親バカ・上司バカ
新人研修がひと段落しました。これからマネジメント職を
対象にした研修が増えてくるのですが、今年はその中でも
「部下育成」の関するテーマがいつもよりかなり多い気が
します。
「部下育成」は永遠のテーマでマネジメント職の多くの方
(もしかしたらほとんど?)が悩み、苦悩し、苦しみながら
(そこまでは言い過ぎ?)取り組んでいます。
そんな中で、まず伝えたいのが、部下の人たちに、あなたの
上司はみなさんの育成をこんなに考えているんですよ。
ということ。まず、そこが伝わっていない。
それはなぜか?もちろん答えは一つではないのですが、それでも
大きな原因の一つは「上司バカ」になり切れていないのです。
「親バカ」な人、いますよね。とにかく子供がかわいい。うちの
子が一番。うちの子はなんでもできる。何があっても守る。
その感覚を上司として部下に持つことができれば、行動も変わる
から部下にも伝わる。何があってもこの人(上司)は味方だし、
守ってくれる。と信じられるからチャレンジもできる。
一人ひとりの成長を考えるということは、部下まとめてではなく、
個々の状況をきちんと踏まえて指導するし、仕事を与えるし、
褒め方、叱り方も違う。
部下と上司、所詮数年間の付き合い。だからこそ「上司バカ」
に成り切ってみたらきっとうまくいきますよ。
【今週の1冊】
「トランスジェンダーと職場環境ハンドブック」
~誰もが働きやすい職場づくり~
東優子 虹色ダイバーシティ Rebit著
2018年 日本能率協会マネジメントセンター
LGBTが少しづつ認知されるようになってきましたね。
いろんな人が働きやすい会社、生きやすい社会になって
行くことはとてもいいことだと思っています。
この本はハンドブックの名の通り、これからの職場環境
づくりがわかりやすくまとまっています。
基礎知識から具体的な職場対応の例、企業の具体的な事例、
そしてトランスジェンダーの方の生の声。カミングアウト
するのか、しない方がいいのか。そのタイミングや対象は?
など心の悩みを知ることはとても参考になりました。
下記は事例に上がっているある企業の言葉
「配慮」でも「甘やかし」でもなく、LGBTに対する取り組みは
経営課題としての「多様性推進」の一環です。周囲の偏見などに
より社員が能力をフルに出し活躍できない環境があるとしたら、
その要因を率先して取り除く必要があります。
- モチベーション・組織活性化
- リーダーシップ
- マネジメント
- チームビルディング
- 営業・接客・CS
新入社員研修から役員研修まで、お客さまのニーズに即したプログラムを企画・実施します
「階層別研修であってもパッケージ化はしたくない」という信念のもと、実施対象者の課題や成長目標をその都度伺った上でオリジナルプログラムの研修を開発・提供しています。
岩野 敬一郎(イワノ ケイイチロウ) 株式会社アクシア 代表取締役

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