指標を作る
セミナーや研修をやっているとこんな人と時々遭遇します。
「機嫌が悪そうな人」
さすがに不正不満を口にして、周りをかき乱す人はほとんど
いないのですが、グループワークで全く発言しなかったり、
講義中に目をつぶったままで、聞いているのかどうかわから
ない態度をとったり、テキストに全く記入しなかったり、、。
主催者に話を聞くと「あの人はいつもそうなんです」と言われる
のですが、研修でそんな人がいると周りの人にマイナスの影響
を与えてしまうので、困ったものなのです。時には主催者に
了解をとった上で帰ってもらうこともあるのですが、なんだか
自分勝手な子供のようで可哀想になってきます。
と、いうことを考えていたらこんな記事を目にしました。
(「熱意ある社員」6%のみ 日本132位、米ギャラップ調査:日本経済新聞Web版 5/26)
日本には「熱意あふれる社員」の割合が6%しかいない。
「不満をまき散らしている無気力な社員」の割合が24%と高い。
という調査結果です。
先ほど書いた「機嫌が悪そうな人」は「無気力な人」ですね。
この記事ではその解決策として、「部下の強みが何かを上司が理解
すること」とあります。その解決策は間違っていないでしょう。
しかし、その無気力、不機嫌な人は自分がどれほど幼稚な態度を
とっているかを自覚しないと始まらないのかな、とも思うのです。
そして、その無気力さを測定して人事考課に反映させることが
できないかなと。新しい指標を作るのです。指標があると測定できる
ので、自覚できるようになると自分で変わっていけるようになる
のではないでしょうか。
不機嫌、無気力は周りのプラスのエネルギーを吸い取っているので
ブラックホール指数とか。
自分の大事な時間を使って仕事をするのですから、楽しい仲間と
前向きにやりたいですよね。
今週で5月も終わり。ご機嫌な6月を迎えましょう!
【今週の1冊】
「ビジネススクールでは学べない世界最先端の経営学
2015年 入江章栄」
「競争戦略」「イノベーション」「組織学習」など
を世界の先端の経営学の知見を身近な事例で説明
されているので、経営学を網羅的に理解することが
できるわかりやすい1冊。
各テーマについて、もっともっと深く掘り下げて
知りたくなります。経営学って面白いですね
- モチベーション・組織活性化
- リーダーシップ
- マネジメント
- チームビルディング
- 営業・接客・CS
新入社員研修から役員研修まで、お客さまのニーズに即したプログラムを企画・実施します
「階層別研修であってもパッケージ化はしたくない」という信念のもと、実施対象者の課題や成長目標をその都度伺った上でオリジナルプログラムの研修を開発・提供しています。
岩野 敬一郎(イワノ ケイイチロウ) 株式会社アクシア 代表取締役
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