチュアルスキルを身につけるところから
始めてみてはいかがでしょうか。

そのスキルは、必ず自分を新たなステージへ導き、
目指す姿を実現する一助となると思います。