業務の自動化で35%の雑務を軽減しましょう
こんにちは。Pythonエンジニア育成推進協会の吉政でございます。今日は雑務の軽減について私見を述べたいと思います。
少し前のニュースで日本は他の先進諸国やASEAN諸国と比べて、業務における雑務の比率が圧倒的に多く、雑務が多い国一位となっています。興味がある方はネットで検索して原文を見てほしいと思うのですが、雑務の定義はアンケートに回答した人が考える雑務という定義なので、その国や会社の文化によって雑務の内容は違っているとは思います。ただ、日本の企業においては35.1%が雑務という結果が出ています。
一方で人事部の方は、残業時間を適正化して、決められた労働時間内で最大限の効果が出るような労働環境を目指していると思います。一方で雑務は無駄な業務ではなく、雑務の会社にとって必要な業務であると考えています。
しかし、多くの雑用はシステムによって自動化ができることが多く、自動化することで多くの雑務が軽減できます。このような書き方をするとRPAの話ですか?と言われるかもしれません。RPAはロボットという言われるソフトウェアが業務の自動化を行うものです。RPA適切な部分ももちろんあると思いますが、最近のトレンドはExcelやPython、もしくはExcelとPythonの連携したものが主流になっています。RPAはライセンス料がかかるものが多く、思った以上に誰でも使えるものではなかったという印象が強く、最近はRPAからPythonにリプレイスという話も聞こえてきています。
では、ExcelなのかPythonなのかという話は用途に応じて使い分ければよいと思います。そのお話はまた別の機会でお伝えしたいと思います。私がここで伝えたいのは、何らかの方法を活用して業務の自動化を進めるべきという話です。皆様の会社では業務の自動化を推進していますでしょうか?
以前あちこちの会社ではTQCの様な品質管理の活動が活発に行われていました。(もちろん今でも活発な会社も多いです)品質が企業の業績やブランドにも影響することから、そのような活動が行われていたと思うのです。同じように全社的に雑務軽減運動の様な業務の自動化に取り組むのはいかがでしょうか?残業時間は軽減されますし、人的リソースをより生産的な業務に充てられるので、収益化を実現しやすいです。人事部門としても会社に貢献できる一つの柱になると思うのです。
最近ではPythonによる業務の自動化に関する書籍が何冊か出ていますので、興味がある方はご一読されてもよいと思います。
- 資格取得
年間登壇約20回、連載数15本以上、顧問先14社を持つマーケッター。著書「ITエンジニア向け企画力と企画書の教科書」大手企業の職級査定審査員
日本を代表する大手企業を中心にマーケティング支援を実施。日本のIT業界の発展のためには教育が重要であると考え、LinuxやXML、PHP、Ruby on Rails、Python、IPv6の検定試験を立ち上げ、運営組織の代表を歴任する。
吉政忠志(ヨシマサタダシ) 一般社団法人Pythonエンジニア育成推進協会 代表理事
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