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5月対応

階層別研修の実施

階層別研修は、新入社員、中堅社員、管理職、経営幹部といった特定の階層に対して、それぞれに必要とされる能力・知識・態度などを習得させるために実施します。受講者のニーズ、組織の人材育成の方向性と合致させ、全社的な人材育成体系の中に組み込んでいくことが大切です。

主要業務

【各階層別研修の特徴と実施上のポイント】
(1)新入社員研修
入社後すぐに実施される研修。会社組織において職務・業務を遂行する上で必要な基本的な知識・スキル、ビジネスマナーなどを身に付けてもらうために行う。
・学ぶ内容は「仕事を進めていく上で必要な知識や技術」「企業の業務内容や企業風土・企業理念、就業規則」「社会人として必要なコミュニケーション能力、最低限の礼儀やマナー」など。
・入社後、1ヵ月から3ヵ月程度をかけて行うケースが多い。1年から3年といった長い期間を設けて、基礎からじっくりと教育を行う企業もある。

(2)中堅社員研修
・中堅社員研修は、管理職になる前の30歳前後の主任・係長クラスを対象とするケースが多い。業務上でリーダーシップを取った場面が少ない、後輩の指導などマネジメントの基礎となる経験が不足している、といった課題を解決するために実施する。
・組織の中で求められる職位にふさわしい役割を再確認し、キャリア意識の早期醸成を促す。総合的な実務スキルを身に付けさせ、幅広く判断力・問題解決力を高めてもらう。次に目指すところとなるリーダー層に向けて、マネジメントの基礎を学ばせることにポイントを置く。

(3)管理職研修
・組織の要となる管理職の場合、研修は「新任管理職研修」、課長クラスを対象とした「管理職研修」、部長クラスを対象とした「上級管理職研修」に分かれる。
・「新任管理職研修」は、初めてマネジメントする(経営にかかわる)側に立つ心構えや、日々の業務管理について教育を行う。管理者として不可欠な承認業務などを、しっかりと習得させる。
・課長クラスを対象とした「管理職研修」では、扱うテーマは多岐に渡り、業務の進捗管理に代表されるワークマネジメントや、部下育成を扱うピープルマネジメントなど、幅広く設定される。
・部長クラスを対象とした「上級管理職研修」は、アウトプットが中心。中期経営計画の策定や、売上を倍増させる施策などを検討する。

(4) 幹部社員研修
・経営を取り巻く環境が目まぐるしく変わる中、リーダーとなる人材を早期に育成していく必要がある。通常、当該のポジションの現職者が抜けた際に後任を充てることは、人事異動・配置という形で行われるが、次世代を担うリーダーを育てるという視点で考えた場合、そのような対応ではふさわしい人材が必ずしも登用されない。
・幹部社員の登用では、将来を見越した上で、人材を選抜・確保・育成していく視点が欠かせない。「幹部社員研修」の重要な点として、事前に主要ポジションの後任の候補となる人材を、あらかじめ用意することが挙げられる。
・研修では、選抜した後の育成とリーダーとしての見極めのプロセスが重要である。プログラムは長い期間をかけて行われることが多く、短いものは半年、長いものでは3年から5年に及ぶケースも少なくない。一貫性のある育成方針の下、定期的な集合研修とさまざまな課題が与えられる。

参考リンク

人材開発とは(日本の人事部)

5月中の主な業務

新卒採用
新入社員の定着化推進とフォロー体制の確立
新入社員研修の反省と次年度に向けての対策
新卒採用・初期段階の結果把握
新卒採用・初期段階の内定者フォロー・内定者管理
教育
ハラスメント研修の実施
メンタルヘルス研修の実施
人事管理
メンタルヘルスケア対策
中途採用の修正計画策定
福利厚生
定期健康診断の実施、結果報告書の提出
その他
役員の就任手続きに関する準備

5月のその他の業務

5月10日(水)
外国人雇用状況届出書の提出(雇用保険の一般被保険者である場合) [提出先:公共職業安定所
給与所得者の特別徴収住民税納付 [提出先:従業員各人在住の市区町村役場
雇用保険被保険者資格取得届の提出(前月以降に採用した労働者がいる場合) [提出先:公共職業安定所
源泉徴収所得税の納付 [提出先:税務署
5月31日(水)
4ヵ月後決算法人の中間申告 [提出先:税務署
労働保険印紙保険料納付・納付計器使用状況報告書の提出 [提出先:所轄都道府県労働局歳入徴収官
健康保険料・厚生年金保険料の納付 [提出先:年金事務所
外国人雇用状況届出書の提出(雇用保険の一般被保険者でない場合) [提出先:公共職業安定所
日雇健保印紙保険料受取報告書の提出 [提出先:年金事務所
2ヵ月前決算法人の確定申告 [提出先:税務署