プロジェクトマネジメント(3.作業計画)
プロジェクトの計画では、まず目標を立てることが大切であると前回お話しました。目標を立てたら、次は計画の本体、計画表を作ります。計画表のつくり方は様々あります。どのようなものでも、あなたが作りやすく見やすいものであればまずは大丈夫です。よく使われる計画表には、ガントチャートがあります。小学校のグループ活動の頃から私たちには馴染みのある計画表です。ですから、ガントチャートで計画が表現されていれば、誰もがそれを理解できます。プロジェクトは複数の人で行われることが多いので、誰もが理解しやすいというのは最大の利点です。
ガントチャートを作るときの注意点としては、通常は表の縦軸にある「作業」に抜け漏れが無いようにすることです。「作業」に漏れがあれば、資材が不足したり、工程が抜けていたりして物が作れないといった問題が起きます。
こうした作業のヌケ漏れを防ぐひとつの方法として、全体の関係を眺めてみることをおすすめしています。それぞれの作業には”前後関係”があります。ですから、それぞれの作業には”前作業”と”後作業”が存在します。それを考えて、一つ一つの作業の”前作業”と”後作業”を見ていくと抜け漏れを発見することができるのです。
こうして出来上がったプロジェクトの作業計画が目標に沿っていることを確認し、リスクの予想までできれば計画作成は終了です。次回は「リスクの予想」についてお話します。
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中西 真人(ナカニシ マサト) 株式会社M&RConsulting
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