Pythonエンジニアの獲得方法について
お陰様でPythonは人工知能、機械学習、データ分析、ビッグデータ、インフラの自動化、Web等で中心的な技術として普及が始まっており、この1年でPythonの求人数は9位から4位に上昇し、求人数は前年比1.5倍前後で伸びています。
人工知能、機械学習、データ分析、ビッグデータ、インフラの自動化、Web等、どれをとっても大きな市場であり、それらの中心で活用されるのがPythonなので、求人数が急激の伸びるのもうなずけます。
それにともない、Python試験を運営する当団体[1] にPythonエンジニアを紹介してほしいというご依頼もいただくようになりました。(当団体[2] は人材紹介会社ではありませんので、お問い合わせをいただいても回答は致しません)このようなご依頼によくあるのが、Pythonエンジニアの求人を募集しても採用できないということです。
ここで私が感じている重要なことを、私見としてご紹介します。すごく簡単なことです。割とある傾向は以下です。
・社内にPythonエンジニアの体制がないのに、募集をしている
これは一見、見落とされていることですが、転職先を考えているPythonエンジニアの方々は転職先でも成長したいと思っているはずです。つまり、転職先にPythonエンジニアがいない、またはほとんどいない企業では、転職先で質が高い仕事を行いにくいので、転職しようとは思いにくいはずです。転職してもPythonの仕事が無かったり、小さな仕事ばかりだったりすることが容易に想像できるからです。
上記を考えると、外部に募集をする前にまずは社内でPythonエンジニアを育成するべきと思うのです。数年前までは社内で育成をする中心的な言語はJavaでしたが、今は市場全体の求人数も減っており、会社で中心的に育成する言語がJavaからPythonに変わろうとしています。Pythonエンジニアを獲得したいと思われる方は、社内のPythonエンジニア育成にもっと舵を切ってもよいのかもしれませんね。
先んずれば人を制すとも言います。
人工知能、機械学習、データ分析、ビッグデータ、インフラの自動化、Web等、Pythonが強い分野は、今後20年30年もなくなることはなく、成長を続けるといわれている分野です。人材育成の投資をすると決まっているのでしたら、早めの対応が良いと思います。
それでは今日はこの辺で。
「当社」でいいですかね?
「当団体」の方が良いかなって思いました。
ここも「当団体」にすると良いかなって思います。
- 資格取得
年間登壇約20回、連載数15本以上、顧問先14社を持つマーケッター。著書「ITエンジニア向け企画力と企画書の教科書」大手企業の職級査定審査員
日本を代表する大手企業を中心にマーケティング支援を実施。日本のIT業界の発展のためには教育が重要であると考え、LinuxやXML、PHP、Ruby on Rails、Python、IPv6の検定試験を立ち上げ、運営組織の代表を歴任する。
吉政忠志(ヨシマサタダシ) 一般社団法人Pythonエンジニア育成推進協会 代表理事
対応エリア | 全国 |
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所在地 | 江東区 |