PythonをIT系人材の新人研修にお勧めする絶対的な理由
ちなみに、新人研修をPythonに限定しましょうとは言いません。限定されてもよいとは思うのですが、あくまで客観的に考えて、新人研修にPythonを組み込む必要があると思うのです。今回のコラムでは、そのあたりの個人的な理由をシンプルに書きます。
その理由は人工知能です。
人工知能はバズワードでもあるので、ひとくくりには言えないところがあるのですが、人工知能が衰退していくと考えている人はほとんどいないと思います。
多くの人が人工知能は普及していくと考えています。そして、将来にわたっても名称が変わったとしても人工知能は普及を続け、おそらく、ほぼすべてのITに多かれ少なかれ採用されていくはずです。
そして、人工知能で中心的に使用されている技術の一つがPythonです。
そして、人工知能を実際の開発現場で使用していくのは、すでに始まっていますし、そうでない現場でも遠くないはずです。
ここで、皆さんにお聞きしますが、IT系人材の新人研修では人工知能に関してどのように説明をされますでしょうか?人工知能の定義と歴史と現状と今後について座学で説明でしょうか?それはそれで悪くないとおもうのですが、IT系人材を対象とする新人研修であるならば、技術的なところまで踏み込むべきですよね。そして、技術的なところまで踏み込んで解説やハンズオンを行うのであれば、Pythonは外せないはずです。
Pythonは人工知能の中心的な技術であり、また理解しやすい言語でもあるので、新人研修に向いています。さらに、人工知能だけでなく、機械学習、データ分析、ビックデータ、ネットワークの自動化、Webなどでも中心的に使用されているので、適用範囲も広いです。その意味でも新人研修にPythonを採用する意味があります。
そして、Pythonは若手や学生が一番学びたい言語でもあり、先輩が後輩に教えたい言語でもあります。
いかがでしょうか?
私が述べていることについて、興味がある方は、Webでいろいろ検索して、確認してみるとよいと思います。
来年、再来年とPythonを新人研修に採用されていく企業が増えていくと思います。来年の新人研修ではPython 講師が見つからないという話をよく聞きます。将来的に採用していくのであれば、今からPython講師を抑えていくのもよいと思います。いざ、新人研修にPython講師が必要となったときに、講師が見つからないとならないようにしないといけないですしね。
それでは、今日はこの辺で。
- 資格取得
年間登壇約20回、連載数15本以上、顧問先14社を持つマーケッター。著書「ITエンジニア向け企画力と企画書の教科書」大手企業の職級査定審査員
日本を代表する大手企業を中心にマーケティング支援を実施。日本のIT業界の発展のためには教育が重要であると考え、LinuxやXML、PHP、Ruby on Rails、Python、IPv6の検定試験を立ち上げ、運営組織の代表を歴任する。
吉政忠志(ヨシマサタダシ) 一般社団法人Pythonエンジニア育成推進協会 代表理事
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