無料の「PythonZen & PEP 8 検定」が開始
こんにちは。Pythonエンジニア育成推進協会の吉政でございます。実は当協会の設立のきっかけとなっているのが、Pythonic(パイソニック)の普及です。Pythonicはプログラミングフィロソフィーであり、Pythonという言語の考え方などがまとめられている文章です。そして、もう一つ当協会が注目しているのがPythonZen(The Zen of Python)です。PythonZenはPythonのイディオム集です。PythonicとPythonZenが一般的に言われるPythonのプログラミングお作法だと思っています。プログラミングお作法とは、そのプログラミング言語の基本的な考え方や書き方を表すことが多いです。
ご存じの通りPythonは大変な勢いで普及をしています。PythonはAIや機械学習、データ分析、ネットワークの自動化、Webなどで中心的に活用されており、そのどの分野でも今後の更なる分野での普及が期待されているため、年率で200%前後もの求人成長率で、市場が拡大しています。企業の人材育成においてもPythonは幅広い分野において普及しているため、投資対効果が高い人材育成分野としても期待されています。それ故に、その技術取得の物差しとしてPython3エンジニア認定試験は企業においてもよく活用されてており、1社で数百名を超える合格者を輩出する企業も珍しくなくなってきました。
このようにPythonは急激に普及をしていますが、一方で過去に急激に普及をした他の技術においては、お作法というか基本が普及しないまま、人材が育成されることが散見されていたこともありました。プログラミングのお作法を理解していないままに人材が育成されてしまうと、極端なことを言えば、品質が悪いプログラムが大量生産されてしまうことにもなりかねないと考えます。そこで、当協会はPythonのお作法を無料でチェックできるPythonZen & PEP 8 検定を開始するに至りました。
試験概要は以下の通りです。
◆「PythonZen & PEP 8 検定試験」概要
試験名称:PythonZen & PEP 8 検定試験
概要:PythonZen(The Zen of Python)とPEP 8に関する知識を問う試験
受験料金:無料
問題数:20問(すべて選択問題)
合格ライン:正答率70%
試験方式:WBT(インターネットが接続できるブラウザ環境があれば、だれでも受験できます)
出題範囲:PythonZenとPEP 8より出題
「PythonZen & PEP 8 検定試験」の公式Webサイトでは、試験問題の解説コラムも連載しており、そのコラムを読んでから受験いただけると、より合格しやすくなるはずです。社内でのPython研修やPyrthon勉強会のタイミングで、是非、社員の方に受講いただき、Pythonのお作法に関する理解を高めていただければ幸いです。
今後の人材育成の参考になれば幸いです。
それでは今回はこの辺で。
- 資格取得
年間登壇約20回、連載数15本以上、顧問先14社を持つマーケッター。著書「ITエンジニア向け企画力と企画書の教科書」大手企業の職級査定審査員
日本を代表する大手企業を中心にマーケティング支援を実施。日本のIT業界の発展のためには教育が重要であると考え、LinuxやXML、PHP、Ruby on Rails、Python、IPv6の検定試験を立ち上げ、運営組織の代表を歴任する。
吉政忠志(ヨシマサタダシ) 一般社団法人Pythonエンジニア育成推進協会 代表理事
対応エリア | 全国 |
---|---|
所在地 | 江東区 |