ホウ・レン・ソウはもらうのではなく取りに行くもの?!
管理者向けの研修をしていると、よく伺うお悩みとして
なかなかホウ(報告)・レン(連絡)・ソウ(相談)をしれくれない
というのがあります。
注意はするけど、なかなか改善の兆しが見られない・・・
やる気がないのだろうか?と思い悩む方も少なくないかもしれません。
ではなぜ部下は報告・連絡・相談やらないのでしょう?
やる気がない?
物覚えがわるいから・・・?
少しだけ、部下の方に歩み寄って考えてみませんか?
実は報告・連絡・相談がとても難しく、どうやればいいのかわからないからです。
そもそも、多くの部下は、どういうタイミングでどういう情報を報告すべきかわかりません。仮にどういう情報を報告すべきか分かったとしても、
◆上司が忙しそうだ、後での方がよいのだろうか
◆短い時間で端的に内容を伝えなければ
◆悪い報告だし、言いにくいな・・・
など難しいことだらけです。
「そんなの、社会人なんだから、当たり前だろ!」
なんて、お叱りを受けてしまうかもしれませんが 笑
ホウ・レン・ソウをしない(できない)部下は、本当は上司のことをよく考えてくれている方なのかもしれません。
部下とって最も難しいのは、ホウ・レン・ソウのタイミングを取ることです。
ただでさえ忙しい上司の時間を取るのは非常に勇気のいる行動です。
特に悪いニュースを報告するときには、もっと勇気がいるでしょう。
報告を待つだけではなく、自分から積極的に時間を取ってみるというのもいいかもしれませんね。
このひと手間を加えることで、自分から部下のために時間を作ること自体が、
「あなたは組織の大事な一員だ。あなたの成長を望んでいる」というメッセージを送ることになるからです。
そうした上司の意図が伝われば、部下の安心感が増し、信頼関係を築くきっかけになります。
忙しいからこそ、敢えてひと手間をとってみることで、新しい見解が手に入るかもしれません。
人事コンサルタント
金森秀晃
- 人事考課・目標管理
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- プレゼンテーション
人事コンサルタント。1級キャリア・コンサルティング技能士。「飛躍シナジー理論」に基づく、わかりやすく、修正しやすい人事システムを提供します。
医療・介護・薬局業界を中心に研修・人事評価制度の構築を行い、導入実績は500法人を超える。年間300件以上の研修を実施、リピート率は脅威の91.7%。被評価者納得度90%以上を誇るZACの人事システムは、延べにして370件以上が導入。
金森 秀晃(カナモリ ヒデアキ) 株式会社ZAC 代表取締役社長
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