自立的に自己変革する人を組織に増やす
本コラムは当社ブログ(2020年12月28日掲載)を編集したものです。
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グローバル市場で勝ち残っていくためには、組織に「社員が自立的に学び続ける 」「グローバルマインドを自発的に備える」人材を育てることが重要です。
第247回のグローバル人材育成研究会では、当社が創業以来目指してきた「グローバル&自立型人材育成」のためのセミナー「パーソナル・グローバリゼーション/右脳型英語学習法」体験会を開催し、組織にインパクトをもたらす効果的なグローバル人材育成の方法について、ご紹介しました。
目次
①真にグローバルで活躍できる人材を育成するには
②自立的に自己変革する人材を組織に増やす「パーソナル・グローバリゼーション」
③忙しいビジネスパーソンでも学習を習慣化できる「右脳型英語学習法」
④世界中のどんな人とも協働できる人材になるために
①真にグローバルで活躍できる人材を育成するには
こんな事例をよく耳にします。海外業務派遣でイギリス・香港・シンガポールへ複数の若手社員を派遣。すると、現地から「ちゃんと英語ができる人を送って!」と言われてしまった、、。全員TOEIC900点をクリアしていて、やる気もある若手・中堅を派遣しているのになぜ・・・?
日本人にとって、グローバルに通用する人材であるための課題は、単なる英語力だけなのでしょうか?ビジネスで成果を出すためには、ネイティブ並に英語が話せることよりも、もっと重要なことがあります。それは、マインド、スキル、キャリア観をアップデートすることです。
①マインド:受け身の姿勢ではなく、コミュニケーションのイニシアティブを取るという姿勢を持つ
②スキル:必要なスキルセットと活用方法を理解し、トレーニングで鍛える
③キャリア観:終身雇用で安泰と楽観視せず、Up or Outマインド(成長していなければ退職が待っている)を持つ
これらは、単なる英語研修や異文化理解講座では解決できない課題です。こうした視点が圧倒的に欠けてしまうと、熾烈なグローバル市場で戦い、協働できる人材は生まれないのです。
世界のマーケットで活躍できる人材を組織に増やしていくためには、誰にこうした投資を行うのが効果的なのでしょうか。組織へのインパクトを与えていくためには、全体を底上げで行なっていくのではなく、20%のトップ層へ投資することが効果的です。トップ層という優秀な人材が変化していくと、そのチームの戦略作りや所属するメンバーにインパクトをもたらします。そうして波及効果を生み出していくことが有効です。
②自立的に自己変革する人材を組織に増やす「パーソナル・グローバリゼーション」
パーソナル•グローバリゼーションは、主体的な個のグローバル化を促すことをねらいとしたワークショップです。「なぜ自分をグローバル化しないといけないのか」個人に訴えかけ、健全な危機感を醸成し、グローバル人材に必要な要素を御伝えします。これまで各業界大手トップ企業200社以上に受講いただいており、書籍、オーディオブックもリリースされています。
このワークショップでは、
WHY「なぜ自分をグローバル化しなければならないのか」
WHAT 「グローバル人材の能力要素は何か」
HOW「その能力をどのように身に付けていくのか」
をワークを通じて学んでいきます。
この中で最も重要なのはWHYの腹落ちです。「会社に言われているから」ではなく、なぜ自分自身にとって、グローバル、そしてデジタル型に変革するのが重要なのかを理解していることです。
デジタルディスラプションが加速する不確実な今の時代、グローバル・デジタルの波は一気にやってきます。そういった時代に生き残ることができるのは「変化に適応できた者」なのです。ただ目の前の仕事を真面目に一生懸命こなしていくのではなく、自分で自分を高めつづけ、変化に適応していかねばならないのです。それがわかればスキルはすべてトレーナブル、つまり訓練可能なのです。
③忙しいビジネスパーソンでも学習を習慣化できる「右脳型英語学習法」
パーソナル・グローバリゼーションでは、「英語」はグローバル人材になるための要素の1つとしてご紹介します。英語=グローバル人材そのもの、ではありませんが、グローバル人材のツールとして、成果を出すための伝える力として英語力は重要な要素でもあります。しかし、毎日忙しい日々の中で英語力を鍛えるためにはどうしたらよいのでしょうか?よく、英語学習のお悩みで寄せられるのは以下のようなお声です。
① 一時期英語学習をやったけれど、続かなかった
② 忙しくて英語を勉強する余裕がない
③ いくら勉強しても効果が出ない
こうした英語学習のお困りごとにズバッとお答えし、
忙しいビジネスパーソンでも、自分にあったやり方で楽しく継続できる実践的な英語学習方法を習得するためのプログラムとして、右脳型英語学習法をご紹介しました。右脳型英語学習法セミナー詳細はこちらにも掲載しています。
当社代表の福田が講師を務めている本セミナー。ちょうどこの日の前日、あるお客様で実施したオンラインセミナーは、一度に350人の方に受講いただきました。通常選抜人材向けに実施することの多い本セミナーですが、オンラインになったことで広い機会提供ができるようになったのです。350人規模ながらチャットなどを活用することで、積極的にセッションにご参加いただくことができました。また、最近ではお客様からのご要望をいただき、e-Learningも開発。時代のニーズに合わせた形で、スキマ時間を活用し、より多くの皆様にご提供できるような体制となってきています。
④世界中のどんな人とも協働できる人材になるために
変化の激しい不確実な時代。DXの加速や、ディスラプターが市場を席捲していく今、グローバル・デジタルは一気にやってきます。その中でも市場で生き残っていくためにも「世界中どこにいても、成果創出ができる」人材であるために、自らを高め続けることが重要なのではないでしょうか。
ご参加いただいた方からは「まだまだ自分を高め続けなければいけない、という高い意識を持った人は少ない。まずは自社人材をそういった形に変えて置いていかれないようにしたい。」とのお言葉もいただきました。ご参加いただいた皆様、ありがとうございました。
▼参考
各セミナーは新入社員~次期リーダー候補の選抜研修まで、幅広い層を対象としてご導入いただき、以下のようなお声を頂戴しています。
『パーソナル・グローバリゼーション』
「『世界と働く』という事のイメージが大きく変わった。
企業のグローバル化、個人のグローバル化が進んでいる世の中になっている事を構造的に理解し、焦りと将来に対する希望が湧いてきた」
(メーカー 22歳 女性)
「このセミナーを受講し、役員の発しているメッセージの意味がようやく理解できた気がする。部署内の他のメンバーにも『グローバル化』とは何か、
そして『自分事』として『グローバル化』を捉える必要がある事を伝えたいと思う。講師の『45歳になってからも変われる』というメッセージに非常に勇気づけられた」(電気 45歳 男性)
【右脳型英語学習法】
「福田講師のプログラムは、今日から実践できるので、やる気がでた。
『Tipping Point』の話を聞いて、私もそのPointまでは頑張ってみようかと思った。 朝30分、隙間時間+帰宅後で30分を目標に頑張って英語の勉強をしていきたい」(20代 女性 技術系新入社員)
「今回選抜されたことを前向きにとらえ、チャンスと思って取り組んでいきたいと思います。 ゴールイメージを明確にし、日々楽しく学習する工夫を模索しながら進めていきたいと思います。」(30代 男性 管理職)
- 経営戦略・経営管理
- キャリア開発
- グローバル
- リーダーシップ
- コミュニケーション
「グローバル&自立型人材育成」をミッションとし、プログラムの企画・開発・コーディネートを手掛け、講師としても活躍!
海外のトップビジネススクール(HBS・LBS・IMD等)、国内外のトップトレーナー(HRDコンサルタント、コミュニケーション・異文化・語学スペシャリスト等)との協働で、400社以上の企業向け人材育成に携わっている。
福田 聡子(フクダ サトコ) グローバル・エデュケーションアンドトレーニング・コンサルタンツ株式会社 代表取締役社長
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