第一声のイメージは重要!会見に垣間見る「言葉」より
もう半月ほど前の話になりますが、
ある歌手グループのリーダーの謝罪会見が話題になっていましたね。
髪も黒に染め、スーツも黒でネクタイもシンプル。
見た目の印象は短時間で準備出来たようですが、
にわかにでは準備できないもの、それが「言葉」だなとつくづく感じました。
今回、反省の言葉を繰り返しているのに
言葉は軽く、テンポも軽めに感じました。
最近は謝罪についてのプロもいらっしゃるので
アドバイスは多分、事務所からされていたと思います。
他の芸能人の謝罪会見の失敗例・成功例から
ある程度の答え方レクチャーもされていたでしょう。
が、その方の資質を表してしまう「言葉」だけは
短時間ではどうにも繕えなかった。
会見の様子を見ていると
一つひとつのその方のクセがわかってきます。
一つ目は、語彙力の少なさ。
言葉にもイメージがあります。
語彙力を養い、細やかな情景描写ができると
それを品よく感じたり博識に見えます。
それは単に難しい言葉を使えばいいという意味ではなく
日本語の細やかな表現を使えると、より上品な方にみえます。
逆に、会見で雑な言葉を使うと
「ああ~やっぱりそういうことしそうな人だな」
と見えてしまうことが多いのです。
彼が会見で連呼したという訳ではないのですが、
例えば最近、色々な意味を
総じて「やばい」という表現を使う方がいますよね。
「とても」「凄い」もやばい。
「驚いた」もやばい。
「よくない」という意味もやばい。
前後のニュアンスを知れば
それでわかる共通言語にはなって来てはいますが、
ただこの「やばい」を連呼する方のイメージは?と聞かれれば
皆さん、あまりいいイメージを持たない方が多いのではないでしょうか。
二つ目は、出だしの一言。
「でも」「だって」「そういいますが」など
逆説から入る人は、持論を出していきたい!欲求が強い方です。
この言葉は、言っている方は意外にそのクセの自覚がなく、
会話が弾んでいるすら思われる方も多いです。
この逆説は、謝罪会見だと、レポーターの方に
より突っつかれるヒントを与えてしまうことが多いです。
誰もが、自分の正当性を伝えたい気持ちはあります。
ただ、それを口に出して表現してしまうかどうかは別。
その言葉を出すことが、プラスに働くところまで考えた上であればいいのですが、
大体は、考えず出してしまうもの、クセで出てしまうものなんですよね。
三つ目は、「ゴール」をどこにするか。
何か起こして謝罪会見をした際に、
どこに落とし込むか決めていかないと中途半端な返答になり、
関係者により迷惑をかけたり余波が広がることが多々あります。
例えば、復帰するのかしないのか?
復帰したい本心があってもそれを自分の口からいってはダメ。
この謝罪会見はもちろん、関係者、ファン、消費者など
何かしらご縁がある方への謝罪がメインですが、
「世論」を味方につけられるかどうかも大きいです。
自分が世間からどう見えたら、欲しいゴールを得られるか?
会見では誠意をどれだけ見せられるか?が大切なのです。
にわかに繕ったものははがれやすい。
でも、時間をかけ構築したものは崩れにくい。
人は予想しないことが起きた際の第一声に
その資質が出てしまうものです。
そうなると、日々意識を持って生活しているか?
芸能人でなければ意識していなくていい、という訳ではありません。
企業なら常に社員にその落とし込みをしておくことが大事です。
もちろん社長としても。
若い方々に対しては特に、丁寧に
教えていかないといけないことかもしれません。
日々ビジネスの場で使う言葉や話し方のクセなど
自分自身を知ることが、セルフブランディングに繋がります。
皆さんも日々の言葉意識してみませんか?
- モチベーション・組織活性化
- キャリア開発
- チームビルディング
- コミュニケーション
- ロジカルシンキング・課題解決
自己ブランディング戦略のスペシャリスト
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余語まりあ(ヨゴ マリア) 株式会社ワイズエフェクト 代表取締役
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