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リモート時代のチームビルディング

リモート時代のチームビルディング

 

リモートワークにおけるチームビルディングの重要性

 

リモートワークが主流となった今、チームビルディングの重要性がますます高まっています。理想のチームとは、自己開示、自己肯定、ビジョン形成、課題解決、目標達成の各段階でコミュニケーションが活性化されている状態です。この状態を作り出すための取り組みが、まさにチームビルディングです。
しかし、最近、出社に戻す企業が増えています。なぜでしょうか?それは、人間関係つくりがリモート環境では難しくなり、生産性が低下し、離職率が上がり、業務トラブルが増えたからです。では、本当に、出社に戻せばチームは理想の状態に変われるのでしょうか。
TISでは自律型人材育成アプリケーション「Practice」の提供を行っています。お客様環境でのPracticeトライアル利用を通じて、チームビルディングにおける課題は「無意識に得られていたものを意識する」ことにあることがわかってきました。この「無意識に得られていたもの」をきちんと認識し「意識」することが出来ないと、出社に戻しても理想の状態に近づくことは出来ません。逆にいうと、これに気が付くことで、リモート環境でも対応が取れるようになるということです。これら「無意識に得られていたもの」を「意識的に得られるようにする」方法について、Practiceの活用方法を交えてご説明します。

リモート環境での自己開示と自己肯定


まず、Practiceが見つけた「人とチームの変容ステップ」をご紹介します。人の成長を5が段階に整理しました。まずは自己開示、次に自己肯定、そしてビジョン形成、課題解決、目標達成の順で段階を進んでいきます。成長段階ごとの、チームメンバーのかかわり方が重要になります。受容、信頼、共感、支援、評価がその鍵です。

ビジョン形成は特に重要です。「今日も頑張ろう」「今週はここまでやろう」といった小さなビジョンも含まれます。自己肯定がその基盤となり、自己開示と自己肯定を経ることでビジョンが形成されます。自己開示が受容され、自己肯定に信頼を示されることで、人はビジョンを持つ準備ができます。
しかし、リモート環境ではこの「自己開示」と「自己肯定」が難しくなります。出社していた頃は、最低限の自己開示と自己肯定が自然に行われていました。例えば、会社に行き、自分の姿を見せることで感情が表現され、「おはよう」と挨拶することで自己肯定が得られました。また、オフィスに自分の仕事の場所があることや、会社に出社した、という行動そのものがチームへの貢献意識の表れでもあります。
リモート環境では、これらの機会が減少します。自分の姿を見せることなく、挨拶のやりとりもなく、生活圏内で仕事をするため、自己開示や自己肯定の機会がありません。その結果、喜びや刺激がないまま仕事に取り掛かることになります。
自己開示と自己肯定には感情の共有と経験の肯定が重要です。リモートワークするチームでは、これらの機会を意識的に設ける必要があります。オンラインミーティングで顔を出しても、画面サイズや画質、音質の制約で対面のようには感じ取れません。そこで、感情を言葉にして表現することが重要です。

また、経験を共有することも自己肯定につながります。例えば、小さな子どもが、仕事から帰った親を玄関まで迎えに来て「今日ね、保育園で砂場で遊んだの」と話すように、人は経験を聞いて欲しい生き物なのです。また、それを聞いた親が「そうか、それは良かったね、頑張ったね。」と言葉を返すことで、子どもは今日の一日の経験に喜びと自信を持ち、自己肯定感を高めます。経験を語り、認められることが自己肯定を育みます。
対面や出社を否定しているわけではありません。人同士が会うことはとても重要です。大事なのは、場所やツールではなく、伝えたいことや得たいことに合わせて方法を選ぶことです。

 

オンラインツールを活用したチームビルディング

 

Practiceは、意見と、その背景にある経験、感情、価値観を共有するツールです。リモートワークやハイブリッドチームでもエンゲージメントを高め、チームの一体感を醸成し、チームビジョンの実現に向けて支え合うことができます。
例えば、朝の挨拶代わりにPracticeの「自己開示クエスチョン」に回答し、感情や価値観をチームに開示します。それを読んだ数名から返事が返ってくることで、今日の自分をチームに開示した実感が持てます。また、仕事に取り掛かる前に「自己肯定クエスチョン」に回答し、最近の経験談を共有します。数名から「そんなことあったんだ」「大変でしたね」「すごいですね」といった返事が返ってくることで、自分が認めてもらえたという喜びが生まれます。
チームビルディングの目的は、チームのパフォーマンスを高めるために、メンバー同士が認め合い、支え合い、高め合い、チームとお互いの目標を達成するために考え、行動するようになることです。考え、行動する中でやりがいや達成感、感謝などの「喜び」を感じられるようにすることが重要です。
もちろん、挑戦的な行動には不安や怒り、悲しみなどのネガティブな感情を持つこともあります。このネガティブな感情を受け止め、乗り越えた先に、チームに支えられ、チームで協力したからこそ得られる成果と達成感、感謝といったポジティブな感情が生まれます。
「ポジティブな感情もネガティブな感情もチームで共有することが、目標達成につながること」を実感できる人間関係、信頼関係を維持向上させていくための日々のコミュニケーション設計が重要です。

リーダーシップが鍵!リモートチームを牽引する方法

 

出社していたときには、上司からの質問にスムーズに答える同僚、お客さん先に外出する時間が迫っているが準備に手間取っている部下、部長同士が仕事の段取りを確認する会話、営業がお客さんと電話で会話する様子など、さまざまな場面に触れる機会がありました。気になったやりとりには、「どうしてあのタイミングで即答できたんですか?」などと質問に行っていたかもしれません。チームメンバーの仕事ぶりや経験を見聞きすることで、無意識に自身の糧としていたものがあるのです。

リモート環境では、これらの出来事に触れることは出来ません。上司や同僚や部下が、仕事を通じてどのような判断や言動をとっているかをお互いに共有しあうことが必要となります。Practiceは日々の経験を振り返るためのクエスチョンが用意されているので、さまざまな場面や状況を振り返り、本人にとっても有意義な振り返りとなり、また、その内容がチームメンバーに共有されるので、Practiceを通じてチームメンバーの仕事ぶりや経験を知ることが可能となります。チームメンバーひとりひとりの経験は、チームにとっても財産です。この経験を「課題解決クエスチョン」に回答することで、自分自身がなぜその課題を解決できたのか、またはなぜ解決できなかったのか、といった理由や原因を客観的に考察できるようになります。また、チームメンバーはその課題や考えや行動を知り、疑似体験することが可能になります。「自分だったらどうしただろう」と考えることができたり、チームメンバーの失敗を土台にして新たな方法を試すことが出来るようになります。意識的に経験を振り返り、共有することでチーム力の向上につながります。


出社のときに意識していたものは、リモートワークにおいても意識的に対応が取られています。出社によって無意識に得られていたものが、リモート環境においては得られず、失われています。無意識に気づき、意識し、行動することでリモート環境においてもなんらかの方法で代替することができます。リモートワークでもチームビルディングは可能です。
特に、リモートワークにおけるチームビルディングで重要なことは、リーダーの積極的な自己開示です。チームの中心となるリーダーが積極的に自己開示することで、チームメンバーが集う場が生まれます。リーダーは、嬉しかったこと、悲しかったこと、怒りを感じたこと、困ったこと、ワクワクドキドキしたことなどを積極的に開示し、チームメンバーに共有することが重要な仕事となっています。リーダーの開示範囲が、チームメンバーの心の自由度となります。
Practiceに書き込むことで、チームメンバー全員に共有開示することができます。1on1やちょっとした会食など、理想ではありますが、時間に限りやお互いに制限もあります。人によってはリーダーという人物を180度異なる評価をしているメンバーもいるかもしれません。リーダーも人です。波があります。調子の良い時に部下の相談に乗った時と、仕事がうまく進まなくてイライラしているときに相談されたときとでは、態度や回答内容も違っているでしょう。その両方を知ってもらうことで、リーダーに対する親愛と信頼が醸成されます。
リーダーの積極的な自己開示をームメンバーに共有することで、「安心安全なチームが集う場所」を作ることがリーダーの重要な仕事です。リーダー以外のメンバーの自己開示も、リーダーの自己開示の機会を作ることになります。チームメンバーが開示した気持ちや経験に対して、リーダーがコメントしたりフィードバックしたりする様子が共有されることで、リーダーがどのように思っているか、どのようにメンバーに寄り添っているかがチームに共有されていきます。リーダーとチームメンバーが、積極的にPracticeを利用することが、チーム力の向上、チームビルディングそのものとなります。

無意識に得られていたものに気づき、意識的に機会を作り、チームメンバーとともに意見や経験や感情や価値観を共有することで、出社でもリモート環境でも、ひとりひとりの能力や魅力といった「多様性」を生かしたチームビルディングが可能となります。

これらの取り組みを実施することで、出社して対面の場での会話が、今日会えたこと、同じチームで仕事していることに感謝を伝え合う貴重な機会となるでしょう。

このコラムを書いたプロフェッショナル

久保田 博

久保田 博
TIS株式会社 産業公共事業本部 サービス・メディアビジネス事業部 プロデューサー

組織対話実践アプリ「Practice」の企画・開発を担当。
21世紀学び研究所が提供する自律型人材育成するメソッド「OS21」認定トレーナー。
企業経営者、組織長、新入社員などを対象としたワークショップやセミナーの講師を担当。

組織対話実践アプリ「Practice」の企画・開発を担当。
21世紀学び研究所が提供する自律型人材育成するメソッド「OS21」認定トレーナー。
企業経営者、組織長、新入社員などを対象としたワークショップやセミナーの講師を担当。

得意分野 モチベーション・組織活性化、キャリア開発、リーダーシップ、チームビルディング、コミュニケーション
対応エリア 全国
所在地 江東区

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