黒霧島物語
GWの谷間の週のコラムから開始した「今週の1冊」ですが、
今週で10回をこえました。最初は「今まで読んだ本を取り上げ
てもいいかな」と気楽に考えていたのですが、書き始めるとなぜか
そうもいかず、毎回新しい本を探してしまっています。
今日のコラムのテーマは、その本を取り上げます。
「黒霧島物語」宮崎の弱小蔵元が焼酎王者になるまで
という本なのですが、
そう言えば、私自身気がつくといつの間にか、お店でも家でも
「黒霧島」を飲んでいます。
その黒霧島。地元宮崎での発売開始が1998年、福岡進出2001年、
東京で売れ始めたのが2002年とまだまだそんなに日が経っていない
のです。ただ、そこに至るまでとその後の快進撃には学ぶことが
とっても多い。
品質に拘った先代、大きな設備投資の決断をした2代目などの
経営者の判断や、地に足をつけたマーケティング。常に革新し続ける
姿勢(早くから杜氏を廃止したり、新しい技術の試行錯誤を繰り返したり)
そして、チャンスには大胆に動く。
並みのビジネス本よりよほど参考になる点がたくさんあるのです。
そして何より、宮崎都城という田舎の都市での成功例。嬉しくなって
しまいます。(熊本出身なので、焼酎の白岳、日本酒の瑞鷹にも頑張
って欲しいところではあるのですが)
こんな本に出会えたのも「今週の1冊」を始めたからなのです。
これを始めて本屋に行く回数が増え、Kindleをダウンロードし、
本に触れる機会が格段に増えました。
そうそう、この本を手にしたきっかけは、どこかで都城では、
芋の収穫の時にはトラックが足りなくなって、宅配便が遅れても
「霧島さんが忙しいから」とみんなで応援しているらしい。という
噂を耳にしたからなのですが、地元に密着して愛される会社って
羨ましいですね。
今日は茜霧島でも飲もうかな。
【今週の一冊】
「黒霧島物語」宮崎の弱小蔵元が焼酎王者になるまで
2015年 馬場燃 日経 BP社
- モチベーション・組織活性化
- リーダーシップ
- マネジメント
- チームビルディング
- 営業・接客・CS
新入社員研修から役員研修まで、お客さまのニーズに即したプログラムを企画・実施します
「階層別研修であってもパッケージ化はしたくない」という信念のもと、実施対象者の課題や成長目標をその都度伺った上でオリジナルプログラムの研修を開発・提供しています。
岩野 敬一郎(イワノ ケイイチロウ) 株式会社アクシア 代表取締役
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