無料会員登録

日本の人事部への登録は45秒で完了!
※登録内容はマイページで確認・変更できます。

※「@jinjibu.jp」からのメールが受信できるようにしてください。

既に会員の方はこちら

または各SNSで登録

日本の人事部があなたの許可無く投稿することはありません

既に会員の方は
こちらからログイン

ログイン

無料会員登録

不正な操作が行われました。
お手数ですが再度操作を行ってください。

会員登録完了・ログイン

ありがとうございます。会員登録が完了しました。
メールにてお送りしたパスワードでログインし、
引続きコンテンツをお楽しみください。

無料会員登録

不正な操作が行われました。
お手数ですが再度操作を行ってください。

会員登録完了・自動ログイン

会員登録とログインが完了しました。
引続きコンテンツをご利用ください。

マイページ

会員登録済み


選択したSNSアカウントは既に会員登録済みです。

第132回G研報告『ハーバードBSがトップな理由』

7月21日、

第132回G研 『ハーバード ビジネススクールは何故トップを走り続けられるのか?』

を開催した。

 

 今回はハーバードビジネススクール(HBS)から

エグゼクティブ・エデュケーション ディレクターのPhilippe Labrousse氏、

日本リサーチ・センター長の佐藤信雄氏、

そして導入事例として日本を代表する飲料水メーカーの研修ご担当者様に登壇いただいた。

 

 冒頭、私から「エグゼクティブ・エデュケーション」が何故今注目されているのか、

またその効果的な活用方法について主に以下4点をご紹介した。

・ エグゼクティブ・マネージャー育成の種類

・ 人選と人材プール

・ 人選後の準備

・ エグゼクティブ・エデュケーション参加に必要な事前研修

 

 私自身、ボストン本校での3日間の人事向けのコースを受講した経験がある。

たった3日間であっても多国籍異業種のエグゼクティブとのケースメソッドの体験を通して、

なぜ日本企業から派遣されるエグゼクティブがコースに積極的に参加できないのかがよく理解できた。

まとめると以下の3点が挙げられる。

 

 1 英語力が不十分だとケースの予習が十分にできない。

1日3ケースでありそれ以外に参考図書まで読むというのもある。

ネイティブでも厳しい量である。

1日3ケースをストレスなく読むのに十分な英語力はどれくらいかというと

TOEICでは最低900というところだろう。


 2 多国籍英語が飛び交い普段から慣れていない日本人には、

瞬間的にアメリカ・インド・中国・ヨーロッパ・中東英語などの聞き取りにくい英語にスイッチ切り替えができない。


 3 何か発言するとすぐに反論や意見が浴びせかけられる。

これは日本人的「空気を読みながら意見を言う」 という文化に浸ってきた我々には慣れるまで時間がかかる。

ディベートを小学校から学んでたり、

意見を言わない人は能力がないという教育をされている人たちのマインドセットとスキルは

ケースメソッドと相性がいいが、日本人はほぼ真逆である。

 

 ということで参加してからの課題はあるのだが、

国内で活躍し魅力的な幹部をこのプログラムに送り込むことは「良い投資なのであろうか?」

という疑問が日本企業の中にある。

 

 できれば上記3点の課題をなくしてからの参加に越したことはないが、

そんなことを言っていると大手企業でも10人派遣したらもう候補者がいないということになるのが悩ましいところである(もちろん事前対策コースはある)。

 

 私はエグゼクティブプログラム経験者数十名に帰国後インタビューしてきているが、

その感触は投資としては成功していると考えている。

なぜなら、プログラムを通して、いくら本を読んでもわからなかった

「リーダーの本質」「自分は何者なのか」「ダイバーシティとイノベーションの重要さ」など

経営者やマネージャーとしての基本がアップデートされ腹落ちする経験をしてきたと語る人がほとんどだからである。

 

 エグゼクティブプログラムに派遣することは目的ではなく

グローバルリーダー育成の手段の一つでしかないのであるが、

もし皆さんの会社に派遣準備ができている人材が枯渇しているとしたら、

すなわちグローバルビジネス成功への黄信号がというサインかもしれない。

 

 某メーカ―の事業部長曰く

「選抜されたときは気が遠くなるほどいやだったが、結果として人生で最高の経験だった!

もしこの経験なしで現法社長をやっていたらとんでもなく部下に迷惑をかけ自分もつぶれていたかもしれない。。」

 


 続いて佐藤氏とPhilippe から、「HBSが重視していること」

「エグゼクティブ・エデュケーションに次世代リーダーを派遣する価値」

 についてお話いただいた。

 

 ビジネスにおいて、「確実」ということはありえないし、決まった正解もないことが大半である。

リーダーはVUCAワールド
(Volatility,Uncertainty,Complexity,Ambiguityの略:ビジネスの世界では、企業を取り巻く市場環境が不安定で不確実、かつ複雑で曖昧模糊な混沌とした状況) 

の中で物事を常に判断し、決断しなければならない。

 

 HBSのエグゼクティブ・エデュケーションでは、

そう言った状況の中でリーダーがどのようにストラテジーを実行するのか?

最新のケースにふんだんに触れ、各国の参加者とのディスカッションを通じて学び合い、

臨機応変な人材を育成することを重視している。

 

 また、佐藤氏によると日本人が抱える課題の傾向としては大きく2点あるという。

一つは、最初に自分が発言した意見を変えることに抵抗があることだ。

自分の信用を懸念し、本当は意見を変える必要がある局面で撤回ができない傾向がある。

 

 もう一つは、経営者が陥りがちな一つのある分野には精通しているが、

他の分野に関する知見が足らず、分野ごとの関わりを統合できないことである。

当然、経営者であればたとえ浅くとも全ての分野で議論を交わせる能力が求められてくる。

 

 尚、カスタマイズプログラムでは、これらの課題に対して深くアプローチすることができ、

自分の意見を自信を持って撤回し、各分野の関連性を把握、

統合し自己の中に判断基準を作ることが可能になる。

ここ数年日本企業からの参加も増加傾向にある。

 

 そして今回は、実際にHBSのAMPプログラムに自社のリーダーを派遣されたA社のご担当者様にもご登壇いただいた。

 AMPへの参加を通じ、

 1) Cooperate-協力

 2) Society-社会にいかに貢献するか

 3) Family-仕事と自分個人の生活をどう調和させるか

 が最も伝えたかったことではないだろうかとのことだ。

 

 日本人は1)のCooperateに偏りがちであることに気づかれたと同時に、

「英語とファイナンスはグローバル市場で活躍する上での入場券である」 とおっしゃっていた点が印象的である。

また、派遣にあたって社内でも大きな変化があったようだ。

10名の社員を選び、前年のHBSのケースを取り寄せ、

約40のケースサマリーを作成、ブリーフィングを行ったというから驚きだ。

自社のリーダーが社員を巻き込んでこのプロジェクトに臨んだことで

明らかに組織に大きなインパクトを与え、自社も世界で戦っていけると再認識されていた。

 

 ダイバーシティの中で各国の価値観や個人の主張から新たな知を得て、

自社のストラテジーに活かす思考パターンを身につけられる最高の教育がHBSにはあるということに、

改めて多くの日本企業の次世代リーダーにご経験いただきたいと感じる。

同時に、何度聞いても大きな学びがあるのが、さすが世界の最先端を行くHBSの魅力である。

  • 経営戦略・経営管理
  • キャリア開発
  • グローバル
  • リーダーシップ
  • コミュニケーション

「グローバル&自立型人材育成」をミッションとし、プログラムの企画・開発・コーディネートを手掛け、講師としても活躍!

海外のトップビジネススクール(HBS・LBS・IMD等)、国内外のトップトレーナー(HRDコンサルタント、コミュニケーション・異文化・語学スペシャリスト等)との協働で、400社以上の企業向け人材育成に携わっている。

福田 聡子(フクダ サトコ) グローバル・エデュケーションアンドトレーニング・コンサルタンツ株式会社 代表取締役社長

福田 聡子
対応エリア 全国
所在地 渋谷区

このプロフェッショナルのコラム(テーマ)

この記事をオススメ

あなたのオススメとして、ニックネーム、業種、所在地(都道府県まで)が公開されます。
※コメント入力は任意です。

オススメ
コメント
(任意)
■コメント投稿に関するご注意
以下に定めるご注意をご承諾の上、コメントを投稿してください。

1.
記載されている記事や回答の内容に関係のないコメントは、ご遠慮ください。
2.
以下の内容を含んだコメントの投稿を禁止します。『日本の人事部』事務局が禁止行為に該当すると判断した場合には、投稿者に通知することなく、コメントを削除または修正することもございます。予めご了承ください。
・第三者の名誉または信用を毀損するもの
・第三者を誹謗・中傷するもの
・第三者の名誉、信用、プライバシーを侵害するもの
・第三者の著作権等の知的財産権を侵害するもの
・第三者の権利または利益を侵害するもの
・公序良俗に反する内容を含んだもの
・政治活動、宗教、思想に関する記載があるもの
・法令に違反する、または違反のおそれがある記載のあるもの
・差別につながるもの
・事実に反する情報を記載するもの
・営利目的の宣伝・広告を含んだもの
・その他、内容が不適切と判断されるもの
3.
氏名・住所・電話番号などの個人情報を記載すると、トラブルに繋がる可能性があります。絶対に記載することのないよう、ご注意ください。
4.
掲載されたコメントにより発生したトラブルに関しては、いかなる場合も『日本の人事部』事務局では責任を負いかねますので、ご了承ください。
5.
ご投稿いただきましたコメントは、『日本の人事部』や、当社が運営するウェブサイト、発行物(メールマガジン、印刷物)などに転載させていただく場合がございますので、ご了承下さい。

コメントを書く

あなたのオススメとして、ニックネーム、業種、所在地(都道府県まで)が公開されます。

コメント
■コメント投稿に関するご注意
以下に定めるご注意をご承諾の上、コメントを投稿してください。

1.
記載されている記事や回答の内容に関係のないコメントは、ご遠慮ください。
2.
以下の内容を含んだコメントの投稿を禁止します。『日本の人事部』事務局が禁止行為に該当すると判断した場合には、投稿者に通知することなく、コメントを削除または修正することもございます。予めご了承ください。
・第三者の名誉または信用を毀損するもの
・第三者を誹謗・中傷するもの
・第三者の名誉、信用、プライバシーを侵害するもの
・第三者の著作権等の知的財産権を侵害するもの
・第三者の権利または利益を侵害するもの
・公序良俗に反する内容を含んだもの
・政治活動、宗教、思想に関する記載があるもの
・法令に違反する、または違反のおそれがある記載のあるもの
・差別につながるもの
・事実に反する情報を記載するもの
・営利目的の宣伝・広告を含んだもの
・その他、内容が不適切と判断されるもの
3.
氏名・住所・電話番号などの個人情報を記載すると、トラブルに繋がる可能性があります。絶対に記載することのないよう、ご注意ください。
4.
掲載されたコメントにより発生したトラブルに関しては、いかなる場合も『日本の人事部』事務局では責任を負いかねますので、ご了承ください。
5.
ご投稿いただきましたコメントは、『日本の人事部』や、当社が運営するウェブサイト、発行物(メールマガジン、印刷物)などに転載させていただく場合がございますので、ご了承下さい。

問題を報告

ご報告ありがとうございます。
『日本の人事部』事務局にて内容を確認させていただきます。

報告内容
問題点

【ご注意】
・このご報告に、事務局から個別にご返信することはありません。
・ご報告いただいた内容が、弊社以外の第三者に伝わることはありません。
・ご報告をいただいても、対応を行わない場合もございます。

プロフェッショナルコラム

会社とメンバーの思いを繋ぎ、チーム成果を高めるリーダーの役割

細木聡子(株式会社リノパートナーズ代表取締役/技術系ダイバーシティ経営コンサルタント/(公財)21世紀職業財団客員講師/中小企業診断士)

今回は、 「会社とメンバーの思いをつなぎ、 チーム成果を高めるリーダーの役割」 について一緒に考えていきたいと思います。...

2024/11/26 ID:CA-0005735 リーダーの心得