無料会員登録

日本の人事部への登録は45秒で完了!
※登録内容はマイページで確認・変更できます。

※「@jinjibu.jp」からのメールが受信できるようにしてください。

既に会員の方はこちら

または各SNSで登録

日本の人事部があなたの許可無く投稿することはありません

既に会員の方は
こちらからログイン

ログイン

無料会員登録

不正な操作が行われました。
お手数ですが再度操作を行ってください。

会員登録完了・ログイン

ありがとうございます。会員登録が完了しました。
メールにてお送りしたパスワードでログインし、
引続きコンテンツをお楽しみください。

無料会員登録

不正な操作が行われました。
お手数ですが再度操作を行ってください。

会員登録完了・自動ログイン

会員登録とログインが完了しました。
引続きコンテンツをご利用ください。

マイページ

会員登録済み


選択したSNSアカウントは既に会員登録済みです。

タレントマネジメントを行う目的

タレントマネジメントは、「設計」「活用」「開発」「運用」の4つのフェーズを経て、またこれらの4つフェーズを恒常的に回すことで実現する。この4つのフェーズの中で最も重要なフェーズは「設計」のフェーズである。タレントマネジメントは人材マネジメントの考え方であって、昨今、各社が導入しているタレントマネジメントに特化したITシステムそのものでなければ、ITシステムを導入して実現するものでもない。

 

つまり、真のタレントマネジメントを実現するためには、会社の経営戦略を念頭に置き、有効なビジネスの仕組みを作るために人材、つまりタレントを揃えるのである。次に始まる新規事業のためだけでなく、5年後、10年後に会社が携わっているであろう、主要な事業を動かすための人材、また次の経営を担える人材を今から育成・開発する取り組みそのものがタレントマネジメントなのである。よって、「設計」フェーズでは、会社の経営戦略を念頭に置いて、どういった目的でタレントマネジメントを推進するのかを決める必要があり、この目的を決めることが極めて重要であると言える。

 

では、タレントマネジメントを推進する目的にはどのようなものがあるのか。前述の通り、タレントマネジメントが会社の経営戦略を実現することを前提に推進されるということは、会社の経営戦略が百社百様であるのと同じくして、タレントマネジメントを推進する目的も百社百様ということになる。しかし、それらの目的はいくつかに分類することができる。

 

【短期の目線-人材の適正配置・社内コラボレーション】

従業員のタレントを十分に生かしたい。人材の適材適所を実現したい。このような人材の最適配置に関する課題は、恐らくどのような会社組織でも抱えている課題なのではないだろうか。会社規模が大きくなると、従業員個々を見ることは難しくなり、また組織間の情報の行き来も難しくなる。場合によっては、セクショナリズムが発生することもある。さらに組織内に職種や役割が増えれば増えるほど、従業員個々の意思に沿わない異動や配置も少なからず発生する。タレントマネジメントを推進することで、従業員個々のタレントを明らかにすると共に、キャリアビジョンやキャリアプランを可視化し、人材の適正配置を実現する。タレントマネジメントが人材の適正配置に関する課題解決の一助を担うであろう。

 

次に、社内コラボレーションから考えてみる。ある職務経験を持った人の話を聞きたい、その経験を参考にしたい。こういうニーズは社内にはある。社内で部署の枠を超えて、経験や知識といったタレントを持つ人を探し出して、過去の経験を聞き出すことができれば、現在の目の前の仕事に大いに役立つだろう。仕事の質もスピードも大きく改善され、過去の失敗を繰り返すことはなくなり、事前に最善の対策を講じることができるだろう。また、新しい商品やサービスを開発するためのプロジェクトチームをつくる際も、関連する知識や経験を持つ人はメンバーとして欠かせない。だが、せっかくタレントを持つ人材がいても、社内で知られていなければ、そのタレントを持つ人材が存在しないに等しい。タレントマネジメントによって各人のタレントが可視化できれば、より効率的・効果的に仕事を進めることができるであろう。

 

人材の適正配置、社内コラボレーションは「短期の目線」によるタレントマネジメントの活用の代表例である。

 

【中長期の目線-キャリアデザイン・サクセッションプラン】

タレントマネジメントは、5年後、10年後の人材育成を目的に取り組む場合もある。中長期の目線に基づくタレントマネジメントである。一般の従業員にとっては、自分のキャリアをどう描いていくのか。数年後にどのような分野で、どのような役割に就いて働いているのか。そのためどのような知識を得て、経験を積んでいるのか。個々人のキャリアデザインに沿って育成や配置を行うことは、中長期の目線に基づくタレントマネジメントの代表例である。

 

次世代の経営者を育成することも、タレントマネジメントの重要な取り組みのうちのひとつである。優秀な人材を選び、特別な研修プログラムを受講させ、あらゆる部門を経験させていく。次世代の経営者候補の育成。つまり、サクセッションプランである。これもまた、重要な中長期の目線に基づくタレントマネジメントのあり方である。

 

このようにタレントマネジメントは、会社の経営戦略に沿って、人材のタレントをどのように育て、活用していくのかといった目的があって初めて成り立つ。つまり、会社の経営戦略に沿った人材マネジメントの仕組みや取組みを、どのように整備するのかが極めて重要であり、タレントマネジメントを推進・実現していく上での本質と言える。単にタレントマネジメントに特化したITシステムを導入するだけで実現するものではないのである。

 

株式会社アクティブアンドカンパニー
代表取締役社長 兼 CEO 大野 順也

  • 経営戦略・経営管理
  • モチベーション・組織活性化
  • 人材採用
  • 人事考課・目標管理
  • ロジカルシンキング・課題解決

私たちは成果創出に寄与する活性化施策を提供することを通して、躍動感溢れる未来を創造していきます。

株式会社アクティブ アンド カンパニー 代表取締役社長 兼 CEO
株式会社日本アウトソーシングセンター 代表取締役社長

大野順也(オオノジュンヤ) 株式会社アクティブアンドカンパニー 代表取締役社長 兼 CEO

大野順也
対応エリア 全国
所在地 千代田区

このプロフェッショナルのコラム(テーマ)

この記事をオススメ

あなたのオススメとして、ニックネーム、業種、所在地(都道府県まで)が公開されます。
※コメント入力は任意です。

オススメ
コメント
(任意)
■コメント投稿に関するご注意
以下に定めるご注意をご承諾の上、コメントを投稿してください。

1.
記載されている記事や回答の内容に関係のないコメントは、ご遠慮ください。
2.
以下の内容を含んだコメントの投稿を禁止します。『日本の人事部』事務局が禁止行為に該当すると判断した場合には、投稿者に通知することなく、コメントを削除または修正することもございます。予めご了承ください。
・第三者の名誉または信用を毀損するもの
・第三者を誹謗・中傷するもの
・第三者の名誉、信用、プライバシーを侵害するもの
・第三者の著作権等の知的財産権を侵害するもの
・第三者の権利または利益を侵害するもの
・公序良俗に反する内容を含んだもの
・政治活動、宗教、思想に関する記載があるもの
・法令に違反する、または違反のおそれがある記載のあるもの
・差別につながるもの
・事実に反する情報を記載するもの
・営利目的の宣伝・広告を含んだもの
・その他、内容が不適切と判断されるもの
3.
氏名・住所・電話番号などの個人情報を記載すると、トラブルに繋がる可能性があります。絶対に記載することのないよう、ご注意ください。
4.
掲載されたコメントにより発生したトラブルに関しては、いかなる場合も『日本の人事部』事務局では責任を負いかねますので、ご了承ください。
5.
ご投稿いただきましたコメントは、『日本の人事部』や、当社が運営するウェブサイト、発行物(メールマガジン、印刷物)などに転載させていただく場合がございますので、ご了承下さい。

コメントを書く

あなたのオススメとして、ニックネーム、業種、所在地(都道府県まで)が公開されます。

コメント
■コメント投稿に関するご注意
以下に定めるご注意をご承諾の上、コメントを投稿してください。

1.
記載されている記事や回答の内容に関係のないコメントは、ご遠慮ください。
2.
以下の内容を含んだコメントの投稿を禁止します。『日本の人事部』事務局が禁止行為に該当すると判断した場合には、投稿者に通知することなく、コメントを削除または修正することもございます。予めご了承ください。
・第三者の名誉または信用を毀損するもの
・第三者を誹謗・中傷するもの
・第三者の名誉、信用、プライバシーを侵害するもの
・第三者の著作権等の知的財産権を侵害するもの
・第三者の権利または利益を侵害するもの
・公序良俗に反する内容を含んだもの
・政治活動、宗教、思想に関する記載があるもの
・法令に違反する、または違反のおそれがある記載のあるもの
・差別につながるもの
・事実に反する情報を記載するもの
・営利目的の宣伝・広告を含んだもの
・その他、内容が不適切と判断されるもの
3.
氏名・住所・電話番号などの個人情報を記載すると、トラブルに繋がる可能性があります。絶対に記載することのないよう、ご注意ください。
4.
掲載されたコメントにより発生したトラブルに関しては、いかなる場合も『日本の人事部』事務局では責任を負いかねますので、ご了承ください。
5.
ご投稿いただきましたコメントは、『日本の人事部』や、当社が運営するウェブサイト、発行物(メールマガジン、印刷物)などに転載させていただく場合がございますので、ご了承下さい。

問題を報告

ご報告ありがとうございます。
『日本の人事部』事務局にて内容を確認させていただきます。

報告内容
問題点

【ご注意】
・このご報告に、事務局から個別にご返信することはありません。
・ご報告いただいた内容が、弊社以外の第三者に伝わることはありません。
・ご報告をいただいても、対応を行わない場合もございます。

プロフェッショナルコラム

会社とメンバーの思いを繋ぎ、チーム成果を高めるリーダーの役割

細木聡子(株式会社リノパートナーズ代表取締役/技術系ダイバーシティ経営コンサルタント/(公財)21世紀職業財団客員講師/中小企業診断士)

今回は、 「会社とメンバーの思いをつなぎ、 チーム成果を高めるリーダーの役割」 について一緒に考えていきたいと思います。...

2024/11/26 ID:CA-0005735 リーダーの心得