Python実践試験の合格のコツ
こんにちは。Pythonエンジニア育成推進協会の吉政でございます。
PythonはAIや機械学習、ビッグデータやデータ分析、各種自動化にWeb等で中心的な技術として普及しています。各分野はまさにこれから大きく成長する市場ということもあり、さらにPythonを本格的に活用する企業が増えていく段階になっています。
本格的と書きましたが、昨年末の日経クロステックの記事によると、Pythonが最も使用頻度が高い言語であり、普及率でも1位ということなので、すでに本格的に活用している企業はかなり多いのかもしれません。
お陰様でPython試験は基礎試験とデータ分析を中心に累計で5万人の受験者をいただくまでになり、人気ランキングでも民間IT試験で3位になり、人材育成にPython試験が活用されている印象があります。
しかし、これからの普及期に向けて、人事部の皆様に進めていただきたいのは、Python実践試験のほうです。若手の育成にはPython基礎試験やデータ分析試験は有効ですが、本格的に扱える人材を育成するにはPython実践試験やこの秋に本番試験開始を予定しているデータ分析実践試験が有効であると考えます。
Python実践試験合格のコツ
Python実践試験の合格率は少し前まで45%前後でしたが、ここ最近は受験者数もかなり増え、学習環境も充実してきたこともあり、月間の平均合格率は50%を超えてきています。
今回はPython実践試験の合格のコツを少しご紹介したいと考えています。
合格のコツの前に、Python実践試験の基本設計について少し触れます。
- Python実践試験の基本設計
- Python普及期に向けて実践レベルの技術を取得した人材の育成支援をしたいと考え、制作した試験です。
- Pythonを仕事で使うならここまでを抑えてほしい!を問う試験として制作しています。
- 本を読みこんで記憶しただけでは合格が難しい設問内容になっています。
- 本を見ながら、手を動かしながら、学んで理解した方が合格しやすい設問内容になっています。
すでにPythonプログラミングに慣れている人であれば、書籍を読むことで合格に近づくと思いますが、そうでない方は、やはり書きながら覚えることを進めしています。
つづいて合格のコツですが、まず以下の点数分布図をご覧ください。
オレンジ色のバーが最も多い得点分布なのですが、この部分はあと1問ないし2問で合格された方々です。また、正答率は後半になると下がっていく傾向があるので、最後まで学習をされることをお勧めします。
受験された方のアンケートを見ると、何らかの市販教材(本 or ネット or アプリ)と模擬問題で学習している方の合格率 86%というデータがありました。直近の合格率が50%を超えているので、やはりしっかりした学習と模擬問題で出題傾向をつかむというのが合格のコツと思います。
コツというほどの話ではありませんでしたが、Pythonを仕事で使う上でここまで抑えてほしいを問う試験なので、出題範囲全体を学んでいただきたいところです。
- 資格取得
年間登壇約20回、連載数15本以上、顧問先14社を持つマーケッター。著書「ITエンジニア向け企画力と企画書の教科書」大手企業の職級査定審査員
日本を代表する大手企業を中心にマーケティング支援を実施。日本のIT業界の発展のためには教育が重要であると考え、LinuxやXML、PHP、Ruby on Rails、Python、IPv6の検定試験を立ち上げ、運営組織の代表を歴任する。
吉政忠志(ヨシマサタダシ) 一般社団法人Pythonエンジニア育成推進協会 代表理事
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